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20061202 花弁の夜・雪かきの朝・物語を編む人

 どこかの誰かの本を、何気なく拾い読みしていたら、ページの間に、押し花の花弁が。

  

 本の中身よりも、むしろその花弁に、よりストーリーを感じてしまう、夜。

 明日の朝は、多分、今年初めての、雪かき。



 「静かに思へば、万に、過ぎにしかたの恋しさのみぞせんかたなき。
 人静まりて後、長き夜のすさびに、何となき具足とりしたため、残し置かじと思ふ反古など破り棄つる中に、亡き人の手習ひ、絵かきすさびたる、見出でたるこそ、ただ、その折の心地すれ。このごろある人の文だに、久しくなりて、いかなる折、いつの年なりけんと思ふは、あはれなるぞかし。手馴れし具足なども、心なくて、変らず、久しき、いとかなし。」(『徒然草』 第二十九段)

 「雪のおもしろう降りたりし朝、人のがり言ふべき事ありて、文をやるとて、雪のこと何とも言はざりし返事に、「この雪いかが見ると一筆のたまはせぬほどの、ひがひがしからん人の仰せらるる事、聞き入るべきかは。返す返す口をしき御心なり」と言ひたりしこそ、をかしかりしか。
 今は亡き人なれば、かばかりのことも忘れがたし。」(『徒然草』 第三十一段)

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