20051204 李禹煥・谷口吉生・葛飾北斎
入谷のホテルでの目覚め。
「新日曜美術館チェックアウト後、新宿へ。
「出会いの芸術をめざして~李禹煥 半世紀の挑戦」
前9・00~10・00
(再)後8・00~9・00
大きな石ころと厚い鉄板が置かれただけの彫刻作品、キャンバスに描かれたわずかな筆跡以外は余白という絵画。
鎌倉、パリ、ソウルにアトリエを持ち、日本とヨーロッパを舞台に国際的な活躍を続けるアーティスト、李禹煥(リー・ウファン)(1936年 韓国慶尚南道生まれ)。1956年(昭和31年)来日後、ほぼ半世紀にわたって日本に住み、1960年代末「もの派」と呼ばれた前衛芸術運動の中心的存在として日本の現代美術に大きな影響を与えた。
以後40年近い歳月、リーが取り組んできたのは、西洋近代の人間中心の文明、作家中心の芸術への疑問であった。リーは石や木や鉄などの「もの」をそのまま作品として提示する。つまり作家が「作る」という行為を最小限にすることでより広い世界と出会うことを目指す。
今年の9月から、90年代以降の作品を中心にした大規模な個展が横浜美術館で行われている。番組では日韓友情年の今年 李禹煥の半世紀に近い日本での創作の軌跡を制作風景、作品とともにたどり、彼の現代美術への果敢な挑戦を描く。 」NHKオンラインホームページ : http://www.nhk.or.jp/ より
トラヴェシア・M田さんと話合い。
来年の、タルバガン
午後一時、タワーレコード新宿店で、IJさんと待ち合わせ。
上野・東京国立博物館に、北斎展を観に。会期の最終日ということもあり、会場は超満員。入場制限の上、整理券発行され、それでも行列、という有様。
指定された入場までに時間があるので、国立博物館訪問のもう一つの目的だった、谷口吉生さんの建築物・法隆寺宝物館を見物。
来年の旅行は、イサム・ノグチツアーと谷口吉生ツアーの、並行・交錯・同時進行ということになるんだろう。
さて、北斎展。
すごい絵描きであることが、よくわかった。なんて今更ながらの感想だ。
観る側としては、もうちょっと人出少なかったらもう少しよかったんだろうけど、とは思うが。これ以上書くと、ハワイに行って、なんだ日本人ばかりじゃねえかと毒づく日本人になってしまうので止す。
ちゃんとしたアーティストの作品群に、ちゃんと愛好者が集まるというのは、すごく健全なことで、喜ぶべきことでもあるわけだし。
飛行機の時間もあるので、博物館を五時過ぎに退出(なんと入場者多数のため、開館時間を急遽7時半まで延長したのだった)。
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