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20050903 9月の海はクラゲの海・刺されて・一回休み

 九月ですね。本日、一回休み。
 ムーンライダースCD『Don't trust over thirty』をお持ちの方は、2曲目「9月の海はクラゲの海」作詞サエキけんぞう(1958生)を聴きながらお読みください。

   * [DON'T TRUST OVER THIRTY] ムーンライダーズ

「それは女ではなく、透明で然も感覚を有する無類な物質で出来た生物、刺戟に対して極度に敏感な硝子状の肉体であり、それは又水に運ばれて行く絹の円蓋、碧色の王冠、又絶えず震動する細長い帯であつて、水母は自分達の縁や皺を伸ばしたり縮めたりし、その間にも引つくり返つたり、自己の形を変じたりして、水母は彼等に鈍重な圧力を加えて居る水と同様に、自在に泳ぎ廻つて居た。そして水は彼等と一体となり、彼等をあらゆる方面から支へ、彼等の微動に応じて立退き、今まで彼等が占めて居た所を満した。即ち水母達は、彼等に少しも抵抗して居るとは思はれない充満した水の中で、運動の完全な自由を与へられ、其処で彼等の均斉の取れた煌めく肉体を拡げたり、収縮したりして居るのだつた。これ等の絶対的な踊り子達にとつては足場といふものがなく、何等の固体もなく、舞台がなく、あるのはただ、彼等をあらゆる点に於て支へ、然も彼等が進まうと欲する方向に後退する、単一の環境だけなのである。そして彼等の、伸縮自在の水晶の肉体にも固体はなく、骨もなく、関節もなく、不変の結合や、教へることの出来る体節は何一つとしてないのである。・・・」 『ドガに就て 造形美論』 (19401020)ポール・ヴァレリー(Paul Valery 1871-1945) 吉田健一(1912-1977)訳

19990218 ポール・ヴァレリー『ドガに就て 造形美論』

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