20040215 「シャドウズ・アンド・ライツ」裏話「山へ行こう!」編
谷本光 http://www.hikaru-tanimoto.com DVD「シャドウズ・アンド・ライツ」 http://www.booxbox.com/catalog.htm 制作秘話です。
では、2003年9月大雪山系旭岳で撮影された、「山へ行こう!」のミュージック・クリップ映像のメイキングストーリーから。
谷本光、といえば「山へ行こう!」でしょう。「山へ行こう!」の映像なら、やはり山へ行かないとダメでしょう。北海道で山に行くんなら、とりあえず最高峰・旭岳でしょう。
というプロデューサー田原の「ベタ」なアイディアで、谷本光は、あの格好で、ギターを背負って、旭岳山頂に立つことになったのでした。
そして、旭岳なら、秋の紅葉でしょう。ということで、9月。
9月3日、旭岳にロケハン。なんでわしが登らにゃならんのじゃー、と頭から湯気を立てているのは、映像監督の早川渉氏。 その右の半身(ごめんよ切れちまった)の女性は、谷本光に「あの格好」をさせたスタイリストの橋場綾子さん。彼女はなかなかのクライマーなので、大変有用なアドバイスをたくさんいただきました。ありがとう。
この日、午前三時半、札幌・ICC http://www.icc-jp.com/発。早川監督、橋場さん、カメラマンの品田さん。午前六時、ロープウェイ駅、到着。
早川監督は、山頂を目指しつつ、来たるべき本撮影に備え、てきぱきと、撮影場所・フレームワーク・場面設定を決めていきます。
山頂近くの通称「金庫岩」。 ちかくには、「ニセ金庫岩」もあります(ホントだよ)。 さらにその近くには「金庫モドキ」「金庫ダマシ」「ウラ金庫」「サカサ金庫」「金庫ンカン」等々が続きます(ウソだよ)。
山頂。標高海抜2290メートル。涼しいというより寒い。橋場さんの入れてくれた暖かい飲物がおいしかった。
満足げ。8月の利尻山に続き、山頂に立つ、プロデューサーT。仕事にかこつけた「趣味の登山」ではなかったのか、という疑惑もささやかれている。
下山。
午後、旭岳温泉。さらに下山し、旭川でラーメン。
午後五時、札幌・ICC着。
さて撮影本番、9月24日。
紅葉の見頃を考えて、もうちょっと早い期日で撮影したかったのですが、スケジュール調整の困難と山の天気の不安定さで、撮影はとうとう、錦秋も終わりに近いこの日行われることに。
午前七時、ロープウェイ駅に全員集合。
まった甲斐がありました。素晴らしい天気。ピーカン。
撮影開始。早川監督は、相変わらず手際よいです。団体の登山客の皆さんの中に、珍撮影団体。
こういう絵が撮れるんだから、そりゃ頑張りますって。
何を考える谷本。何を打ち合わせる早川監督・品田カメラマン。
一番心配だったのは、よい天気が続くかと、谷本くんが本当にギターを持って山頂まで行けるのかだったのですが、ともにクリア。
こんな映像(の一ショット)まで撮れたんですぜ。
DVDを買ってこのシーン、是非見てみてください。谷本くんの足元あたりに亀裂がくっきり・・・。アーティストに「命がけ」の撮影を強いるなんて・・・。
撮影終了午後五時。
パチパチパチ。
あれから四ヵ月、冬の北海道に、ギターを抱いた谷本光が行く錦秋の旭岳・音楽映像が!
もう買って見るしかないでしょう。
谷本光 DVD「シャドウズ・アンド・ライツ」: BTD-B401
税込み価格3150円(本体価格3000円)
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