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19891125 ファーブル 大丈夫と暮らして

チェコ保守派ヤケシュ書記長退陣 ウルバーネク(?)とかいう四十代の若い書記長が登場 が国民は民主化推進に懐疑的 中国ではトウショウヘイがある席でゴルビーや東欧の民主化はマルクス=レーニン主義に反していると批判したという噂 香港の英字新聞が情報源だそうだから本当かどうか ファーブルの言葉「百年か二百年たったら、物知りのほかは、フランス革命のはじまりのバスチーユの占領など、大して問題にしなくなるのではなかろうか。わかったものではない。その時分になれば、また人間もちがったよろ
 『ファーブル 昆虫と暮らして』 ファーブル 林達夫編訳 こび、ちがったなやみがあることだろう。/もっとさきのことを考えてみよう。人間は進歩に進歩をかさねていくうちに、自分ののつくった文明と言われるものの洪水のために、いつかおぼれ死にさせられる日が来るのではないかと、思われてならない。自分だけが、えらい神さまだと思っている人間たちは、動物たちが、長く生きながらえるようなてだてを、考えてやるひまも持っていない。しかし、人間がやがてほろんでしまったときでも、あの小さなヒキガエルは、ヤブキリ、コノハズク、などといっしょに、そのお念仏をあいかわらずとなえていることだろう。この動物たちは、われわれ人間が、この地球上にあらわれる前から、うたっていたのだ。われわれがほろんでしまったあとも、ゆるぎない太陽の焼けつくような光をほめたたえて、歌をうたいつづけるだろう。」 林達夫氏の「まえがき」から「ファーブルのくわしい伝記『ファーブルの一生――科学の詩人』を書いたルグロという人は、ファーブルはあまり見事なペンで自分自身を語っているので、それをそのまま伝える以外にまったく手がない、となげいているが、この本を読んだ人はみなそのことばに同感であろう。ところで、人類の知識の進歩に大きく寄与したすぐれた科学者の伝記のなかには、いつも何かしら教訓になり模範になり励みになるものがあるが、『ファーブル 昆虫と暮らして』が諸君の心の糸にひびかせるものはなんだろう。わたしははじめ、この本から諸君が汲みとるべき数々のヒントを書こうと思っていたが、よく考えてみるとそれは、ファーブルの精神――諸君がそれを学んでほしいとわたしが切に望んでいる――その精神に反するおろかな企てであることがわかった。「自得」(自分でさんざん苦労し、工夫してさとること)が、知識への道では何よりも大事なことだ。」



   * [ファーブル 昆虫と暮らして] ファーブル 林達夫編訳

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