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19891113 遠ざかる大丈夫

カルヴィーノの本の中身は実際に読んでみるまでまったくわからない 『遠ざかる家』 実際の題名は「建築投機」 La speculazione edilizia であるが のカルヴィーノは『木のぼり男爵』の彼でも『レ・コスミコミケ』の彼でも『マルコヴァルドさんの四季』の彼でも『イタリア民話集』の彼でもない スタイルにこだわらないことがスタイルになっているらしい 気高さと猥雑さが渾然一体となったフェリーニの映画を思い出してもいい 鼻っぱしらの強い(つもり)の田舎者の敗北や挫折という主題は田原に何故か痛い
 『遠ざかる家』 イタノ・カルヴィーノ 和田忠彦訳 訳者あとがきに「知性のペシミズムと意志のオプティミズム」というカルヴィーノの言葉を発見する また「語り口を固定しないことによって視点の自由を確保することこそが、すぐれて自由な表現者へのひとつの道であることをカルヴィーノは知っている。」と和田氏は書いている 納得する



   * [遠ざかる家] イタロ・カルヴィーノ 和田忠彦 訳

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