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19970306 池澤夏樹 『読書癖2』

池澤夏樹 『読書癖2』
 「ポルケ・ブック・レビュー http://www.booxbox.com/porque/」より

 3月3日、『読書癖2』(池澤夏樹、みすず書房)を読みました。

   *

 私の『読書癖』2冊は、家から歩いて20分ほどのところにある「天牛書店」で、それなりの値段で手に入れた古本です。前回のように本の値段をうんぬんする資格なしですね、ははは。
 普通、ある作家のファンの人なら、その作家の本は古本屋に売らないと思うのですが、私の『読書癖』の前の持ち主は、掟やぶりかそれとも金によっぽど困っていたものか、相当な池澤ファンでありながらその本を手放したものらしいのです。
 『読書癖1』にはしおりがわりに、おそらく何かの雑誌の切り抜きでしょう「私の好きな恋愛小説-池澤夏樹 「結婚しようアップダイク/著」という文章と、真っ赤な地に白い文字で「SWING 10 CIGARS SWEET MANGO MADE IN HOLLAND」と書かれた煙草のパッケージを展開して一枚の紙にしたものが、『読書癖2』には、新聞(紙名不明。労組の記事が多いが・・・)の切り抜き、「土曜インタヴュー 池澤夏樹さん 困難超えて育む愛の確かさ」という見出しで、池澤さん初めての恋愛小説、とそこには書いてある、『タマリンドの木』(文芸春秋)を紹介した記事が、それぞれ挟まっていました。
 好きだからこそ本(しつこいようですが、定価は高い)を買い、切り抜きまでして情報収集していたのに。
 それにしても、こんなものを挟んだまま売るほうも売るほうだが、それをそのまま買ってそのまま売りにだすほうもだすほうだ。
 と思いつつ、いろいろ思いをめぐらせられて、面白かったです。オランダ産らしい「SWING」という煙草、「MANGO」の味なのでしょうか。謎です。

 で、次に私がとるべき行動を考えました。
 まず、この同報は、インターネットの私のホームページで近日中に公開されます。URLは「http://www.asahi-net.or.jp/~............」になるでしょう。
 で、その公開後、雑誌新聞の切り抜きと外国煙草のパッケージもそのままに、「この本そのものに関する文章をお読みになりたい方は・・・」として上のURLと私のNIFTY ID 「.......」を書いた紙を、新参しおりとして本に挟んで、天牛書店に売りに行くのです。『読書癖』の逆襲とでも申しましょうか。こういうとき、みすず書房の本は邪険な値を付けられないですむという利点があるわけです。
 それはともかく、私は待ちます。
 そしてある日、池澤ネタのE-mailが届いて・・・・。
 さあどうなるか、続きは、URL:http://www.asahi-net.or.jp/~.............で。
 というのでも作らないといけませんね。

 閑話休題。
 前回に続いて、『読書癖』の中から、池澤さんと共通する読書体験本を抜き出してみます。

○『木のぼり男爵』 イタロ・カルヴィーノ(1923-1985)
○『まっぷたつの子爵』 イタロ・カルヴィーノ
 池澤さんは、上記二つとあわせて三部作をなす、『不在の騎士』を紹介されています。

○『アラビアのロレンス』 ロバート・グレーヴス 平凡社東洋文庫5
○『知恵の七柱』 T.E.ロレンス(1888-1935) 平凡社東洋文庫
 平凡社東洋文庫を紹介した文中で。私、ロレンスのファンです。

○『羊をめぐる冒険』 村上春樹(1949- )
 おそらく10回は読んでいる。

○『アメリカの鱒釣り』 リチャード・ブローティガン 晶文社
 ブローティガンの処女作。この一作目が素晴しすぎて、結果尻すぼみの一生になってしまった感も。

○『AKIRA大友克洋
○『童夢』 大友克洋
 日本の海外輸出品目。

○『ゲバラ日記』 チェ・ゲバラ(1928-1967)
 池澤さんは角川文庫版、私はみすず書房版(今は一の宮の岩井さん所有)、を読んだようです。

○『ナマコの眼』 鶴見良行(1926-1994) ちくま学芸文庫
 池澤さん、べたぼめ。利尻島も出てくるし、私ももう一度読みたい。

○『精神と物質』 立花隆(1940- )・利根川進
 前々回より同報に参加されている塩谷さん@大阪市立大大学院から長いこと借りていた本。ついこないだお返ししたばかり。塩谷さん、ありがとうございました。

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 『読書癖2』 池澤夏樹(1945- ) 1991 みすず書房

 『結婚しよう』 アップダイク
  読んでないなあ
 『タマリンドの木』池澤夏樹(1945- )
  これも読んでない
  ちなみに新聞の切り抜きは1991年末頃のもののようです

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