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20040711 「ショートショート フィルムフェスティバル 2004in北海道」観覧記

 「ショートショート フィルムフェスティバル 2004in北海道」
 年々、来訪者が増えているようで喜ばしい限り。立ち見が出たプログラムもあったらしい。

 田原は、7月9日の「I-C」「I-D」、10日の「フレンチショート」「I-F」「N-A」「ギリシャショート」「I-E」、11日の「I-A」「I-B」という、9プログラムを楽しみました(「I-C」と「フレンチショート」はちょっと遅刻。ちなみに「I」はインターナショナルの頭文字、「N」はナショナルの頭文字)。
 見た総作品数は、74(!)本。

 「I-C」。
 遅刻して、「Like Twenty Impossibles 不可能な事柄」というパレスチナの映画の冒頭部分を見逃したのが残念。

 「I-D」。
 韓国の「The Blanket Area 押し入れ」、怖いです。ノルウェイの映画二本が小粋でした。

 「フレンチショート」。
 「I--」プログラムを見ていても感じることですが、フランスの映画、レベル高いです。「ラスカーニュ」という3Dアニメには音楽の演奏シーンがあり、なんとなかなか見事な「喉歌」がフューチャーされていました。

 「I-F」。
 ベタな話と思いつつも、「Maree(Tides) 絆」に思わずホロリ。ベネチアで捨て子をする、マケドニアから逃げてきたアルバニア人の父親とその子と、その子を何とか救おうとする、ベネチアのイタリア人修道女の話。

 「N-A」。
 カナダ/日本合作の「Before,After」という作品以外は、やはり、日本て平和だよなあ、という印象を抱かせる映画が揃って(しまって)いました。語るに足るテーマを持てない・持たないまま、映画に何か語らせようとするのは無理があるような・・・。力が足りないから、一度、最後まで見て「オチ」を体験してしまうと、二度と見る気がしない。
 どのプログラムももう一度見てみたいけど、この「N-A」はこれきりでけっこうです。

 「ギリシャショート」。
 どの作品もドラマ性が強く、感情に訴えるものがありました。

 「I-E」。
 ここも粒揃いの作品群。

 「I-A」。
 ここもはずれなし。フランスの「頭の無い男」、すばらしいです。ガーナ/アメリカの「Asylum 亡命」、ショッキングです。

 「I-B」。
 このセットは、ニュージーランド、ノルウェイ(全体的にこの国の作品はハズレなし)、アメリカのドキュメンタリー、フィンランドの「平壌ロボガール」あたりが、特に印象に残りました。

 すごいレベル高い作品ばかりです。
 今年、見に行けなかった人は、来年是非どうぞ。

 田原は、歳のせいか、あるいはもともとそういう資質なのか、やはり作者の世界観・社会観・人生観が色濃く出された、リアルな作品が印象に残りました。


 写真は、上映プログラムごとの投票券(背景)とVIPチケット=フリーパス券のポラロイド写真。

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