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20041114 マティスの自画像

 午前。
 九時、「新日曜美術館」。

「「色彩は歌う~アンリ・マティスの世界」
 「色彩の革命家」とも「色彩の魔術師」とも呼ばれるアンリ・マティス。自分の理想とする芸術を「疲れをいやす肘掛け椅子」に例えて、生きる喜びや安らぎを感情に訴える純粋な色彩で描きあげた。

 西洋の美術において色彩は現実を再現するための手段でしかなかった。マティスはその役割から色彩を解放し、色彩の豊かな表現力を活かして画家の感覚や感動を表現する手段へと変えていった。フォーヴィスムの色彩の爆発から伸びやかな線と見事に調和した油彩、そして晩年に「切り紙絵」へと至るまで、マティスにとって主役は常に色彩だった。

 現在、国立西洋美術館でマティスの没後50年を記念した大規模な展覧会が行われている。番組ではゲストに中学時代からの大ファンで「マティスは音楽」と言う松任谷由実さんを迎え、名作の数々を前にマティスがもたらした豊かな色彩の世界を堪能する。」
NHKホームページより)
 先月22日、国立西洋美術館でその展覧会を行ってきただけに、印象深くTVを見られた。

 家族で、江別・野幌公民館。講堂に、市内児童の習字作品が張られているというので。

 こんなものも発見。

 子ども達はこれを書いて楽しかったのか?

 江別市情報図書館。
 ミシェル・ベロフの弾くバルトークのピアノ曲集CD(TOCE-3525)、『500の自画像』という美術書、別冊太陽の「日本のこころ80「文楽」」、「101人の古美術 別冊太陽―日本のこころ」を借りる。別冊太陽は、今月末の関西行き準備。『500の自画像』は古今東西の芸術家の自画像を集めたもの。マティスもある。日本人のものは、葛飾北斎藤田嗣治森村泰昌の三作品。「古今東西」と書いたが、「古今」はともかく、「東」の作品はほとんどない、と言っていい。編者が西欧の人らしいのでしょうがないんだろうけど。

 午後。
 北海道大学構内、放送大学学習センター。二時から六時まで。
 『国際関係論』のヴィデオ受講。
 日本の戦後の話を興味深く見て聞いた。
 子どものころは、戦争なんて遠い昔に起きたものだと思っていたが、1958年生まれの自分がこの年(2004年)まで生きてみると、1945年なんて自分の生まれるほんのちょっと前だったんだと最近はよく思う。
 それにしても、小和田恒さんには、是非、回顧録を書いてもらいたい。読んでみたい。

 北大構内を出て、地下鉄北12条駅周辺、「PATAGONIA」「秀岳荘」「ICI石井スポーツ」と山系の店を回り、防寒上着を物色する。やはり今の自分には高価すぎて買えない。
 「ヨドバシカメラ」に寄って、帰宅。

 九時、「NHKスペシャル地球大進化~46億年・人類への旅」(全6回)- 第6集 ヒト 果てしなき冒険者 -」。

 多くの生物と同じように、ヒトも環境変動に影響されてさまざまな種を生み出し、そのなかの一種だけが生き残っていくという過程をたどってきた。チンパンジーの祖先から分かれたあと、ほぼすべての時代で複数のヒト祖先が共存していたことが浮かび上がっている。その総数はじつに20種に及ぶという。種を分化させた環境変動は、アフリカを襲った乾燥化だった。その原因を探ると、大陸衝突によるヒマラヤ形成に行き着く。大気の流れを遮る巨大山脈の誕生によって、モンスーン気候が成立。その影響でアフリカは乾燥化が進んだのだ。

 私たちホモ・サピエンスと、最後まで共存していた人類の仲間がネアンデルタール人だ。およそ3万年前に絶滅したネアンデルタール人は、脳容量だけを比べると、ホモ・サピエンスにまったく遜色がなかった。にもかかわらず、絶滅してしまった。その差は何が生んだのだろう。

 その鍵を握るのが、言語能力である。ネアンデルタール人の喉を復元すると、現代人に比べ声帯の位置が高く気道の体積が狭い。この構造では母音が上手に発音できない。つまり、ネアンデルタール人は、言語を十分に話せないのだ。言語能力はさまざまな経験を次世代に伝える、いわば「第二の遺伝子」ともいうべき能力である。言葉を通じて私たちは知恵を共有し、文明を築いた。この言語能力こそ、私たちを最後にヒトならしめたものだったのだ。

[出 演] 山崎 努
 番組のナビゲート役として出演。海辺など、各集の内容にふさわしい場所に立って、人類へと至る地球46億年の旅をリードしていく。今回は自らネアンデルタール人に変身してナビゲートする。
[音 楽]
 作曲:土井宏紀 (どい・ひろのり) 
 編曲/オーケストレーション:鋒山亘 (ほこやま・わたる)
[ナレーション] 中條誠子アナウンサー
[番組ホームページ] http://www.nhk.or.jp/daishinka/
NHKホームページより)
「世界は一家、人類はみな兄弟」というのは、嘘じゃなかったわけだ。「兄弟は他人の始まり」という諺もあって、兄弟ケンカが一番すさまじいという気もしないでもないが。番組中でも言われていたけど、地球がなくなるまで、生物の進化の歴史(生命誌と呼ぶ人もいる)は続くんだろうということが、おぼろげながら実感できた。

 なにしろ、インプット情報が多過ぎた一日。
 消化しきれない。
 幸せなのか、そうでもないのか。


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