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20050801 ミュージックマガジン・中村とうよう・タルバガン

 『ミュージックマガジン』誌2005年8月号「アルバムレビュー」「ワールド・ミュージック」欄で、中村とうよう さんにタルバガンCD「野遠見」評をいただく。評点「8」は高得点では。

  タルバガンCD「野遠見-のどおみ-」

「この二人組は00年4月号本欄で取り上げた。ホーミーやモンゴル、その向こうのトゥヴァの楽器で特異な音楽をやる日本人だが、ホーミーなんて不自然な発声の嫌いなぼくさえ引きつける魅力があった。今回も同様に、極めて強烈な個性を発揮しながらアダチ・チンドンじゃないけど実にピュア。シベリアの大地を吹く風みたいに自然。」171P

ちなみに、2000年4月号の評は:

「モンゴルやトゥバの楽器とホーミーをやる二人組。途中で日本語の歌が出て来てビックリ。説明を読むと二人は日本人だった。ホーミーは生理的に嫌いだが、外国の伝統音楽の見事な消化に感服。これまで聞いた本場のホーミーより好感の持てる快演だ。」201P

このときも評点「8」。

「極めて強烈な個性を発揮しながら」「実にピュア」というあたりが、特にうれしい。まさしくそういう種類のコンテンツを作りたいと微力ながら思ってきたわけで、中村とうようさんのような手練(耳練というべきか)の聴き手にそう言ってもらえるなら、それ以上のことはない。

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