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20060625 甲斐庄楠音・光と鬼・やしきたかじん

   * [雨月物語] 監督:溝口健二

新日曜美術館
 「穢(きたな)い絵だが生きている~大正画壇の鬼才・甲斐庄楠音~」
午前9・00~10・00
(再)午前8・00~9・00
 大正時代、様式的な美を競う日本画壇にあって、どろりとした毒のある女性像で一世を風靡(ふうび)した男がいた。甲斐庄楠音(かいのしょう ただおと 1894-1978 京都生まれ)。楠木正成の子孫で、御所出入りの上流家庭に生まれながら、ホモセクシュアル、ナルシスト、女装好きなど、人物もその画風さながらに妖(あや)しい。23歳の時、国画創作協会に出した「横櫛」で鮮烈なデビューを飾った甲斐庄は、花鳥風月には目もくれず、うずまく情念をひたすら女性像にぶつけることで日本画の枠を打ち破った。しかし32歳の時、先輩画家、土田麦遷から「きたない絵は会場を汚す」と言われて展覧会への陳列を拒否され、画壇から遠ざかってしまった。
 その後、日本映画の巨匠・溝口健二の信頼を得て、衣装・小道具・そして女優の演技指導まで行い、ヴェネチア映画祭で銀獅子賞を受賞した「雨月物語」では、アカデミー賞衣装部門にノミネートもされた。しかし甲斐庄は、画壇から忘れ去られながらも、21人の嘆き悲しむ女性の群像「畜生塚」を死の直前まで描き続けるなど、日本画にかける情熱を失うことはなかった。
 なぜ彼は、「きたない」と言われるほどグロテスクな絵を描き続けたのか。目を背けたくなると同時に、目が釘付けになる魔力は、一体どこにあるのか。甲斐庄が残した50冊に及ぶスクラップ帖、甲斐庄自身が女装しモデルとなった膨大な写真などの遺品をひも解きながら、今も美醜をこえた力で見るものに迫る、甲斐庄芸術の実像に迫る。
 NHKオンラインホームページ http://www.nhk.or.jp/ より

 ゲストに、日本画家・松井冬子(すこぶる美人)。松岡正剛
 テキスト朗読、四谷シモン


 江別市情報図書館。
 『「敗者」の精神史』 山口昌男 4000029665
 『「挫折」の昭和史』 山口昌男 4000008943

 北海道立図書館。
 『名取洋之助と日本工房 [1931-45]』 白山真理・堀宜雄 編 4000241567
 『田中一光自伝 われらデザインの時代』 4560073708
 『歌舞伎町のミッドナイト・フットボール 世界の9年間と、新宿コマ劇場裏の6日間』 菊地成孔 4093875189
 『憂鬱と官能を教えた学校 【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史』 菊地成孔+大谷能生 4309267807
 『光と鬼 横須賀功光の写真魔術』 4891947241

 どれも「田原書店」で、いつか、現物を扱いたい。



 「たかじんのそこまで言って委員会」 http://www.takajin.tv/ 、面白い。

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