20040808 利尻島スタジオから 趣味の草刈り機
まずは写真を。
写真左上から右下へ、「く」の字型に「道」がついているのが見える。これは利尻島スタジオのある実家からかつての田原家の船着場に続く道。さらに昔は、高島さんという人が経営する「鰊場」が使用していた道。
今、「使用前」の写真も撮っておけばよかったと後悔しているんだけど、これは草刈り機「使用後」に撮影したもの。
写真右中の小さな入り江(これも実はかつての鰊水揚げに利用された入り江)で拾う利尻産のリシリコンブを、実家近くのコンブ干し場まで持ち運ぶのに、草丈高くては足元が危ないので、草を刈ってくれと母親に頼まれてした作業の結果。
上の写真程度刈ろうが刈るまいが、このような場所では、多湿の国・日本ゆえに、「自然」に対して、ほとんどなんの影響もない。来年はまた草ぼうぼう。
けれども、確かに、保護・保全しなければならない「自然」もどこかにあんだろうなあとは思う。
それを見極める感性は、実は、小さな自然破壊を自ら行いその結果を見ることからしか身につかないのではないか。
という言い訳を胸に、ガソリンを継ぎ足し、なんだか「趣味」の領域に入ってしまった、草刈り作業を再開する。
そうして「道」は、必要以上に整地化され、必要以上に伸びていく。
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