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20020918 たとえば

 午前、野幌森林公園、散歩。

 昨日から、新ホームページ用テキストを制作中。
 たとえば。

タルバガンの「TAIGAM」を作った直後(もしかしたら作っている最中?笑)から、長根あきさんのソロCDを作ってみたいと思うようになりました。長根さんがムックリで参加したタルバガンの楽曲「ウタリ・オプン・パレワ/私のホムス」の印象が鮮烈であったのはもちろん、ムックリを手にしたときの長根さんの佇まいが悪くない、と思ったからでもありました。

   [Mon-o-lah」 長根あき Audio CD 2625円 (tax in)

しかし、長根さんのCD「モノラー(Mon-o-lah)」が世に出るまで、それから二年以上かかりました。目の前に、新田昌弘という「旬」の才能が現れて、彼のCDを作ることを優先事項としたからです。今になってみると、その選択は間違っていなかったと思えます。
僕の立場としては、コンテンツを完成させるまでの細々として障壁を低いものにしていく術を、新田君のCDを作る過程で学べたこと、そして長根さんが、二年という年月のなかで、「和人」がアイヌ民族の楽器を演奏することの意味を、熟考してくれたこと、その二つが、よい結果をもたらしたと言えるでしょう。

長根さんのムックリは極めて技巧的です。どの音も彼女の探求の結果生まれたもので、他の追従を許さないと言っていいでしょう。しかもその裏打ちとして、異民族の楽器を演奏することの意味を考えた果ての「深み」がある。長根あきという人間の「物の考え方」が、ムックリという一見頼りなげな楽器(華奢で小柄な長根さんとの対照!)を通して、聞く者に届いてくる。

アンサンブル曲の録音に入ったのが、2002年9月11日。そうあの同時多発テロの日。
札幌市南区の芸術の森「アトリエ」で、EPOさん、渡辺亮さんと合宿をし、夜、外からの電話で、あの事件の一報を聞いて。
世の中が騒然としていたであろうその後の二日間、「モノラー(Mon-o-lah)」の静謐だけれども揺るぎない(まさに「母なる大地」=「モノラー(Mon-o-lah)」)音楽世界は生まれたのでした。

 午後、WebONEでその新ホームページに関しての打合わせ。

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