20010602 利尻にて
* [利尻・礼文自然観察ガイド] 杣田美野里・宮本誠一郎・佐藤雅彦
利尻島・仙法志御崎の実家。
晴れる。利尻山山頂も見えた。
午前、娘と浜辺を散歩。
半世紀以上、田原家の労働と生活の場だった浜が今、和人がやってくる前の状態に静かに戻ろうとしている。
娘、無心に貝殻拾い。
午後、いとこ(女)の結婚式場に。
双方、利尻生まれの利尻育ち。これからも利尻で生きていくのだろう。
披露宴に参加。二百人を超える参加者。ちょっとびっくり。若い二人なので、発起人たちも元気よい。
島に残る若者は、基幹産業である漁業に就くものはほとんどいないようで、どの子を見てもいまどき(しゃべるとなまりがでるが)。マスメディアの力が極北の僻村にまで及んでいることをいまさらながら確認。
公務員志向も強いみたい。さて、人口がどんどん減っていった先、公務員さんたちはどうするのやら。
食べ残し。都会のカラスも飽食しているらしいが、利尻のカラスも負けていないだろうな、と思う。高いコストで離島まで運びこんだ食物を惜しむことなく生ゴミにする。
二十一世紀も当分飢えて死ぬ人間がなくなることはないだろう。
娘は、いとこのウェディングドレス姿に夢中。六歳にして、結婚式がある種人生の一大イベントであることをわかっているらしく(まあ、お祭の一種として捉えているんだろう)、今回の利尻行を楽しみにしていた。
食べ物を大切に、なんて、教えようもないな。「変革」しなきゃ。
コンフェデレーションカップ、そんなわけで見られず。対カメルーン戦。
日本にとって素晴らしい試合だったらしいのだが。
披露宴終了後、親族の二次会(利尻島独特の風習らしい)に参加(することに)。
娘、寝てしまう。
オール演歌のカラオケを二十曲近く聞く。
すごい体験(笑)だった。
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