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20070305 「民芸手帖」目次・14号から20号・昭和34年から35年

  



 柳宗悦(やなぎ・むねよし 1889年3月21日 - 1961年5月3日)。民芸運動を起こした思想家、美術評論家(@ wiki)。
 この人の著作 * との出会いがなければ、今の自分もなかったのではないか、と常々思っています。
当ブログ「ようこそ、ようこそ」 * 記事に備え付けのgoogleで、項目「柳宗悦」で田原書店外伝内 を検索していただければ、その関連記事の多さに驚かれることでしょう。

 ブックスボックス 田原書店 * を始めるにあたって、柳宗悦さんの著作物・民芸や手仕事・さらに広く民俗学や民族学に関係する書籍は、在庫書籍ラインナップの中核にしていきたいと考えました。
 そんな思いが通じたのでしょうか、昨年8月、縁あって、古書店「ブックスボックス 田原書店」としての初めての買取に伺った、ある愛書家の方から、「民藝」と「民芸手帖」の大コレクションをもらいうけることになったのです。
 驚くとともに狂喜乱舞しました。正直のところ。

 さらに、2006年12月に「ブックスボックス 香聡庵」 * もオープンし、お客様には、実際に手にとって、「民藝」や「民芸手帖」をご覧いただく機会・場所にも恵まれました。
 ここは一つ、今一度その内容(コンテンツ)を、自分自身の手で自分自身のためにも、確認し、総数800冊近くに及ぶ両誌の展示方法を検討し、その文献的価値を広く世の中に伝えていきたいと考えています。(もちろん、「商品」でもありますので、ご自分でご活用・ご購入されたいという方には、喜んで販売いたします)
 
 そんなわけで、毎週月曜日、まずは「民芸手帖」の発刊の古い号から、「ブックスボックス 田原書店」のWEB上に、商品棚出し兼内容検索のための「目次」項目のアップをし、このBLOG上で、その進行状況のご報告と田原が気になった記事のご紹介をしていきたいと思います。

 お付き合いほど、どうぞよろしくお願いいたします。



  


 「ブックスボックス 田原書店」 「民芸手帖」のページ:http://www.booxbox.com/tahara/hw/hw_techo.htm

14号(昭和34年7月号)
 □ 28p 「鳥取の面」矢代達郎 にきりん獅子(麒麟獅子)の記述あり。 利尻の麒麟獅子

15号(昭和34年8月号)
 □ 30p 坂本直行 えと文 「北海道の山と原野と花」。34p 小寺平吉 「民芸・北海道ノート」

16号(昭和34年9月号)
 □ 民芸家具特集号。
 □ 40p 小寺平吉 「アイヌ・北海道ノート -消えてゆく手芸-」

17号(昭和34年10月号)
 □ 22p 小寺平吉 「続 アイヌ・北海道ノート」。 「ウタリ オプン パレ ワ リムセレ ヤン アー ホイヨー」

18号(昭和34年11月号)
 □ 私版本・私刊本に関する記述多し。16-19p「芹沢銈介装幀本」圧巻。
 □ 29p [荒尾常蔵君]河井寛次郎

19号(昭和34年12月号)
 □ 表紙 越中八尾朱ローソクの写真が美しい!
 □ 22p 小寺平吉「北海道風土案内記」。

20号(昭和35年1月号)
 □ 和紙特集
 □ 4p 寿岳文章「紙漉村旅日記回想」。 18p 吉田桂介「八尾の染紙」(20011006 きときと富山
 □ 33p 各地の和紙の実物貼付 越中八尾のが三枚・因州和紙が一枚・出雲和紙が二枚(いずれも、横約4.5センチ・縦約9.7センチ角大)。美しい。
 □ 41p 浦本浙潮「民謡のふるさと19 えぞ北海道の民謡(一)」、江差の追分節に関して。
 □ 56p 小寺平吉「北海道風土案内記 2 -そのところどころ-」。「サケ(鮭)」、「アイヌさま」



  


20070226 「民芸手帖」目次・2号から13号・昭和33年から34年

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