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19961024 テリー伊藤『お笑い大蔵省極秘情報』

テリー伊藤『お笑い大蔵省極秘情報』  「ポルケ・ブック・レビュー http://www.booxbox.com/porque/」 より

 17日、テリー伊藤 (1949- )著 『お笑い大蔵省極秘情報』 (飛鳥新社 1996)を読み終えました。

 知る~ 久米さん通信(三十六話に転載)で知りました。期待大です。

 買う~ 大阪は南森町「西日本書店」(二十六話に登場。中島らもガダラの豚』 全三冊の第三巻を一冊だけ置いてあった店。その後第二巻二冊になり、現在第二巻が一冊。わけわからん。チェックを入れ続ける奴も変)で。探しても見つからず、はっきりした題名も忘れて、店員さんに「テリー伊藤の大蔵省の」と言ったらそれだけで通じ、位置決めされてるらしくさっさと取ってきてくれる。残っていた一冊も昨日はもうありませんでした。売れてるようです。

 その日------- 朝の通勤電車で『牧野富太郎―私は草木の精である』 (四十六話)を読み終え、内蒙古の人チムク(三十七話)に再会しに行く電車の中で「大蔵省」を読み、チムクに「再見」を言って(四十三話)、帰りの電車で「大蔵省」を読む。頭がくらくらするう。「清廉潔白・純真素朴・お茶目の人」牧野さん本を読んだあとだっただけに、大蔵エリート官僚さんの発言に疲労を覚える。

 帯------- カット&ペーストでどうぞこのままコンテンツに。

「お笑い大蔵省極秘情報」
帯惹句
(表)仰天スクープ 「国民はアホだ!」発言までとび出した 大蔵官僚からの反撃
金融庁構想は大歓迎、大蔵省のほくそ笑み消費税は30%ダァ!大蔵官僚だけが握る橋龍・小沢の致命傷主計局残業青天井のカラクリ銀座豪遊は「やれる店」だけで噂の天下り巨額退職金を獲得する方法・・・大蔵官僚の本音情報全掲載
(裏)人間大蔵官僚の生活と意見
●明治、日大卒ではせいぜいお茶くみ
●ただのガリ勉程度は建設省どまり、一番冴えない役所は農林水産省
●われわれ大蔵省をなくそうと思ったら、あと300年かかる
●田中真紀子はすごく利用しがいのある女だ
●お茶大はいや、比較的いいのがやっぱり東女、
津田塾はできれば学生時代で終わりたい
●人間は弱い、それを知りつくしているのが
われわれのような真のエリートなのだ
●われわれはベッドの上でも常に目的から自由になれない・・・・

 大蔵官僚発言要約------- エリート中のエリート大蔵省主計局のわれわれこそがわれわれだけが、日本を正しく導いてやっているのだ。
 たまにはまずいこともあるが、それはアホな国民と政治家の責任。
 元祖天才大蔵官僚のぼくだからぼくなのだ(「天才バカボン」の節で。ちょっと字余りですが)。

 テリー伊藤氏------- 偉い。人を馬鹿にすることになれている官僚さんを、馬鹿にされてるふりして、完全に最初から馬鹿にしている。テリー伊藤氏の「柔らかな知性」の勝利。大蔵官僚さんは、何かあったら査察だって入れちゃうんだぞ発言で、テリー伊藤氏がびびるとでも思ったのでしょうか。「テリー伊藤、暴露本がもと査察入る!!」。テリーさんの思うつぼでしょう。

 政治家------- 官僚に完全になめられているらしい。
 国民はその政治家に完全になめられている。

  選挙------- それでも私は選挙に行きました。

 「お笑いその後の大蔵官僚」として、発言を「対談形式のままで全文掲載」(「はじめに」)されてしまった大蔵官僚たちのその後を、テリー伊藤氏に本にして欲しいですね。
 登場大蔵官僚さんたちは、その後何事もなく職場復帰しているのでしょうか?



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