« 20050801 ミュージックマガジン・中村とうよう・タルバガン | トップページ | 20050803 江別・稚内・利尻島 »

20050802 放送大学大学院・芸術文化政策・三つのトランス理論

   * [民族音楽学 (放送大学教材)] 徳丸吉彦

 夕刻、北海道大学構内で放送大学大学院の単位修得試験。科目は「芸術文化政策Ⅰ 社会における人間と芸術」(徳丸吉彦・利光功)。
そのテキスト96P「三つのトランス理論」という記述が印象に残った。その第一は「転位<」(transposition)、第二が「脈絡変換」(transcontextualisation)、第三が「変形」(transformation)。

これらは、周縁・少数民族の音楽などが、いかにしてもろもろの障壁を「超えて(trans)」生き延びるか、その有り様を概念的に表した言葉で、
少数民族の音楽も、他の民族の音楽との間の相互関係に入れられることによって、次々に転位していることになる」、
宮廷がなくなった後も新しい場(脈絡)の中で演奏される例をひいて
脈絡変換による伝承を認めなければ、多くの音楽(一般に芸術文化)は消滅してしまう」、「鳴り響く音楽が、録音媒体に保存されることも、また、楽譜に採譜されることも、音楽にとっては変形である
というような例示をされた上で、
歴史を見れば、多くの芸術が現代まで伝承されているのは、三つの「超える」行為のおかげであったことが分かるはずである。さらに今後の世界に芸術が生き延びていくためには、三つのトランスを意識して、それを積極的に利用することが必要である」と続く。
いかにも左様にやってきました。無意識的に。これからは意識的に積極的に「trans」していくことにしよう。

|

« 20050801 ミュージックマガジン・中村とうよう・タルバガン | トップページ | 20050803 江別・稚内・利尻島 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/6458/5539649

この記事へのトラックバック一覧です: 20050802 放送大学大学院・芸術文化政策・三つのトランス理論:

« 20050801 ミュージックマガジン・中村とうよう・タルバガン | トップページ | 20050803 江別・稚内・利尻島 »