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20050812 明和電機・フライング ブックス・『メイド・イン・USAカタログ』

 『明和電機 ナンセンス=マシーンズ』(土佐信道 NTT出版 20041103)と『フライング・ブックス 本とことばと音楽の交差点』(山路和広 晶文社 20050610)を手に取る。

ミクシイ への書き込み「二代目と三代目の戦略コンセプト」。

「八月に入って読書充実。

明和電機二代目たちの『明和電機 ナンセンス=マシーンズ』(NTT出版 2004/11/03)。
弟で現社長の土佐信道さん、凄すぎ。
良質で意識的で硬質なコンセプチュアルアートなんだけど、出力・表現はこれでもかというような具象。お茶目で笑かすくせに、シニカルで哀愁も漂う。マシーンの出来上がりは、日本的クラフツマンシップあふれるきめ細かさ。ステージパフォーマンスも含めたアウトプットの豊富さ。
吉本興業がマネージメントをしているらしいが、吉本も偉いし、土佐さんも偉い。

東京の古本屋三代目山路和広さんの『フライング・ブックス 本とことばと音楽の交差点』(晶文社 2005/06/10)。
東京渋谷の、古本屋+カフェ+イベント・スペース「フライング・ブックス」を経営運営する古本屋三代目山路さん(1975年生まれ)の、日録風書下ろしドキュメント。
ポエトリーリーディングイベントとリンクさせた詩集の出版、日本語ラップグループの作品を世に出す音楽レーベル運営、ご自身が生れる前のビートジェネレーションへの傾倒ぶり、大手ベンチャー企業からの脱サラ独立ぶり、素晴らしい。 「ブックスボックス」もこういう風であるべきだったんだよなあ。

どちらの本も、今、「コンセプト=理念」を見失っている「ブックスボックス=田原洋朗」にはとてもよい刺激になった。
北海道のゆるーい環境の中で、「ゆるいよね、ここは」と言いながら、自分自身そのゆるさに甘えていた感あり。

誰がなんと言おうと、1997年から作り続け世に出し続けてきたCD/DVDは間違いなく「資源」だし、その間ノウハウを身に付けそれなりの人脈も作り上げてきた自分自身も「資源」だし、あとはそれをいかに自信をもって「運用」していくか。

それはともかく。

山路さんの本では、山路さんが生れた年に出版された『メイド・イン・USAカタログ』(読売新聞社)の話題が出ていて面白かった。今はなかなか入手しにくいらしいが、うちにはその翌年出版された「2」もあります。

『メイド・イン・USAカタログ』は田原が高二のとき出た本で、以来、リーバイス501をはきつづけるきっかけとなった本でもあります。出版当時は、日本で501を手に入れるのはとても難しいことで、実際501ユーザー(!?)になったのは予備校生のころだったような・・・。

今年は501をはいてアメリカにも行けたわけだけれど、結論としては、自分は「メイド・イン・JAPAN」であるという、当たり前のもの。

日本、いいです。
明和電機は日本でしか生れないし、ポエトリーリーディングにしても日本では千年以上の歴史があるわけで。それだけをとってもすごいこと。
イサム・ノグチさんも「日本から学ばないのは日本人だけですよ」というようなことを言ってもいたらしい。

まあ、501に憧れた自分、それをはきつづける自分も、日本人の自分なわけで、それはそれとして、日本で生きていくことにしよう。」

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コメント

田原さん、はじめまして。
山路がつくったメディアミックスのセレクトショップとでもいうような古本店はいろいろな可能性を感じさせてくれますね。
一読者として、こういう古本店がたくさんできるとおもしろいと思いました。

投稿: uota | 2005.09.09 21:40

uota さん、はじめまして。トラバ、ありがとうございます。「den_en relax」、素敵ですね。ちょくちょく訪問させたいただきます。
「メディアミックスのセレクトショップ」って、アマゾン等のアフィリエイトがあるんで、uota さんのBLOGも、この「田原書店」も、実はそうなんでは?と思いつつやってます。良いセレクトしたいですね。 古本屋版アマゾンってないですかね。
これからもどうぞよろしく!

投稿: 田原@BB | 2005.09.11 18:12

自分のブログがセレクト・ショップという発想がありませんでした。
言われてみればアフィリエイトってそういうことかもしれないですね。
おそらく私は田原さんと同い年だと思います。
これからもどうぞよろしくお願いします。

投稿: uota | 2005.09.11 19:08

ごめんなさい、URLを間違えてました。

投稿: uota | 2005.09.11 19:10

uota さん
>おそらく私は田原さんと同い年だと思います。
おお、うれしいですねえ!
リアルタイムで「ウルトラQ」を見た世代、なんですよね。

投稿: 田原@BB | 2005.09.14 23:21

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