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20070831 長根あきライブ@京都・丸山純子展@甲府・エンゲルス・ガール@京都

 長根あき * さんが演奏者の一人として参加するライブが、2007年10月14日(日)、京都・東山五条にある藤平陶芸登り窯ホールで予定されています。

  
  長根あき@野幌森林公園 杉吉貢さんによるドローイング

 長根あきさんは、北海道千歳市の出身で、現在京都在住。
 アイヌ民族の伝統楽器・ムックリの優れた演奏家です。

 2001年、ブックスボックスからCD「Mon-o-lah」(モノラー) * を発表。
 いまだに、そして着実に、色々な人の手元に届き、聴いていただいています。

  

 主催・企画の京都造形芸術大学まか通、なかなか面白げです。
 関西方面にお住まいの方は是非おいでください!

「窯のまにまに 音楽らいぶ」
10月14日(日)17時開場/17時半~(19時終了予定)
藤平陶芸登り窯ホール(京都市東山五条から北西に徒歩約3分)
当日 1500円/前売り 1000円(中学生以下無料)
演奏:森田徹(ヴァイオリン、レベック他)
  ターケン(ジャンベ)
  長根あき(声、ムックリ、トンコリ他)
主催・問い合わせ・申し込み:京都造形芸術大学プロジェクトセンター(担当:小林)
電話 075 791 9124
e-mail:project@office.kyoto-art.ac.jp
企画:京都造形芸術大学まか通プロジェクトスタッフチーム
まか通ウェブサイト http://mii-art-r.com/maka2/Site/Site/TOP.html



 アーティストの丸山純子さんから個展のご案内DMが届きました。

 丸山純子 WEB : http://maruyamajunko.com/index.html
 丸山純子 BLOG : http://juju4418.exblog.jp/

「丸山純子展」
会場 山梨県立美術館エントランス・ホール 「Gallery EcHo」
9月4日(火)~10月21日(日)
開館時間 9:30~17:00
入場無料

山梨県立美術館 http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/contents/
甲府市貢川1-4-27 
「Gallery EcHo」

 関東・甲信越にお住まいの方、行かれる皆様、是非おでかけください。

 田原と丸山さん(作品)との出会いの日:http://booxbox.cocolog-nifty.com/tahara/2005/12/20051203bankart_a404.html



 七月末日、こんな手紙が届きました。
ひさうちみちおさんの"人生ノ相談"
本日、届きました。
実は21日からOPENさせた店の
BOOKコーナーに補充させたもらった
次第です。おおきに。

同封されてきた"羊狼通信"
興味深く読ませてもらいました。
可能であれば、これからも送って
頂ければ幸いです。
ではでは、今後も宜しくお願いします。

P.S.当店のショップカード、同封させてもらいました。
 差出人は、京都・下京区中堂寺櫛笥町の「エンゲルス・ガール」さん。

 そのショップカードには、「チューコレコ・本・お茶 エンゲルス・ガール」とあり、カード裏面には、ホーおじさんの言葉が。

高くもなければ遠大でもなく、ましてや皇帝でも王様でもない。たかが一片の道しるべ大道の傍らに立つだけのこと。ただ、旅人はお前が指し示す方角を頼りにし、お前のおかげで遠近もわかる。お前の働きも捨てたものじゃない。たぶん、人々はそれを忘れないだろう。
 うーん、かっこ良すぎ・・・。

 京都に行く楽しみが、また増えました。

エンゲルス・ガール
チューコレコ・本・お茶
下京区中堂寺櫛笥町5-24
もしもしP 075-822-8006
不定休 14:00~19:00

 「羊狼通信」のリクエストもうれしい。

 今のところ、ブックスボックスのニュースレター「羊狼通信」は、「ブックスボックス 田原書店」に本・CDをご注文いただいたお客様にもれなく商品に同封してお送りしているのと、「ブックスボックス 香聡庵」のカウンターに置いてあるだけです。

 「エンゲルス・ガール」さんには、是非何部か置いていただき(さらにもしよろしければ、「ブックスボックス 香聡庵」のショップカード、ともども)、「ブックスボックス 香聡庵」でも「エンゲルス・ガール」さんのショップカードを常置させたいただきたいところです。

 「羊狼通信」、ご覧になりたい方は、ご一報を:yoro@booxbox.com

 さらに、旅のtuba吹き 高岡大祐さん http://www.dareyanen.com/takaoka/ の 旅日記に「エンゲルス・ガール」を発見。 こちら:2007-07-28 kitchenセッション@京都sit-get-sun
 一読後、ますます「エンゲルス・ガール」に会って見たくなりました。

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20070830 「民藝」 27号・1955年03月・口絵 日田の皿山/雛人形


表紙:小鹿田の蓋付壺

目次
[重要無形文化財指定?]//[小鹿田窯を訪ねて]式場隆三郎/[小鹿田の魅力]永竹威/[小鹿田の皿山]野間吉夫/[小鹿田の模様]//[味ではない味 五十年前の今 3]河合寛次郎//口絵[日田の皿山]//[日田紀行]松方三郎/[流し雛]野老純一//口絵[雛人形・芹沢銈介氏の住居]/工芸作家の暮し方/[芹沢工房見学]鈴木朱竹/[雪の東北]伊東安兵衛/[着物随想]大塚末子/[リーチの手紙]/...


口絵「日田の皿山」から (12-13頁)

発刊時の時代背景を知るには : 1955年


口絵「雛人形」から (20-21頁)

テキスト一部引用:
26頁 「着物随想」 大塚末子

「 鹿児島沖にオランダ艦が来たとき、いまの私達に原爆が出来たことよりもおどろいたことでしょう。
 見たこともない大きな艦、異様な服装、大きなからだの赤い毛の青い眼、言葉の違う人種、文化は今では私共を地球の隅ずみまで教えて呉れて、何を見てもおどろかないようにさせています。
 十二単衣や神主さんの神服、お坊さんの衣、これも博物館あたりでそれを知り、やつと歌舞伎や文楽に、能に、微かに昔の日本の姿を伺ひ知る位です。
 けんらんたる能衣裳を見て、旧い日本の素晴しさをしのび、歌舞伎にひろがる色の美しさに圧とうされ、浅黄、紫、赤、黒の織なすハーモニーは観衆の心を演技以上に喰ひ入らせ、心からたんのうさせるそのうまさ、華かなまめかしさ、苦しさ、すべての感情を心にくいまでに引きずつています。
 こんな先祖を持つている現在、徳川三百年に完成されたという、袂のきものをかなごり捨てて鹿児島の人達がおどろいたところの洋服を平然と着込むようになつても誰れも驚かないのです。むしろ歌舞伎に見るあの姿、あの色が異様に見えるくらいでしょう。
 夢よりも早いスピード、文明という当然のすがたなのでございましょうが、おぼろげに思い出される明治の着物、大正、昭和の着物が洋服というきるものの流行から一応洋服だ和服だと言葉をあらためねばならぬ窮屈さ、なんでもたくさん物を着るということは嬉しいことですけれど、ランプもナイフも日本語に納つているように、きものといえば着るものと一ぺんに判るように一つのものになつて欲しいと思います。
 日本着の味しか知らない私には、なんとかして洋服の機能とやらに追ひつき度く、ああでもない、こうでもないとやり出しているのも長い間、今の茶羽織も短かくて済む、布が少くて安く上る、トツパーのようだとおだい目を並べてやつと陽の目を見た始末。英語の好きな日本人はトツパーといいだしてからはやり出して、トツパー羽織だという商売人もいます。
 馴れる、というほどおそろしいものは無く五十年着馴れていると、軽快な洋服姿は美しいと思いますが、それほど自分が不自由とも思わず、寒ければ少し長目に着て、暑ければ短か目に、エプロンやたすきで器用に用もなせる。裾を引けば艶な姿も着方一つでたのしめる長着も、時代ともなれば上下二つに別けてツーピースよ、と洋服の友にいざよひかけて自分の国のきものを着せようとしているわたし、この巻スカートはセーターやカーディガンとお組みになつてこの上着はスラツクスに、この茶織はジヤケツトとしてたたみの室にストーブの時代ともおかしくはありませんよ、と組ませて着ることから和服をもう一ぺん考えさせたい気持、金をかけずに女は一つでもよけいに着る夢をあることを知つていますから。」


口絵「芹沢銈介氏の住居」(右)・テキスト「工芸作家の暮し方」(左) (22・23頁)


 民藝 27号は、ブックスボックス 田原書店 で、販売中(一部限り)です。

HW5037 民藝 27号 日田の皿山 昭和30年03月号 ヤブレ・折れ有 1955 東京民藝協会
250円

 ご購入ご希望の方は、ブックスボックス 田原ヒロアキまで、直接メール yoro@booxbox.com でお申し込みください。

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20070828 田原書店ノマド・ゲスト:個展間近 佐藤久美子さん・ゲッツ/ジルベルト

 毎週火曜日・午前十時半は、ブックスボックス 田原ヒロアキの、FMアップル「田原書店ノマド」の始まる時間。

 2007年8月27日の放送では、9月に石狩市ArtWarm(アートウォーム)での個展をひかえた、sichihuku こと 佐藤久美子さんをゲストに、絵の話・創作の話・個展の話、いろいろお聞きします。

  

 曲は、ボサ・ノヴァの古典、「ゲッツ/ジルベルト」から、3曲オンエアします。

 どうぞお聴きください!

 sichihuku こと 佐藤久美子さん ブログ :わたくし、こんな絵をかいてます http://qumiko.exblog.jp/

 前回のご出演 : 20070306 田原書店ノマド・ゲスト佐藤久美子さん・血尿譚

「sichihuku 個展@Art Warm」
会期:2007年9月6日(木曜)~9月18日(火曜) ※水曜定休日
時間:11:00~18:00


会場:石狩市ArtWarm (アートウォーム)
石狩市花畔(ばんなぐろ)1条1丁目56番地 ℡ 0133-64-4664
地下鉄南北線「麻生駅」からバスが出てます。
■麻13 花畔団地線 ■麻15 花畔団地線…「花畔中央」から徒歩5分
■麻08 緑苑台線  ■麻17 南花畔線…「石狩庁舎前」から徒歩10分

他、JR手稲駅発・地下鉄宮の沢駅発・札幌ターミナル発の路線もあり。
駐車場完備。


主催: NPO法人ArtWarm

協賛:株式会社 富士メガネ


 FMアップル:http://www.765fm.com/ *



オンエア予定曲:

1. 「イパネマの娘」 (CD 『GETZ/GILBERTO』 より)

     *

2. 「ディサフィナード」 (CD 『GETZ/GILBERTO』 より)

3. 「ソ・ダンソ・サンバ」 (CD 『GETZ/GILBERTO』 より)



 FMアップル:http://www.765fm.com/ *

 「田原書店ノマド」は、ブックスボックス/田原書店の田原ヒロアキ * が担当する、音と言葉の情報番組。
 毎週火曜日午前十時半から。

 インターネットで聞けます(見られます):
  http://www.channel-apple2.com/streaming_apple.html *

 出演:田原ヒロアキ@ブックスボックス
  福津京子さん:http://www.fukutsu.net/ *

 どうぞお楽しみください!

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20070827 「民芸手帖」目次・261号から270号・昭和55年

  
 民芸手帖 261号 [讃岐円座] 東京民芸協会 1980/02月号
 表紙:パキスタン・ゴレシャの紙馬
 [インドネシアの土器つくりを見て]名越勉/[讃岐円座]荒木計雄/[民家のデザイン 2 木彫の美「持送り」]川島宙次/[私の民芸交友録 補遺]野間吉夫/[多摩の民家 10 蔵を四つ並べた長屋門]小林昌人/[韓国古寺の旅 24]佐藤隆司/

  
 民芸手帖 262号 [友人に恵まれた焼物屋] 東京民芸協会 1980/03月号
 表紙:インドネシア・チモール島モロの織物
 浜田庄司講演[友人に恵まれた焼物屋]/[北の工芸品風土記 1]小寺平吉/[沖縄・玉泉洞]丸山太郎/[民家のデザイン 3 木彫の美「懸魚」]川島宙次/[韓国古寺の旅 25]佐藤隆司/[溝口歌子さんと旅と民家]小林昌人/[溝口歌子さんの死]野間吉夫/[「月刊民芸」「民芸」「民芸手帖」]/

  
 民芸手帖 263号 [沖縄陶芸村] 東京民芸協会 1980/04月号
 表紙:インドネシア・スンバ島の櫛
 浜田庄司講演[友人に恵まれた焼物屋 2]/[民俗交友手控之帖 1]野間吉夫/[北の工芸風土記 2]小寺平吉/[沖縄陶芸村]丸山太郎/[民家のデザイン 4 木彫と金工「自在鉤その他」]川島宙次/[韓国古寺の旅 26]佐藤隆司/[多摩の民家 11 「絹の道」を行く]小林昌人/

  
 民芸手帖 264号 [昔の鯨の肉の食べかた] 東京民芸協会 1980/05月号
 表紙:籐背負篭・フィリッピン・ルソン島イゴット族
 座談会[民芸を考える]岡村吉右衛門・金子量重・志賀直邦・福村豊/[民芸交友手控之帖 2]野間吉夫/[北の工芸風土記 3]小寺平吉/[民家のデザイン 5 瓦の芸術「鬼板(鬼瓦)」]川島宙次/[沖縄うまいものちらほら]丸山太郎/[昔の鯨の肉の食べかた]菅野新一/[「民芸四十年」を文庫本にしたい]福村豊/[組織と機関誌]/

  
 民芸手帖 265号 [民芸を考える] 東京民芸協会 1980/06月号
 表紙:インドネシア・スマトラ・バレンバンのバティック
 座談会[民芸を考える 2]岡村吉右衛門・金子量重・志賀直邦・福村豊/[民芸交友手控之帖 3]野間吉夫/[北の工芸風土記 4]小寺平吉/[民家のデザイン 6 瓦の芸術「留蓋瓦・鳥衾」]川島宙次/[多摩の民家 12 開拓村と名主の家]小林昌人/[韓国古寺の旅 27]佐藤隆司/
.



 柳宗悦(やなぎ・むねよし 1889年3月21日 - 1961年5月3日)。民芸運動を起こした思想家、美術評論家(@ wiki)。
 この人の著作 * との出会いがなければ、今の自分もなかったのではないか、と常々思っています。
当ブログ「ようこそ、ようこそ」 * 記事に備え付けのgoogleで、項目「柳宗悦」で田原書店外伝内 を検索していただければ、その関連記事の多さに驚かれることでしょう。

 ブックスボックス 田原書店 * を始めるにあたって、柳宗悦さんの著作物・民芸や手仕事・さらに広く民俗学や民族学に関係する書籍は、在庫書籍ラインナップの中核にしていきたいと考えました。
 そんな思いが通じたのでしょうか、昨年8月、縁あって、古書店「ブックスボックス 田原書店」としての初めての買取に伺った、ある愛書家の方から、「民藝」と「民芸手帖」の大コレクションをもらいうけることになったのです。
 驚くとともに狂喜乱舞しました。正直のところ。

 さらに、2006年12月に「ブックスボックス 香聡庵」 * もオープンし、お客様には、実際に手にとって、「民藝」や「民芸手帖」をご覧いただく機会・場所にも恵まれました。
 ここは一つ、今一度その内容(コンテンツ)を、自分自身の手で自分自身のためにも、確認し、総数800冊近くに及ぶ両誌の展示方法を検討し、その文献的価値を広く世の中に伝えていきたいと考えています。(もちろん、「商品」でもありますので、ご自分でご活用・ご購入されたいという方には、喜んで販売いたします)
 
 そんなわけで、毎週月曜日、まずは「民芸手帖」の発刊の古い号から、「ブックスボックス 田原書店」のWEB上に、商品棚出し兼内容検索のための「目次」項目のアップをし、このBLOG上で、その進行状況のご報告と田原が気になった記事のご紹介をしていきたいと思います。

 お付き合いほど、どうぞよろしくお願いいたします。



  
 民芸手帖 266号 [「美の法門」研究] 東京民芸協会 1980/07月号
 表紙:インドネシア・ロンボク島の篭
 全国大会分科会//[「美の法門」研究]講師 相馬貞三・鈴木繁男/[現代生活と民芸]講師 秋岡芳夫/[手仕事について]講師 柳悦孝/[デザインと民芸]講師 柳宗理・粟津潔・瀬底恒/[民家のデザイン 7 瓦の芸術 組棟・軒瓦他]川島宙次/[民俗交友手控之帖 4]野間吉夫/[北の工芸風土記 5]小寺平吉/

  
 民芸手帖 267号 [金唐和紙を語る] 東京民芸協会 1980/08月号
 表紙: 蓋付篭・フィリッピン・ルソン島イゴット族
 [金唐和紙を語る]小林良生/[歴史の町なみ―さぬき]市原輝士/[バーナード・リーチ展の不思議]白崎俊次/[民俗交友手控之帖 5]野間吉夫/[民家のデザイン 8 漆喰細工 くらの窓]川島宙次/[北の工芸風土記 6]小寺平吉/[韓国古寺の旅 28]佐藤隆司/

  
 民芸手帖 268号 [姫路紀行] 東京民芸協会 1980/09月号
 表紙:インドネシア・セレベス島トラジャ族 トラジャ模様木タイル
 [姫路紀行]露木昶/[巨樹を見つめて]牧野和春/[民俗交友手控之帖 6]野間吉夫/[民家のデザイン 9 漆喰細工 くら各部]川島宙次/[北の工芸風土記 7]小寺平吉/[韓国古寺の旅 29]佐藤隆司/[グラフ スマトラの旅から]

  
 民芸手帖 269号 [タウト百年] 東京民芸協会 1980/10月号
 表紙:インドネシア・サウ島の絣布
 [タウト百年]水原徳言/[海外の旅ところどころ]小林正一/[日本民芸夏期学校に参加して]宇賀田頼子/[民家のデザイン 10 漆喰細工 戸袋・袖壁・妻飾り]川島宙次/[巨樹を見つめて 結]牧野和春/[北の工芸風土記 8]小寺平吉/

  
 民芸手帖 270号 [フィジー島のタパ作り] 東京民芸協会 1980/11月号
 表紙:真鍮象嵌木製小筥・インド
 [フィジー島のタパ作り]小林良生/[物を運ぶ民俗]野間吉夫/[民家のデザイン 11 左官仕事 むしこ窓・生子壁・妻壁飾り]川島宙次/[長州藩の御用商人熊谷家と熊谷美術館のその後]田中助一/[民芸旅行の思い出]田中文蔵/[北の工芸風土記 9]小寺平吉/[韓国古寺の旅 30]佐藤隆司/



20070820 「民芸手帖」目次・251号から260号・昭和54-55年

20070813 「民芸手帖」目次・241号から250号・昭和53-54年

20070806 「民芸手帖」目次・231号から240号・昭和52-53年

20070730 「民芸手帖」目次・221号から230号・昭和52-53年

20070723 「民芸手帖」目次・211号から220号・昭和51-52年

20070716 「民芸手帖」目次・201号から210号・昭和50年

20070709 「民芸手帖」目次・191号から200号・昭和49-50年

20070702 「民芸手帖」目次・181号から190号・昭和48-49年

20070625 「民芸手帖」目次・171号から180号・昭和47-48年

20070618 「民芸手帖」目次・161号から170号・昭和46-47年

20070611 「民芸手帖」目次・151号から160号・昭和45-46年

20070604 「民芸手帖」目次・141号から150号・昭和45年

20070528 「民芸手帖」目次・131号から140号・昭和44-45年

20070521 「民芸手帖」目次・121号から130号・昭和43-44年

20070514 「民芸手帖」目次・111号から120号・昭和42-43年

20070507 「民芸手帖」目次・101号から110号・昭和41-42年

20070430 「民芸手帖」目次・91号から100号・昭和40-41年

20070423 「民芸手帖」目次・81号から90号・昭和40年

20070416 「民芸手帖」目次・71号から80号・昭和39-40年

20070409 「民芸手帖」目次・61号から70号・昭和38-39年

20070402 「民芸手帖」目次・51号から60号・昭和37-38年

20070326 「民芸手帖」目次・41号から50号・昭和36-37年

20070319 「民芸手帖」目次・31号から40号・昭和35-36年

20070312 「民芸手帖」目次・21号から30号・昭和35年

20070305 「民芸手帖」目次・14号から20号・昭和34年から35年

20070226 「民芸手帖」目次・2号から13号・昭和33年から34年

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20070826 賢者の言葉・池田敏雄「柳宗悦と柳田国男の「不親切」」・「民芸手帖」昭和五十五年一月号より その1

 『民芸手帖』 昭和五十五年一月号 通巻260号より、池田敏雄 文 「柳宗悦と柳田国男の「不親切」」を引用 (その1)。



一 柳宗悦と台湾

 柳宗悦に魅せられたのは、金関丈夫先生の影響が大きい。金関先生は人類学者として柳田国男の学問を尊敬しておられたが、いっぽうではまた民芸運動を通して柳とも親交があった。私事にわたることになるが、敗戦直後の混乱期に、柳宗悦からいただいたはがきがある。
「お便り嬉しく拝見致しました。御無事の由を知りお悦びします。先日もお噂してゐたのです。金関さんも愈々帰省される由、お会いする日を待ってゐます。併し昨日或人から金関さんは支那に帰化するそうだといふ事を聞かされ、どちらが本当ですか。玉やビルはとうに焼け去りました。原稿こちらにお届け希へば幸甚です。御東上の事もあらば是非お立寄下さい。御健在をいのります。」
 日付は一九四七年七月一日となっている。つづいてもう一枚は、河合寛次郎作の陶器の色刷りの絵はがきで、
「原稿お届け下され大変嬉しく拝見しました。君にも是非一筆寄稿希ひたく、御執筆下さらずや。マンカに関する貴著、いつぞや拝見、面白く読みました。金関さんのその後の消息お聞きの折はおしらせ下さい」
 とあり、日付は七月一六日となっている。私はこの年の五月ころ台湾から帰国しているが、そのとき金関先生から柳あての原稿を託され、それを送り届けたことがある。この二枚のはがきはその返事である。金関先生はひきつづいてなお台湾の大学に残っておられたので、そのため帰化説が流れたのであろう。
 「マンカ」に関する本とは、敗戦の前年にあたる一九四四年八月に台北で刊行された『台湾の家庭生活』と題した本のことで、台北市内の万華で採集した民俗資料が中心になっているため、柳は「マンカ」に関する云々といっているのである。
 さて、柳は一九四三年三月中旬から約一ヵ月にわたって、戦時下の台湾を訪れている。柳を招いたのは総督府の文教局だが、かげでその実現に尽力されたのは金関先生である。これまで粗末に扱われてきた台湾在来の工芸品を見直し、その中から用と美にかなったものを選びだして展示しようというのがねらいであったと思う。そのような機運が生まれたのは、資源の窮乏と敵潜水艦の出没で、内地からの日用雑貨の移入が困難となり、島内での自給自足が必要になってきたためである。
 さて柳は、金関先生や画家の立石鉄臣さんらの案内で全島を一周している。とくに柳の目をひいたのは、島内に豊富な竹を材料にした工芸であった。大は家屋、寝台、食卓、椅子から、小は小間物に及んでいる。南部の関廟という有名な竹細工の村が柳の気に入り、「僕は関廟に住みたくなったほどです」といっている。柳はまた「内地を見本としてはいけない。内地風に改めるとそれですぐ良くなると思うのは、あまい不遜な見方である。この土地の伝統を尊敬して、正しい意味でkぽれを生かしていかなければいけない」ということを教えてくれた。
 これらの柳の折り折りの感想は、金関先生の手によって「台湾の民芸に就いて」と題してまとめられ、『民俗台湾』(三―五、六号、一九四三年)に掲載された。『民俗台湾』は、台湾の風俗習慣を内地風に改めようとする、いわゆる「皇民化」運動によって、まさに湮滅しつつある伝統文化を、採集記録するために創刊された月刊誌で、習俗だけではなく、民芸の紹介にも力を入れていた。『民俗台湾』編集部では、全島旅行を終えた柳を迎えて、台北郊外の士林で、楊雲萍夫妻の心づくしによる、台湾料理で歓迎会を催した。
 柳が全島各地で蒐集した民芸品は、四月十六日から二日間、文教局の主催で台北市公会堂で展示された。そのあとこれらの品は駒場の民芸館に送られたが、荷のかさばる竹製品があとに残った。その上船がたびたび潜水艦に沈められるので、荷物が無事に届くかどうかが危ぶまれた。民芸館には、台湾山地のインドネシア系少数民族のみごとな織物のコレクションがあるが、これはこのとき金関先生が寄贈されたものである。
 ところで柳の訪台は、柳が沖縄で例の方言論争をまき起こした年の翌年にあたっている。このころ台湾は「皇民化」運動の最中で、人権の抑制は沖縄の比ではなかった。柳もそれに気づいたことと思われるが、とにかく柳は無事一ヵ月にわたる、はじめての台湾の旅を終え、四月中旬に離台している。


二 柳田国男と『民俗台湾』

 柳田国男の民俗学にはじめて接したのは、一九三八年に、創元選書の第一冊として刊行された『昔話と文学』である。それ以来柳田に病みつきとなり、選書の中につぎつぎと加えられる柳田の著書を、待ちどおしい気持で読んだ。そのうち柳田に学んで台湾の民俗を研究したいと思い、日本の昔話のモチーフに似た話を台湾の昔話の中に探したり、柳田説を台湾の民俗にあてはめてみたりした。
 あるとき、雑誌の発行所気付で、柳田から絵はがきと「民俗採訪手帳」が送られてきた。稚拙な文章が柳田の目にとまったわけであるが、柳田はこのようにして後進をはげましていたらしい。その手帳は初心者にとってはきわめて親切な手帳で、昔話、食習、漁村、山村などとそれぞれ部門別に一冊になっており、ポイントとなる質問事項が挙げられていた。日本民俗を対象にしたその手帳を、そのまま台湾民俗に適用するわけにはいかないが、それを応用することは可能である。私はまだ若かったので、必要以上に台湾語の原語を残したかったが、その絵はがきには、原稿はできるだけ日本民俗学で使われている用語におきかえた方が、今後の交流に役立つだろうといった意味の注意が書きそえられていた。
 それから間もなく、『民俗台湾』を出すことになり、金関先生のもとでその編集を担当することになった。この雑誌に柳田国男を囲む座談会(三―一二号、一九四三年)の記事があるが、この中で柳田が、前に「本を送ったか手紙をやった」ことがあるといっているのは、前記の採集手帳のことをいっているのである。この座談会は、柳田から『民俗台湾』に対する注文を聞くために、たまたま学会で上京中の金関先生と、中村哲、岡田謙両氏が柳田を囲んで催したものである。私は採集手帳のうち、「食習採集手帳」を台湾の民俗に適用して、マンカの聞書を中心に、「台湾食習資料」(『民俗台湾』四―一号、一九四四年)をまとめた。


三 柳宗悦の誤解

 ところで柳田も柳も、それまで尊重されることのなかった土俗や庶民の雑器を対象に、新しい学問を開拓した先駆者である。その相手はともに「有名」ではなく、「無名」あるいは「無銘」の人や物であったが、しかし本人自身は庶民とは遠い存在であった。柳田は自分たちの学問を、「上品な物好きとも、余裕のある生活趣味」とでも受けとる人の多いのに閉口しているが、柳の場合も口の悪い人がいて、「学習院の坊ちゃんが女中の尻をなでるようなものだ」などといったりした。
 「民俗」と「民芸」ということばは、ともに昭和のはじめごろ、柳田と柳によってそれぞれ定着した新らしいことばで、字も一字ちがいで、共通点も多いと思われる。柳田と柳がお互いに相手をどのように見ていたかは興味のあることだが、このふたりはいちど対談会で顔を合わせただけで、あとは近づくことがなかったようである。それだけではなく、柳などは次のようないきさつから、柳田に反発を感じてさえいたといわれる。そのいきさつを金関先生がご存知だということを先ごろ知った。
 柳らの民芸協会の同人が沖縄で、標準語問題をめぐって、方言札のような制裁法まで持ちだして方言を禁止しようとする県当局のやり方に抗議したときのことである。県の役人が「柳田先生などは、そんなことはしない」というようなことをいって、柳をとがめたらしい。
 柳はそのことを金関先生につたえ、「柳田さんなどは自分の学問のための調査はするが、島のもののためになるようなことはなにもしないのではないか」という意味のことを訴えたらしい。そのときの柳の手紙は今は見当らないが、「よほど強く」書かれてあったということである。このことを柳がとくに金関先生にあてて書いたのは、金関先生が柳田とも親交のあることを知っていたからだと思われる。
 戦後柳の選集が刊行されたとき、「朝鮮とその芸術」をあてた選集の第四巻に、柳は「新版の序」を寄せているが、その中に次のような一節が見られる。
「鑑賞も調査も自身のことに終って、朝鮮の運命を憂え、朝鮮の人達に情愛を抱き、何かそのために私を忘れて尽すというような人には中々廻り会えない」
 柳がこれを書きながら、沖縄問題で感じた柳田のことを思いうかべていたとみるのはうがちすぎかも知れないが、柳が金関先生にもらした柳田評とこの個所とは、その心もとが重なっているように思われる。
 とにかく柳にとって、県の役人のことばはよほど不快に思われたに違いない。柳田が沖縄の方言問題をどのようにコメントしようと、それは柳らの抗議とは直接かかわりがないにもかかわらず、柳は役人の挑発にのって、あるいは柳以上に方言禁止の行きすぎを憂えているともいえる柳田まで、誤解してしまったと見ることができよう。それほど、柳は柳田のことを意識していたのかも知れない。
 沖縄で柳田をひきあいに出して柳を挑発したのは、ときの知事ではないかと思われる。協会側と県当局が双方で公開文を発して議論したあと、県学務課は柳あての公開文を那覇の三新聞に発表して柳個人までも攻撃する。そのため柳は学務部に質問書を発して回答をもとめるが、一語の返事も得られない。柳は直接知事と面談する。このときの会見の模様は、柳の手記をもとにそのやりとりが雑誌(月刊民芸編集部「問題再燃の経過」、『月刊民芸』一九四〇年一一、一二月合併号)に発表されている。
 柳が他府県の場合と同じように、「標準語と方言とを両方上手に用いて差支えないと思う」といえば、知事は「この県の事情を他県と同一に見てはこまる。この県では日清戦争の時でもシナにつこうとした人がいた位です」といって受けつけない。知事は、占領地に日本語を輸出し、また朝鮮、台湾で日本語を普及しているのと同じ意味で、沖縄の方言を廃止させ、標準語一式に更えようとしているのである。そして「県と議論をなさるような事はご注意ねがいたい」といって柳を非難する。「柳田さんなら云云」という発言は、おそらくこのとき出たものであろう。
 柳はまだ若いころ、一九一九年に朝鮮で独立万歳事件が起ったとき、だれも「不幸な朝鮮の人びとを公に弁護する人」がないのを見て、急ぎ「朝鮮人を想う」という文章を新聞に書いた。そのあとまたソウルの光化門が取りこわされようとしたとき、「失われんとする一朝鮮建築のために」という公開状を雑誌に発表した。そのため世論が喚起され、ついに門は破壊をまぬがれ、他に移建されるということがあった。しかしそのため柳は危険人物として登録され、一時は刑事の尾行を受ける身となる。
 それがこんどは沖縄で、方言問題で波乱を投じたために危険思想をもつものと考えられ、禁止区域を撮影したという名目でついに拘引され、裁判所で数度の訊問を受ける。指令を発したのは、頑固な沖縄方言絶滅論者のその知事であったが、結局は起訴猶予ということでけりがついた。
 柳は沖縄におけるこの事件は、朝鮮における光化門問題と好一対をなすもので、「私の文筆生活に起った最も公的な意義のある出来事となったのは誠に感謝に余る廻り合せと云えよう」と回顧している(『柳宗悦選集』第五巻、「琉球の人文」の序)。
 柳が金関先生に対して、柳田さんなどは、自分の必要はするが、島のもののためになることはなにもしないではないかと訴えているのは、自分はそのために「不自由」な目にさえあったという自負があるからであろう。柳が弱い立場のものにかわって抗議せずにはいられないのは、若いころに白樺派の運動に参加していることとも無縁ではあるまい。
 しかしそれは、柳だけのヒューマニズムではない。「随分傍若無人なことをしたものだ」と断りながら、柳田もまた植民地の惨状や沖縄の窮乏を、住民にかわって、「半ば抗議」のつもりで、世に訴えているのである。柳田は柳が誤解しているように、自分のためになることはするが、住民のためにはなにもしなかったというわけではない。そのことは、あとでふれることにしよう。」

 つづく



20070819 賢者の言葉・矢内原伊作 『ジャコメッティ』・「ジャコメッティとともに」より

20070812 賢者の言葉・司馬遼太郎 『モンゴル紀行 街道をゆく 5』・「故郷とは」より

20070805 賢者の言葉・照屋林助『てるりん自伝』・「裏がなくなれば、表も消えること」

20070729 賢者の言葉・お葬式を語る・伊丹十三

20070722 賢者の言葉・バルトーク話・伊東信宏+小倉朗

20070715 賢者の言葉・立花隆『脳を鍛える』・覚えておくと便利な一言

20070708 賢者の言葉・風丸良彦『村上春樹短篇再読』・ブラジャーをはずす女「蜂蜜パイ」

20070701 賢者の言葉・谷川俊太郎「手紙のことなど」・『吉田健一集成』別巻「吉田健一・人と文学」より

20070624 賢者の言葉・都築響一『夜露死苦現代詩』・「肉体言語としてのラップ・ミュージック あるいは渋谷の街の即興詩人」

20070617 賢者の言葉・『宮本常一 写真・日記集成』・について、荒木経惟+森山大道が語る

20070610 賢者の言葉・巨星墜つ・城山三郎+平岩外四×吉村昭『間宮林蔵』

20070603 賢者の言葉・佐倉統『現代思想としての環境問題』・「環境の誕生」

20070527 賢者の言葉・ハイゼンベルク『部分と全体』・言葉についての討論

20070520 賢者の言葉・加賀野井秀一・それでも日本語は進化する

20070513 賢者の言葉・永沢光雄・投稿写真

20070506 賢者の言葉・宮本常一・「利尻島見聞」その3

20070429 賢者の言葉・宮本常一・「利尻島見聞」その2

20070422 賢者の言葉・宮本常一・「利尻島見聞」その1

20070415 賢者の言葉・片岡義男・とおりすぎるはずだった小さな町

20070408 賢者の言葉・椹木野衣・岡崎京子論 その2

20070401 賢者の言葉・椹木野衣・岡崎京子論

20070325 賢者の言葉・村上龍・対談二つ

20070318 賢者の言葉・玉村豊男・文明人の生活作法

20070311 賢者の言葉・大貫妙子・トランクに荷物を

20070304 賢者の言葉・ユング・追想

20070225 賢者の言葉・中村庸夫・なぜ船は彼女と呼ばれるのか

20070218 賢者の言葉・杉浦日向子・対談二つ

20070211 賢者の言葉・高田博厚訳・「マチスの言葉」より

20070204 賢者の言葉・米沢富美子・「真理への旅人たち 物理学の20世紀」より

20070128 賢者の言葉・関川夏央・「水面に映る風景 洲之内徹の東京」より

20070121 賢者の言葉・鶴見俊輔・記念講演「思想史上から見た柳宗悦」より

20070113 賢者の言葉・小泉文夫・記念講演「音楽の根源・生活と音楽」より

20070112 賢者の言葉・宮本常一・記念講演「民衆と文化」より

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20070825 ブックスボックス 香聡庵・今週の棚出し・お買上

 ブックスボックス 香聡庵 * 、今週(8月16日から8月22日)、書棚に登場した本・お買上いただいた本を紹介します。

 ご来店、お待ちしてます!

 本に関するご注文・ご予約・お問合せは:田原 yoro@booxbox,com まで、どうぞご遠慮なく。

 田原書店の総合目録はこちら:http://www.booxbox.com/tahara/news.htm

20070816

  
□ ET7613 追憶の便り ヒロシマで逝ったわが子へ 藤野としえ ほるぷ自伝選集/女性の自画像 4 1980 ほるぷ 1500円   *
□ ET7614 女教師の記録 平野婦美子 ほるぷ自伝選集/女性の自画像 5 1980 ほるぷ 1500円   *
□ ET7615 生きて愛して演技して 望月優子 ほるぷ自伝選集/女性の自画像 8 1980 ほるぷ 1200円   *
□ ET7616 炎は海を越えて 高取焼再興奮闘記 ほるぷ自伝選集/女性の自画像 11 1980 ほるぷ 1200円   *
□ ET7617 道ありき 学歴なしで女医になるまで 上条なつ ほるぷ自伝選集/女性の自画像 12 1980 ほるぷ 1200円   *

□ ET7618 伝説の時代 愛と革命の二十年 寺尾とし ほるぷ自伝選集/女性の自画像 13 1980 ほるぷ 1200円   *

20070817

  

□ ET7619 ひとすじの道 婦人解放のたたかい五十年 田島ひで ほるぷ自伝選集/女性の自画像 14 1980 ほるぷ 1200円   *
□ ET7620 黙移 明治・大正文学史回想 相馬黒光 ほるぷ自伝選集/女性の自画像 15 1980 ほるぷ 1500円   *
□ ET7621 母ちゃんが書いた お前たちに遺す私の歴史 辻アイ ほるぷ自伝選集/女性の自画像 16 1980 ほるぷ 1200円   *
□ ET7622 地面の底がぬけたんです ある女性の知恵の七十三年史 藤本とし ほるぷ自伝選集/女性の自画像 17 1980 ほるぷ 1200円   *
□ AC7623 ジャコメッティ 矢内原伊作 宇佐見英治・武田昭彦編 2003 みすず書房 3000円   *

□ AC7624 アルバム ジャコメッティ 矢内原伊作 初版 1999 みすず書房 6000円   *

20070818

  

□ ET7625 カナダ・インディアンの世界から 煎本孝 2002 福音館文庫 300円   *
□ ET7626 外国の小学校 斎藤次郎 文・西山悦子 写真 たくさんのふしぎ傑作集 1997 福音館書店 500円   *
□ NS7627 渓流の魚たち サケ・マスの仲間 田口哲 文:高木新次郎 初版 山渓ネイチュア・ブックス2 1984 山と渓谷社 800円   *
□ AC7628 まゆみさん物語 自由と個人とぼくらの責任 橋口譲二 初版 1987 情報センター出版局 600円   *
□ ET7629 定訳 菊と刀 全 日本文化の型 ルース・ベネディクト 長谷川松治訳 1979 現代教養文庫 400円   *

□ NS7630 ファーブル昆虫記 愛蔵版 全10冊 林達夫・山田吉彦 訳 岩波書店 10000円   *

20070819

  
□ AC7631 ブランクーシュ ファブリ世界彫刻集11 文:東野芳明 監修:フランコ・ルッソーリ 初版 1973 平凡社 1000円   *
□ SC7632 季刊 コラボ 創刊号 石岡瑛子×中沢新一 榎本了壱 編集 1990 冬樹社 5冊9000円   *
□ SC7633 季刊 コラボ 第2号 高松伸×杉浦日向子 榎本了壱 編集 1991 冬樹社 5冊9000円   *
□ SC7634 季刊 コラボ 第3号 島田順子×日比野克彦 榎本了壱 編集 1991 冬樹社 5冊9000円   *
□ SC7635 季刊 コラボ 第4号 20世紀ラストスパート・トーク 榎本了壱 編集 1991 冬樹社 5冊9000円   *

□ SC7636 季刊 コラボ 第5号 柴門ふみ×三枝成彰 榎本了壱 編集 1992 冬樹社 5冊9000円   *

20070822

  

□ AC7649 ロビンソン夫人と現代美術 東野芳明 初版 1986 美術出版社 1500円   *
□ ET7650 日本人とは何だろうか 鶴見俊輔座談 鶴見俊輔 他 1996 晶文社 2000円   *
□ AC7651 日本美 縄文の系譜 宗左近 初版 1991 新潮社 600円   *
□ AC7652 ニューヨーク現代美術 1960-1988 近藤竜男 初版 1988 新潮社 1000円   *
□ ET7653 思想としての死の準備 山折哲雄・吉本隆明・河合隼雄・押田成人 初版 1993 三輪書店 1000円   *

□ IL7654 ニューヨーク午前0時 美術館は眠らない 岩渕潤子 初版 1989 朝日新聞社 600円   *

 お買上いただきました。

■ 日本の放浪芸【オリジナル版】 小沢昭一 解説:三隅治雄 初版 2006 岩波現代文庫   *
■ 童夢 大友克洋 初版 1983 双葉社   *
■ 思考論理学 考えるワシ 夜中の学校2 橋本治 初版 1992 マドラ出版
■ ルネサンスとは何であったのか 塩野七生 初版 2001 新潮社   *
■ 走れゴン こんぴら狗物語 絵 湯村照彦 文 多田とし子 初版 1994 フレーベル館   *

■ LIVEの方法 P-MODEL 音楽CD SYUN-003 DIWレコード 1994   *
■ ArT RANDOM 37  Ross Bleckner 都築響一 編集 初版 1990 京都書院   *
■ ArT RANDOM 100  Scott Kelley 都築響一 編集 初版 1990 京都書院   *
■ 北海道の諸道 街道をゆく 15 司馬遼太郎 11版 1997 朝日文芸文庫   *
■ むくどり通信 池澤夏樹 初版 1997 朝日文芸文庫   *

■ 蔵六の奇病 日野日出志 初版 2000 青林堂   *
■ 愛の軌跡~ラヴラインズ カーペンターズ 音楽CD PCCY-10022 1993   *


  ブックスボックス 田原書店へのアクセス方法です。お待ち申し上げます。 

 ◇ ブックスボックス URL: http://www.booxbox.com/
 ◇ ブックスボックス 田原書店  URL: http://www.booxbox.com/tahara/
   [本を愛する人の総合サイトスーパー源氏] にも出店 : http://sgenji.jp/

 ◇ ブックカフェ [ブックスボックス 香聡庵]
    URL: http://www2.snowman.ne.jp/~kasouan/
    札幌市南区真駒内165-201 電話: 011-584-2767
    営業時間 : 12:00-18:00 (季節により変動あり) 定休 : 木・金・土曜日
 ◇ 出張書棚 : ブックカフェ [ソクラテスのカフェ]@久住書房
     URL: http://www.kusumishobou.jp/
    札幌市西区琴似2条7-2-5
    地下鉄琴似駅下車徒歩5分 JRバス・バス停 西区役所前 下車徒歩1分

 ◇ ブログ [田原書店外伝]
     URL: http://booxbox.cocolog-nifty.com/tahara/

 ◇ コミュニティFM番組 [田原書店ノマド]
    毎週 火曜 朝10:30から FMアップル : http://www.765fm.com/
    札幌周辺 受信周波数FM76.5MHz
    全世界の皆様 インターネット放送
      : http://www.channel-apple2.com/streaming_apple.html

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20070821 田原書店ノマド・北海道と利尻島・北海道人小西康陽さんの曲

 毎週火曜日・午前十時半は、ブックスボックス 田原ヒロアキの、FMアップル「田原書店ノマド」の始まる時間。

 2007年8月21日の放送では、北海道本二冊と札幌生まれの音楽家小西康陽さんの楽曲を紹介します。

 どうぞお聴きください!

 FMアップル:http://www.765fm.com/ *



二冊:

  *

       *

 田原文:
19990304 西村英樹 『夢のサムライ 北海道にビールの始まりをつくった薩摩人=村橋久成』 / BALLET MECANIQUE
20030813 「夢のサムライ」逝く



オンエア予定曲:

1. ピチカート・ファイヴ 「サマータイム・サマータイム」 (CD 『couples』 より)

   *

2. ピチカート・ファイヴ 「連載小説」 (CD 『couples』 より)

2. ピチカート・ファイヴ 「そして今でも」 (CD 『couples』 より)



 FMアップル:http://www.765fm.com/ *

 「田原書店ノマド」は、ブックスボックス/田原書店の田原ヒロアキ * が担当する、音と言葉の情報番組。
 毎週火曜日午前十時半から。

 インターネットで聞けます(見られます):
  http://www.channel-apple2.com/streaming_apple.html *

 出演:田原ヒロアキ@ブックスボックス
  福津京子さん:http://www.fukutsu.net/ *

 どうぞお楽しみください!

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20070820 「民芸手帖」目次・251号から260号・昭和54-55年

  
 民芸手帖 251号 [セレベス・トラジャ族と竹] 東京民芸協会 1979/04月号
 表紙:柳宗悦詞・芹沢銈介型染「物偈」 物メヅ 仏メヅ
 [編集後記に見る二五〇号 2]/[セレベス・トラジャ族と竹]白崎俊次/[私の民芸交友録 4]野間吉夫/[多摩の民家 3 大・中・小黒柱のある農家]小林昌人/[韓国古寺の旅 15]佐藤隆司

  
 民芸手帖 252号 [メキシコの土器作り] 東京民芸協会 1979/05月号
 表紙:柳宗悦詞・芹沢銈介型染「物偈」 花ならで 花の花なる
 [編集後記に見る二五〇号 3]/[私の民芸交友録 5]野間吉夫/[韓国古寺の旅 16]佐藤隆司/[メキシコの土器作り]/[アフリカ・ケニアの土器作り]/

  
 民芸手帖 253号 [芹沢銈介の蒐集] 東京民芸協会 1979/06月号
 表紙:柳宗悦詞・芹沢銈介型染「物偈」 「布染めつ 心染めつ」
 [芹沢銈介の蒐集]水原徳言/[編集後記に見る二五〇号 4]/[私の民芸交友録 6]野間吉夫/[韓国古寺の旅 17]佐藤隆司/

  
 民芸手帖 254号 [バーナード・リーチさん逝去] 東京民芸協会 1979/07月号
 表紙:柳宗悦詞・芹沢銈介型染「物偈」 ササ入リマセト 染メニケル
 [バーナード・リーチさん逝去]/[晩年の青山二郎さん]三田昇/[編集後記に見る二五〇号 5]/[多摩の民家 4 白幡八幡の禰宜舞と厩をツノヤにした家]小林昌人/[私の民芸交友録 7]野間吉夫/[韓国古寺の旅 18]佐藤隆司/

  
 民芸手帖 255号 [桜木町のリーチさん] 東京民芸協会 1979/08月号
 表紙:柳宗悦詞・芹沢銈介型染「物偈」旅 安カレト 道シルベ
 [桜木町のリーチさん]太田臨一郎/[リーチの思い出二つ]森口多里/[わが師バーナード・リーチ先生の思い出]市野茂良/[生きている土器]荒木計雄/[土器作りの記録映画をみて]岡村吉右衛門/[多摩の民家 5 沢山の神仏を祀った家]小林昌人/[私の民芸交遊録 8]野間吉夫/[韓国古寺の旅 19]佐藤隆司/
.



 柳宗悦(やなぎ・むねよし 1889年3月21日 - 1961年5月3日)。民芸運動を起こした思想家、美術評論家(@ wiki)。
 この人の著作 * との出会いがなければ、今の自分もなかったのではないか、と常々思っています。
当ブログ「ようこそ、ようこそ」 * 記事に備え付けのgoogleで、項目「柳宗悦」で田原書店外伝内 を検索していただければ、その関連記事の多さに驚かれることでしょう。

 ブックスボックス 田原書店 * を始めるにあたって、柳宗悦さんの著作物・民芸や手仕事・さらに広く民俗学や民族学に関係する書籍は、在庫書籍ラインナップの中核にしていきたいと考えました。
 そんな思いが通じたのでしょうか、昨年8月、縁あって、古書店「ブックスボックス 田原書店」としての初めての買取に伺った、ある愛書家の方から、「民藝」と「民芸手帖」の大コレクションをもらいうけることになったのです。
 驚くとともに狂喜乱舞しました。正直のところ。

 さらに、2006年12月に「ブックスボックス 香聡庵」 * もオープンし、お客様には、実際に手にとって、「民藝」や「民芸手帖」をご覧いただく機会・場所にも恵まれました。
 ここは一つ、今一度その内容(コンテンツ)を、自分自身の手で自分自身のためにも、確認し、総数800冊近くに及ぶ両誌の展示方法を検討し、その文献的価値を広く世の中に伝えていきたいと考えています。(もちろん、「商品」でもありますので、ご自分でご活用・ご購入されたいという方には、喜んで販売いたします)
 
 そんなわけで、毎週月曜日、まずは「民芸手帖」の発刊の古い号から、「ブックスボックス 田原書店」のWEB上に、商品棚出し兼内容検索のための「目次」項目のアップをし、このBLOG上で、その進行状況のご報告と田原が気になった記事のご紹介をしていきたいと思います。

 お付き合いほど、どうぞよろしくお願いいたします。



  
 民芸手帖 256号 [特集 第三十三回日本民芸協会山形全国大会案内] 東京民芸協会 1979/09月号
 表紙:柳宗悦詞・芹沢銈介型染「物偈」 文ナキ 文ゾ 文ナル
 [全国の民芸の友よ ようこそ]斎藤仁/[山形と民芸]/[山形民芸の今昔]/[やまがたの草工芸]/[やまがたの織物]/[山形の民家]/[山形の博物館]/[山形の郷土玩具]斎藤良輔/[山形県の古美術店案内]

  
 民芸手帖 257号 [ジャワの住宅建築] 東京民芸協会 1979/10月号
 表紙: 柳宗悦詞・芹沢銈介型染「物偈」 名なきぞ 名なる
 [ジャワの住宅建築]宮地米三/[九谷のリーチさん]須田菁華/[リーチさんと松本]三代沢本寿/[あたたかい大きな手だった]矢野純一/[リーチさんのことなど]ミサ・ネダマン/[私の民芸交友録 9]野間吉夫/[韓国古寺の旅 20]佐藤隆司/[多摩の民家 6 陣馬山麓の養蚕農家]小林昌人/[士林刀ご難]白崎俊次/

  
 民芸手帖 258号 [白石の菓子種] 東京民芸協会 1979/11月号
 表紙:柳宗悦詞・芹沢銈介型染「物偈」 絲アヤオリ 想ヒアヤオリ
 [望外の旅]岡村吉右衛門/[不思議なる邂逅]西邨辰三郎/[ガテマラ旅行記 1]久守和子/[私の民芸交遊録
10]野間吉夫/[多摩の民家 7 多摩丘陵の西に尽きるあたり]小林昌人/[白石の菓子種]菅野新一/[韓国古寺の旅 31]佐藤隆司/

  
 民芸手帖 259号 [大阪ところどころ] 東京民芸協会 1979/12月号
 表紙:柳宗悦詞・芹沢銈介型染「物偈」 いざ去なん 文なき里に
 [堤のおひなっこ 1]関善内/[大阪ところどころ]露木昶/[私の民芸交友録 11]野間吉夫/[ガテマラ旅行記 2]久守和子/[多摩の民家 8 江戸へ炭を運んだ家]小林昌人/[韓国古寺の旅 22]佐藤隆司/

  
 民芸手帖 260号 [柳宗悦と柳田國男の「不親切」] 東京民芸協会 1980/01月号
 表紙:スマトラ・ブキテンギの銀糸織り・スレンタン
 [柳宗悦と柳田国男の「不親切」]池田敏雄/[民家のデザイン 1 木彫の美 板欄間]川島宙次/[堤のおひなっこ 2]関善内/[私の民芸交遊録 12]野間吉夫/[ガテマラ旅行記 3]久守和子/[多摩の民家 9 正月のヒロマに注連縄を張り巡らす家]小林昌人/[韓国古寺の旅 23]佐藤隆司/



20070813 「民芸手帖」目次・241号から250号・昭和53-54年

20070806 「民芸手帖」目次・231号から240号・昭和52-53年

20070730 「民芸手帖」目次・221号から230号・昭和52-53年

20070723 「民芸手帖」目次・211号から220号・昭和51-52年

20070716 「民芸手帖」目次・201号から210号・昭和50年

20070709 「民芸手帖」目次・191号から200号・昭和49-50年

20070702 「民芸手帖」目次・181号から190号・昭和48-49年

20070625 「民芸手帖」目次・171号から180号・昭和47-48年

20070618 「民芸手帖」目次・161号から170号・昭和46-47年

20070611 「民芸手帖」目次・151号から160号・昭和45-46年

20070604 「民芸手帖」目次・141号から150号・昭和45年

20070528 「民芸手帖」目次・131号から140号・昭和44-45年

20070521 「民芸手帖」目次・121号から130号・昭和43-44年

20070514 「民芸手帖」目次・111号から120号・昭和42-43年

20070507 「民芸手帖」目次・101号から110号・昭和41-42年

20070430 「民芸手帖」目次・91号から100号・昭和40-41年

20070423 「民芸手帖」目次・81号から90号・昭和40年

20070416 「民芸手帖」目次・71号から80号・昭和39-40年

20070409 「民芸手帖」目次・61号から70号・昭和38-39年

20070402 「民芸手帖」目次・51号から60号・昭和37-38年

20070326 「民芸手帖」目次・41号から50号・昭和36-37年

20070319 「民芸手帖」目次・31号から40号・昭和35-36年

20070312 「民芸手帖」目次・21号から30号・昭和35年

20070305 「民芸手帖」目次・14号から20号・昭和34年から35年

20070226 「民芸手帖」目次・2号から13号・昭和33年から34年

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20070819 賢者の言葉・矢内原伊作 『ジャコメッティ』・「ジャコメッティとともに」より

 矢内原伊作 『ジャコメッティ』(みすず書房 1996) より、「ジャコメッティとともに」の一部。

  *



「 「おおヤナイハラ、わが絶望、わが悲惨の啓示者よ。」仕事にかかりながら悲劇俳優のように画家がそのモデルに言う。「きみのおかげで私はどんなに自分が無能であるかを発見した。」ぼくは心の中で、おおジャコメッティ、わが希望、わが自由の啓示者よ、と叫んだがこれは言葉にはならなかった。画家は続けて、「それというのも、これまではいつでも中途のところでとまってしまって、こんなに遠くまで仕事を進めたことがなかったからだ。」
 以下画家とモデルの対話。
「今日はきみの顔が今までとはすっかり違って見える。まるで昨日までの私は盲目だったかのようだ。当然画布の上のきみの顔はすっかり変ってしまう、実に不思議だ。」
「これまででも画布の上の顔は毎日変化したではありませんか、もしも変化しなかったら、そのほうが不思議でしょう。」
「いや、これまでの変り方とは比較にならないほど、今日は根本から完全に変ってしまう。昨日までの仕事は、決して無駄ではない。すべてが必要だったのです。」
「そうだ、すべてが必要だった。しかしこのことは仕事が遅々として進まないことの言訳になるだろうか、もっと努力をすれば、もっと早く進歩したはずだ。私は怠慢だ、私は詐欺師だ、肖像画を描く約束をしてきみを瞞したのだから。」
「いいえ決して。なぜなら、あなたはできるだけのことをしているのだから。」
「できるだけのことをするだけでは足りない。できる以上のことをしなければならいのだ。」
「いや、急ぐ必要はないし、急いではいけないと思います。ぼくはあなたの仕事の役にたちさえすれば満足なのです。」
「明日まで、いや明後日まで待ってくれ。明後日まで続けてみて見込みがあればよし、もし見込みがないようなら放棄しよう。その場合、きみはポーズした時間を失うだけだが、私はすべてを失うことになる。私は職業を変えなければならない。」
 しばらく黙々と筆を動かしていたあとで画家がぽつりと言う。
「それは実に悲しいことだ。」
「何がですか。」
「職業を変えなければならないということは。」
 それからなおも仕事が続けながら画家は次のようなことも言った。
「顔の中央の部分に絵具が厚くかたまって実に描きにくい。しかし、これは仕事を中止する理由にはならない。描きにくいということは描けないということではないからだ。困難だといって放棄するのは逃避の口実にすぎない。昨日私が画布を乾かさなければならないと言った時、私はやはり逃避の口実を求めていたのだ。困難だからといって放棄するくらいなら、初めから何もしないほうがましだ。」「折角描いたところを、またしても毀さなければならない。残念だが仕方がない。必要なことはしなければならないのだ。」「頸は見事な円柱だ。その頸と頭とがどこでどうつながっているのか私には皆目わからない。」「何と言っても肖像画が一番むずかしい。殊に正面の肖像画ほどむずかしいものはない。ほとんど不可能だと思われる。その証拠に、昔からの肖像画ですぐれている絵、つまり実際の顔に比較的よく似た絵は、すべて横あるいは斜めから描いた肖像画だ。エジプト絵画を見給え、それは絵画の最高のものだが常にプロフィルを描いている。フラマンの肖像画でもセザンヌでも、いつも斜めから描いているのだ。正面の肖像画で実際の顔に似ているのは、ファイユームの絵だけではないか。これは唯一の例外だが、これとても無論完全ではない。」「一度きみの横顔を描いてみよう。横顔そのものには興味はないが、これは正面の肖像を描く上に非常に役立つに違いない。横顔をよく知らなければ正面を描くこともできない。」「正面の肖像は、それを見て横顔が知られるように描かなければならない。」」



20070812 賢者の言葉・司馬遼太郎 『モンゴル紀行 街道をゆく 5』・「故郷とは」より

20070805 賢者の言葉・照屋林助『てるりん自伝』・「裏がなくなれば、表も消えること」

20070729 賢者の言葉・お葬式を語る・伊丹十三

20070722 賢者の言葉・バルトーク話・伊東信宏+小倉朗

20070715 賢者の言葉・立花隆『脳を鍛える』・覚えておくと便利な一言

20070708 賢者の言葉・風丸良彦『村上春樹短篇再読』・ブラジャーをはずす女「蜂蜜パイ」

20070701 賢者の言葉・谷川俊太郎「手紙のことなど」・『吉田健一集成』別巻「吉田健一・人と文学」より

20070624 賢者の言葉・都築響一『夜露死苦現代詩』・「肉体言語としてのラップ・ミュージック あるいは渋谷の街の即興詩人」

20070617 賢者の言葉・『宮本常一 写真・日記集成』・について、荒木経惟+森山大道が語る

20070610 賢者の言葉・巨星墜つ・城山三郎+平岩外四×吉村昭『間宮林蔵』

20070603 賢者の言葉・佐倉統『現代思想としての環境問題』・「環境の誕生」

20070527 賢者の言葉・ハイゼンベルク『部分と全体』・言葉についての討論

20070520 賢者の言葉・加賀野井秀一・それでも日本語は進化する

20070513 賢者の言葉・永沢光雄・投稿写真

20070506 賢者の言葉・宮本常一・「利尻島見聞」その3

20070429 賢者の言葉・宮本常一・「利尻島見聞」その2

20070422 賢者の言葉・宮本常一・「利尻島見聞」その1

20070415 賢者の言葉・片岡義男・とおりすぎるはずだった小さな町

20070408 賢者の言葉・椹木野衣・岡崎京子論 その2

20070401 賢者の言葉・椹木野衣・岡崎京子論

20070325 賢者の言葉・村上龍・対談二つ

20070318 賢者の言葉・玉村豊男・文明人の生活作法

20070311 賢者の言葉・大貫妙子・トランクに荷物を

20070304 賢者の言葉・ユング・追想

20070225 賢者の言葉・中村庸夫・なぜ船は彼女と呼ばれるのか

20070218 賢者の言葉・杉浦日向子・対談二つ

20070211 賢者の言葉・高田博厚訳・「マチスの言葉」より

20070204 賢者の言葉・米沢富美子・「真理への旅人たち 物理学の20世紀」より

20070128 賢者の言葉・関川夏央・「水面に映る風景 洲之内徹の東京」より

20070121 賢者の言葉・鶴見俊輔・記念講演「思想史上から見た柳宗悦」より

20070113 賢者の言葉・小泉文夫・記念講演「音楽の根源・生活と音楽」より

20070112 賢者の言葉・宮本常一・記念講演「民衆と文化」より

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20070818 ブックスボックス 香聡庵・今週の棚出し・お買上

 ブックスボックス 香聡庵 * 、今週(8月9日から8月15日)、書棚に登場した本・お買上いただいた本を紹介します。

 ご来店、お待ちしてます!

 本に関するご注文・ご予約・お問合せは:田原 yoro■booxbox.com (■=@) まで、どうぞご遠慮なく。

 田原書店の総合目録はこちら:http://www.booxbox.com/tahara/news.htm

20070815

  

□ AC7607 神田日勝画集 初版・函 1978 北海道新聞社 3000円   *
□ ET7608 思想の折り返し点で 久野収・鶴見俊輔 初版 1998 朝日選書 596 800円   *
□ HW7609 イタリアデザインの巨匠―アキッレ・カスティリオーニ 展覧会目録 1998 リビング・デザイン・センター 2000円 *
□ HW7610 バウハウス 1919-1933 バウハウス資料館マグダレーナ・ドロステ ベネディクト・タッシュン出版 5000円
□ ET7611 黒い肌と白い心 サンダース・ホームへの道 沢田美喜 ほるぷ自伝選集/女性の自画像 1 1980 ほるぷ 1500円   *

□ ET7612 火筒のひびき ある従軍看護婦の記録 山崎近衛 ほるぷ自伝選集/女性の自画像 3 1980 ほるぷ 1500円   *

 お買上いただきました。

■ 憶えきれないせりふ 芥川比呂志 初版 1982 新潮社   *
■ 沈黙の春 レイチェル・カーソン 青樹簗一 2004 新潮社   *
■ あきらめから希望へ 生きる場からの運動 花崎皋平・高木仁三郎 初版 1987 七つ森書館   *
■ イニュニック[生命] アラスカの原野を旅する 星野道夫  初版 解説:柳田邦男 1993 新潮文庫   *
■ ジョージア・サテライツ ジョージア・サテライツ 音楽CD 32XD-689 1986   *

■ エレンディラ G.ガルシア=マルケス 鼓直・木村榮一訳 1992 ちくま文庫   *
■ あとの祭り 恋愛革命 渡辺淳一 初版 2006 新潮社   *
■ 裏みちの花 小沢昭一 初版 1996 文春文庫   *
■ モンゴル紀行 街道をゆく 5 司馬遼太郎 19版 1997 朝日文庫   *
■ 民藝 62号 筆・墨・硯の今昔 (表紙:鉄硯) 昭和33年02月号 1957 日本民芸協会

■ 民藝 110号 特集 相馬・館の下窯 (表紙:鉄釉糠流水甕) 昭和37年02月号 グラフ 館の下の陶器 1962 日本民芸協会
■ ジャイアント・ステップス(+6) ジョン・コルトレーン 音楽CD 30XD-1003   *
■ バルトーク 民謡を「発見」した辺境の作曲家 伊東信宏 初版 1997 中公新書1370   *
■ 男のウンチク学 古谷三敏 1980 廣済堂   *
■ 古谷三敏・ウンチク大全・酒 古谷三敏 初版 1985 大和書房   *


  ブックスボックス 田原書店へのアクセス方法です。お待ち申し上げます。 

 ◇ ブックスボックス URL: http://www.booxbox.com/
 ◇ ブックスボックス 田原書店  URL: http://www.booxbox.com/tahara/
   [本を愛する人の総合サイトスーパー源氏] にも出店 : http://sgenji.jp/

 ◇ ブックカフェ [ブックスボックス 香聡庵]
    URL: http://www2.snowman.ne.jp/~kasouan/
    札幌市南区真駒内165-201 電話: 011-584-2767
    営業時間 : 12:00-18:00 (季節により変動あり) 定休 : 木・金・土曜日
 ◇ 出張書棚 : ブックカフェ [ソクラテスのカフェ]@久住書房
     URL: http://www.kusumishobou.jp/
    札幌市西区琴似2条7-2-5
    地下鉄琴似駅下車徒歩5分 JRバス・バス停 西区役所前 下車徒歩1分

 ◇ ブログ [田原書店外伝]
     URL: http://booxbox.cocolog-nifty.com/tahara/

 ◇ コミュニティFM番組 [田原書店ノマド]
    毎週 火曜 朝10:30から FMアップル : http://www.765fm.com/
    札幌周辺 受信周波数FM76.5MHz
    全世界の皆様 インターネット放送
      : http://www.channel-apple2.com/streaming_apple.html

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20070817 旅の時間・利尻島行き帰り・ガスっけ

20070105

  20070105/13時36分 小平町 道の駅「おびら鰊番屋」 松浦武四郎さんとセルフ・ツーショット・ポートレート
  



20070809
 やや八ヶ月ぶりに利尻島へ向かう。

  20070809/11時31分 小平町 道の駅「おびら鰊番屋」 松浦武四郎さんと長女とセルフ・スリーショット・ポートレート
  

  20070809/14時50分 稚内港で、鴛泊行きのカーフェリー待ち
  

  20070809/16時36分 日本海上、東日本海フェリー上
  

  20070809/16時38分 日本海上、東日本海フェリー上
  

  20070809/16時54分 鴛泊港入港間近、利尻山の裾野(利尻富士町野塚あたり)が見える
  

  20070809/17時12分 下船
  

  20070809/17時59分 実家前に建つ倉 1955年建造
  

  20070809/18時00分 実はこの倉が、ブックスボックスの利尻島スタジオ兼ギャラリー
  

  20070809/18時01分 実家前の浜 濃霧(ガス) 今回の滞在中、自宅がある仙法志地区はずっと「ガスっけ(気)」だった
  

20070810

  20070810/07時43分 ご近所からのいただきもの
  

  20070810/08時56分 今に残る紺漁業部の鰊場の袋澗(ふくろま)を、利尻島を一周する道道から撮影 その鰊場の親方であった紺宗治は田原の母方の祖父
  

  20070810/09時00分 袋澗に下りていく
  

  20070810/09時05分 長年の風雪・波浪によって、破断されつつある、袋澗の鉄筋入り防波堤
  

  20070810/09時09分 袋澗の防波堤 袋澗を西側から望む
  

  20070810/09時16分 袋澗を東側から望む 上の写真のリバースアングル
  

  20070810/09時24分 この日は同行したS氏と、紺の袋澗から、田原家の澗までの海岸線(利尻島の最南端)をトレッキング 海岸の植物群
  

  20070810/09時25分 崖の草中にジグザグの道の痕跡 昔の漁労で使用したものらしい
  

  20070810/13時45分 午後、利尻町立博物館訪問 館内展示の鰊場コーナー
  

  20070810/13時45分 利尻町立博物館展示 紺の鰊場の番付板 昭和二十年代に書かれたもの 鰊漁のあった各年の漁場の構成員とその序列がこれで知れる 実は田原の母(親方の娘だった)の手によって書かれたもの
  

  

  

  20070810/13時48分 利尻町立博物館展示 市街図 こういうものを作って何かの役に立つと思われるほど人口があったということ 利尻町仙法志の一番端っこにあたる田原家も一応かかれている
  

  20070810/15時37分 丸い島の、田原家の真裏にあたる鴛泊地区に行ってみると、晴れていた!
  

  

  

  

  

20070811

  20070811/13時16分 晴れない
  

20070812

  20070812/12時25分 2日前のトレッキングコースを逆ルートで
  

  

  

  20070812/12時27分 S氏に加え、娘二人も同行 彼女らには結構ハードな道行
  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  20070812/14時03分 トレッキングを追え、「始点」の終点へ帰りつく
  

  20070812/14時58分 利尻町立博物館展示 長野重一さん1956年撮影の写真展示の中の一枚 撮影場所は仙法志本町 真ん中に立っていてこちらを見ているのは、なんと父と結婚する前の母「紺千恵子」
  

  20070812/17時52分 夕方また浜歩き わずかに残る、高島漁業部の鰊場の石組み 紺の袋澗と高島の鰊場の間に、「小前の者」であった田原家の入り江(澗)が並ぶかたち 今はどこの澗も漁労の痕跡が残るばかりで使われることはない 日本海の冬の波浪が、年々、その痕跡も消し去っていく
  

20070813
 離島の日。

    20070813/09時22分 ブックスボックスの利尻島スタジオ兼ギャラリーの倉の二階 奥のスペースには、使われることのなくなった(そしてもう二度と使われることのない)漁網の山
  

    20070813/09時22分 ブックスボックスの利尻島スタジオ兼ギャラリーの倉の二階 紺漁業部の御膳やら重箱やらもある
  

    20070813/09時24分 帰るという日に天気が良くなった この倉が自分にとっての世界の中心であるらしい、と思いつつ、島を離れることに
  

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20070813 「民芸手帖」目次・241号から250号・昭和53-54年

  
 民芸手帖 241号 [仙台キリシタン物語] 東京民芸協会 1978/06月号
 表紙:刷毛目線彫牡丹唐草文大皿・池順鐸作
 [仙台キリシタン物語 1]只野淳/[民家と文化財指定]野間吉夫/[韓国古寺の旅 7]佐藤隆司/[パキスタン里帰り 3]滝田項一/

  
 民芸手帖 242号 [アメリカの陶芸について] 東京民芸協会 1978/07月号
 表紙:竹細工・小型箕と笊・岡山県勝山月田
 [講演 アメリカの陶芸について]浜田庄司/[めんこ遊び]斎藤良輔/[椰子の実の寄物]野間吉夫/[韓国古寺の旅 8]佐藤隆司/[パキスタン里帰り 4]滝田項一/

  
 民芸手帖 243号 [ヨーロッパの陶芸について] 東京民芸協会 1978/08月号
 表紙:バティック布・西ジャワ東部ガルト産
 [講演 ヨーロッパの陶芸について]浜田庄司/[仙台キリシタン物語 2]只野淳/[琵琶湖に沿って]露木昶/[こま遊び]斎藤良輔/[韓国古寺の旅 9]佐藤隆司/[第二回 インドネシアの民芸と遺跡の旅 1]/

  
 民芸手帖 244号 [特集 インドネシアの旅] 東京民芸協会 1978/09月号
 表紙:竹編台木蓋付肩掛バッグ・バリ島
 [インドネシアの旅で]山下和正/[インドネシアの昔と今]宮地米三/[ジャワ島とバリ島]溝口歌子/[インドネシアに旅して]小田部温/[インドネシアでの買物]西垣光温/[ココナット・タピオカなど]原口喜美子/[インドネシア反省への旅]松井紀代雄/[第二回 インドネシアの民芸と遺跡の旅 2]/

  
 民芸手帖 245号 [華麗なるガラス] 東京民芸協会 1978/10月号
 表紙:インドネシアジャワ島の篭
 [華麗なるガラス]野間吉夫/[仙台キリシタン物語 3]只野淳/[韓国古寺の旅 10]佐藤隆司/[チャンバラ遊び]斎藤良輔/[民芸と私]出口草露/[第二回 インドネシアの民芸と遺跡の旅 3]/[私の旅]山中富貴/[丸ゆべし考]白崎俊次/
.



 柳宗悦(やなぎ・むねよし 1889年3月21日 - 1961年5月3日)。民芸運動を起こした思想家、美術評論家(@ wiki)。
 この人の著作 * との出会いがなければ、今の自分もなかったのではないか、と常々思っています。
当ブログ「ようこそ、ようこそ」 * 記事に備え付けのgoogleで、項目「柳宗悦」で田原書店外伝内 を検索していただければ、その関連記事の多さに驚かれることでしょう。

 ブックスボックス 田原書店 * を始めるにあたって、柳宗悦さんの著作物・民芸や手仕事・さらに広く民俗学や民族学に関係する書籍は、在庫書籍ラインナップの中核にしていきたいと考えました。
 そんな思いが通じたのでしょうか、昨年8月、縁あって、古書店「ブックスボックス 田原書店」としての初めての買取に伺った、ある愛書家の方から、「民藝」と「民芸手帖」の大コレクションをもらいうけることになったのです。
 驚くとともに狂喜乱舞しました。正直のところ。

 さらに、2006年12月に「ブックスボックス 香聡庵」 * もオープンし、お客様には、実際に手にとって、「民藝」や「民芸手帖」をご覧いただく機会・場所にも恵まれました。
 ここは一つ、今一度その内容(コンテンツ)を、自分自身の手で自分自身のためにも、確認し、総数800冊近くに及ぶ両誌の展示方法を検討し、その文献的価値を広く世の中に伝えていきたいと考えています。(もちろん、「商品」でもありますので、ご自分でご活用・ご購入されたいという方には、喜んで販売いたします)
 
 そんなわけで、毎週月曜日、まずは「民芸手帖」の発刊の古い号から、「ブックスボックス 田原書店」のWEB上に、商品棚出し兼内容検索のための「目次」項目のアップをし、このBLOG上で、その進行状況のご報告と田原が気になった記事のご紹介をしていきたいと思います。

 お付き合いほど、どうぞよろしくお願いいたします。



  
 民芸手帖 246号 [角館町と伝承館] 東京民芸協会 1978/11月号
 表紙:インドネシア・スラウェシ島 トラジャ族の絣と笠
 [角館町と伝承館]鈴木実/[中国・華南の旅 1]小林正一/[北海道生き残りの藍師]小寺平吉/[白石のゆべし]菅野新一/[仙台キリシタン物語 4]只野淳/[韓国古寺の旅 11]佐藤隆司/[トラジャの笠]白崎俊次/

  
 民芸手帖 247号 [民芸と学校教育] 東京民芸協会 1978/12月号
 表紙: インドネシア・スラウェシ島 トラジャ族の手掃木
 [民芸と学校教育]伊藤清忠/[棟方板画館その後]宇賀田達雄/[中国・華南の旅 2]小林正一/[仙台キリシタン物語 5]只野淳/[韓国古寺の旅 12]佐藤隆司/

  
 民芸手帖 248号 [特集 浜田庄司追悼号] 東京民芸協会 1979/01月号
 表紙:柳宗悦詞・芹沢銈介型染「物偈」 色あやなる 心あやなる
 [私の民芸交友録 1]野間吉夫/[三春人形のことども]橋元四郎平/[多摩の民家 正月にシキミを飾る家]小林昌人/[中国・華南の旅 3]小林正一/[韓国古寺の旅 13]佐藤隆司/

  
 民芸手帖 249号 [バンチェン土器に学んだ現代陶] 東京民芸協会 1979/02月号
 表紙:柳宗悦詞・芹沢銈介型染「物偈」 見マセ 賞デマセ 用ヒマセ
 [バンチェン土器に学んだ現代陶]福村豊/[ロンボク島の土器作り]白崎俊次/[民芸品を愛用するものの考え]根津恭/[私だけの和菓子]寺村栄一/[松方三郎さんと三宅矢さん]田中文蔵/[グラフ パキスタンの旅から]小田部温/[中国・華南の旅 4]小林正一/[私の民芸交友録 2]野間吉夫/

  
 民芸手帖 250号 [創刊二五〇号記念] 東京民芸協会 1979/03月号
 表紙:柳宗悦詞・芹沢銈介型染「物偈」 知らば見えじ見ずば知らず
 [編集後記に見る二五〇号]/[私の民芸交友録 3]野間吉夫/[中国・華南の旅 5]小林正一/[韓国古寺の旅 14]佐藤隆司/[多摩の民家2 お蚕さまを飼う家]小林昌人/[セレベス島の土器作り]白崎俊次/



20070806 「民芸手帖」目次・231号から240号・昭和52-53年

20070730 「民芸手帖」目次・221号から230号・昭和52-53年

20070723 「民芸手帖」目次・211号から220号・昭和51-52年

20070716 「民芸手帖」目次・201号から210号・昭和50年

20070709 「民芸手帖」目次・191号から200号・昭和49-50年

20070702 「民芸手帖」目次・181号から190号・昭和48-49年

20070625 「民芸手帖」目次・171号から180号・昭和47-48年

20070618 「民芸手帖」目次・161号から170号・昭和46-47年

20070611 「民芸手帖」目次・151号から160号・昭和45-46年

20070604 「民芸手帖」目次・141号から150号・昭和45年

20070528 「民芸手帖」目次・131号から140号・昭和44-45年

20070521 「民芸手帖」目次・121号から130号・昭和43-44年

20070514 「民芸手帖」目次・111号から120号・昭和42-43年

20070507 「民芸手帖」目次・101号から110号・昭和41-42年

20070430 「民芸手帖」目次・91号から100号・昭和40-41年

20070423 「民芸手帖」目次・81号から90号・昭和40年

20070416 「民芸手帖」目次・71号から80号・昭和39-40年

20070409 「民芸手帖」目次・61号から70号・昭和38-39年

20070402 「民芸手帖」目次・51号から60号・昭和37-38年

20070326 「民芸手帖」目次・41号から50号・昭和36-37年

20070319 「民芸手帖」目次・31号から40号・昭和35-36年

20070312 「民芸手帖」目次・21号から30号・昭和35年

20070305 「民芸手帖」目次・14号から20号・昭和34年から35年

20070226 「民芸手帖」目次・2号から13号・昭和33年から34年

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20070812 賢者の言葉・司馬遼太郎 『モンゴル紀行 街道をゆく 5』・「故郷とは」より

 『モンゴル紀行 街道をゆく 5』司馬遼太郎(朝日新聞社 1974) より、「故郷とは」の一部。

 自分の、故郷・利尻島への里帰り(8月9-13日)と、モンゴル人にして日本の大相撲の横綱、朝青龍の一連の里帰り騒動、を思いつつの引用。

  *



「 ・・・・・・私は、ベッドに入ってから、ツェべックマさんのことを考えた。
 彼女は、モンゴルの詩人がいかにすぐれた詩を書いてきたかということを、あの食堂で、白い食卓ごしに、身を乗り出すようにして私に語った。それも、故郷を主題にした詩がいいのです。それらがどんなに深くわれわれの心を打ちますか、残念ながらあなたにその感動を伝える言葉を私は持たない、それがもどかしい、といった。
 モンゴル人にとって故郷というイメージは、どんなに悲しく、どれほど心を慄わせ、どれほどはげしいよろこびを心に与えるものか、私はそれをうまく伝えられない、と彼女はいうのである。
 故郷というのはわれわれ日本人にとって山と谷と小川というせせこましい形象のものだが、モンゴルのような茫漠たる大草原でも故郷のイメージは成り立つのかと思い、ふしぎな思いがした。
「故郷とは、このモンゴル人民共和国の草原のことですか」
「そうです」
 ツェべックマさんはうなずく。
「それとは別に、個々のひとびとにも、それぞれが生れた故郷(ノタツク)への想いというものありますか」
「あります」
 彼女はいう。われわれにはどこを向いても同じような景色に見えてしまうが、おそらくこれは狭い国にうまれた者の想像力の貧困によるものかもしれない。モンゴル人は、この雄大な天と地の一角をそれぞれが切りとり、これが自分の故郷だというふうに、単に形象であるという以上の、遥かな詩情と濃かな思想をそれに籠める。


 モンゴルの近代文学の父とされる詩人ナツァクドルジ(一九〇六~三七)に「美しき地」という有名な詩がある。以下の詩の訳は、米国のアジア学者オーエン・ラティモアの『モンゴル』(磯野富士子訳)から引用させてもらうことにする。
 ヘンテイ・ハンガイ・ソヨンの高く美しき嶺々
 北の方の飾りとなりし森林におおわれし山々
 メネン・シャルガ・ノミンの広大なるゴビ地帯
 南の方の面となしりひろく続いた砂丘の海々
 これぞわが生れし故郷――モンゴルの美しき地。
 ツェべックマさんの生れ故郷は、北方アジアに属するこの広大な高原でなく、その高原が東にのびて旧満州に入ったあたりの草原である。
 彼女の胸にはその故郷の草原への思慕の泉が涸れることがない。しかしそこは、中国領になっていて、もはや行くこともできない。
 その故郷に、小さな(と私は想像するのだが)川が流れている。これも想像だが、彼女は少女のころ、馬を駆ってその川まで水を飲ませに行ったであろう。この川のほとりで気象の秀でたモンゴルの青年と恋愛し、結婚し、やがてその青年は学者になった。しかしながらいまはその青年はいない。
 モンゴルの現代詩人は飽くことなく故郷を詩うが、私もそれらの詩的気分の中で言うとすれば、その川はなお彼女の胸の中で流れつづけているし、さらには彼女の一人娘の名前にもなっているのである。イミンという。イミンちゃんという場合は、イミナとよべばいい。
 彼女の場合、故郷の詩は、イミナとして存在しているのである。


 イミナが、いまレニングラード大学で電子工学を学んでいるということは、すでに触れた。
「私も、もう五十だから」
 と、ツェべックマさんがいった。子供に遺してやるものを考えなくてはいけない、それには自分が一生懸命勉強した日本語が一番いいと思い、イミナに日本語の勉強をしたらどうかとすすめてみると、娘は素直に、じゃ勉強してみる、といったという。すこしずつ教えるつもりです、と彼女はいった。
 イミナは休暇で、いまウランバートルに帰っている。つまり、このフロアで踊っている若者たちと、同じ留学生仲間なのである。
 ツェべックマさんは娘をレニングラードにやるとき、娘が都会の風に染まってモンゴルというこの故郷をバカにするような子になったらどうしよう、と思った。
 よほど、それが彼女の頭痛のたねだったらしい。イミナが大学生活を一年終え、最初の休暇で帰ってくるというとき、彼女は息を詰めるようにして待っていた。もしそういう娘になって帰ってきたら、彼女は、モンゴルの詩人たちの故郷の詩を百ぺんも朗読して、都会にあこがれるだけの浅薄な娘の性根をたたき直さねばならない、と考えていた。


 ところが、イミナが帰ってきて、母娘でご飯を食べているとき、
「モンゴルは、みな本物ばかりなのね」
 と、母親にいったのである。
「よその国の都会も自然も、みな作りものみたい。草までそうよ」
 乾燥した高原にあるモンゴルの草は、香芝と名付けたいくらいに強く匂う。しかしよその国の草は匂わないということをイミナは発見して、まず最初にショックをうけたらしいのである。
「池だって、造った池で、モンゴルのように本当の池じゃない」
 ともイミナは言ったらしい。大自然をたっぷり残しているロシアへ行ってさえ、イミナはそんなふうにショックをうけて帰っているのである。モンゴルの自然がいかに豊かで大きく、かつ本物であるかがこの一事でもわかるであろう(この娘を日本によべば卒倒するのではなかろうか)。
 イミナには、その後、会う機会がもてた。母親似の色白な美人で、背は一七〇センチはありそうだった。黄色いパンタロンをはいて、ショルダー・バッグを無造作に肩からぶらさげ、新宿あたりで男の子と議論しながら大またで歩いてゆく気のきいた女子学生といった感じだった。
 イミナは、だから卒業したらモンゴルに帰る、といって母親を安心させた。
 彼女のような場合、帰ったらどこへ勤めるのかときくと、ツェべックマさんは、
「科学アカデミーから派遣されているから、卒業すれば科学アカデミーに戻って、そこでお勤めするのです」
 と、いった。


 ……なるほど、故郷としては、モンゴル高原ほどそこに生れた者にとって強烈な故郷はないかもしれない、と私はベッドの中でおもいかえした。
 私の小さな経験では、海辺という、単調な水平線を見て少年時代を送った人はわりあり故郷を恋しがらず、地形の複雑な山の中育ちの人ほど、年をとると故郷を恋しがるということのように思えるのだが、この法則? からすれば、いわば一望海のような大草原のなかで育ったモンゴル人の故郷感覚はどうなっているのだろう。このことは、昔からふしぎに思っていた。
 そのあたりのふしぎさが、このイミナの話で解けたような気もしたが、しかしさらに考えると、まだわからない感じもある。
 もっとも、町育ちの私などはわかる資格はもともとないのであろう。現在住んでいる町にいたっては、木もなければ草もない。
 要するに、人間という自然的存在は、当然、自然を必要としている。さらには決してプラスティックではありえない人間の心というものは、当然、木とか草とか川とかに倚りかかるときにのみ息づくものだが、それらの自然物の稀少な環境からやってきて、大自然のなかに生きているモンゴル人たちの故郷に対する思慕の根を探ろうというのが、元来、大それたことなのである。


 十三世紀、モンゴル人は世界に流血を強いる大遠征をやったが、その西方への遠征に従軍した無名の兵士が、白樺の樹皮を剥いで詩を書きのこした。その詩が、田中克彦氏の『草原と革命』(晶文社刊)に出ている。詩は、望郷のなげきをうたう。
 今やときぞ、我とびたたん
 我は呼びかく
 我が母に、何にもましていとしき母に
 山は草に満ち
 愛する兄弟ら、まさに来んとす
 今こそ我、故郷に帰らん
 常に故郷に在らんがために



20070805 賢者の言葉・照屋林助『てるりん自伝』・「裏がなくなれば、表も消えること」

20070729 賢者の言葉・お葬式を語る・伊丹十三

20070722 賢者の言葉・バルトーク話・伊東信宏+小倉朗

20070715 賢者の言葉・立花隆『脳を鍛える』・覚えておくと便利な一言

20070708 賢者の言葉・風丸良彦『村上春樹短篇再読』・ブラジャーをはずす女「蜂蜜パイ」

20070701 賢者の言葉・谷川俊太郎「手紙のことなど」・『吉田健一集成』別巻「吉田健一・人と文学」より

20070624 賢者の言葉・都築響一『夜露死苦現代詩』・「肉体言語としてのラップ・ミュージック あるいは渋谷の街の即興詩人」

20070617 賢者の言葉・『宮本常一 写真・日記集成』・について、荒木経惟+森山大道が語る

20070610 賢者の言葉・巨星墜つ・城山三郎+平岩外四×吉村昭『間宮林蔵』

20070603 賢者の言葉・佐倉統『現代思想としての環境問題』・「環境の誕生」

20070527 賢者の言葉・ハイゼンベルク『部分と全体』・言葉についての討論

20070520 賢者の言葉・加賀野井秀一・それでも日本語は進化する

20070513 賢者の言葉・永沢光雄・投稿写真

20070506 賢者の言葉・宮本常一・「利尻島見聞」その3

20070429 賢者の言葉・宮本常一・「利尻島見聞」その2

20070422 賢者の言葉・宮本常一・「利尻島見聞」その1

20070415 賢者の言葉・片岡義男・とおりすぎるはずだった小さな町

20070408 賢者の言葉・椹木野衣・岡崎京子論 その2

20070401 賢者の言葉・椹木野衣・岡崎京子論

20070325 賢者の言葉・村上龍・対談二つ

20070318 賢者の言葉・玉村豊男・文明人の生活作法

20070311 賢者の言葉・大貫妙子・トランクに荷物を

20070304 賢者の言葉・ユング・追想

20070225 賢者の言葉・中村庸夫・なぜ船は彼女と呼ばれるのか

20070218 賢者の言葉・杉浦日向子・対談二つ

20070211 賢者の言葉・高田博厚訳・「マチスの言葉」より

20070204 賢者の言葉・米沢富美子・「真理への旅人たち 物理学の20世紀」より

20070128 賢者の言葉・関川夏央・「水面に映る風景 洲之内徹の東京」より

20070121 賢者の言葉・鶴見俊輔・記念講演「思想史上から見た柳宗悦」より

20070113 賢者の言葉・小泉文夫・記念講演「音楽の根源・生活と音楽」より

20070112 賢者の言葉・宮本常一・記念講演「民衆と文化」より

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20070811 ブックスボックス 香聡庵・今週の棚出し・お買上

 ブックスボックス 香聡庵 * 、今週(8月2日から8月8日)、書棚に登場した本・お買上いただいた本を紹介します。

 ご来店、お待ちしてます!

 本に関するご注文・ご予約・お問合せは: 田原 yoro■booxbox.com (■=@) まで、どうぞご遠慮なく。

20070802

  

□ AC7586 ArT RANDOM 90  Hanne Darboven 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 1200円
□ AC7587 ArT RANDOM 91  Alan Vega [DEUCE AVENUE WAR] [THE WARRIORS V3 97] 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 1200円
□ AC7588 ArT RANDOM 92  Annette Lemieux 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 1200円
□ AC7589 ArT RANDOM 94  LUIGI ONTANI [ALNUS AUREA] 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 1200円
□ AC7590 ArT RANDOM 95  Joel Otterson 都築響一 編集 初版 1991 京都書院 1200円

□ AC7591 ArT RANDOM 96  Michele Zalopany 都築響一 編集 初版 1991 京都書院 1200円

 

20070803



□ AC7592 ArT RANDOM 97  KAWAMATA 都築響一 編集 初版 1991 京都書院 1200円
□ AC7593 ArT RANDOM 99  Tano Festa 都築響一 編集 初版 1991 京都書院 1200円
□ AC7594 ArT RANDOM 100  Scott Kelley 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 1200円

  

 お買上いただきました。

■ 青木雄二 ゼニとナニワの人生道 文藝別冊 初版 2004 河出書房新社
■ 星の神話・伝説 野尻抱影 1997 講談社学術文庫
■ どうぶつたちへのレクイエム 児玉小枝 2000 桜桃書房
■ アンプラグド~アコースティック・クラプトン エリック・クラプトン 音楽CD WPCP-1950 1992
■ 測量船 三好達治 新選名著復刻全集 近代文学館 1980 ほるぷ出版

■ 一平 かの子―心に生きる凄い父母 岡本太郎 1996 チクマ秀版社
■ 季刊 みづゑ つくる・おくる・つたえる グリーティング・カード特集 2001年冬号 別冊美術手帖12月号 2001 美術出版社
■ STUDIO VOICE 188号 199108 特集:昭和の肉体 高度成長、怒涛のニッポン文化論 昭和35年から昭和45年 1991 インファス
■ てるりん自伝 照屋林助 初版 小冊子付 1998 みすず書房
■ 桂離宮 石元泰博・林屋辰三郎 初版 1982 岩波書店

■ シカゴ,シカゴ その2 石元泰博 初版 1983 キャノンクラブ
■ やくざ戦後史 猪野健治 初版 2000 ちくま文庫
■ うつしみ この内なる自然 上田三四二 初版 1994 平凡社ライブラリー
■ 火山伊豆大島スケッチ 田沢堅太郎 初版 1977 田沢住枝
■ 怪奇な話 吉田健一 1982 中公文庫


  ブックスボックス 田原書店へのアクセス方法です。お待ち申し上げます。 

 ◇ ブックスボックス URL: http://www.booxbox.com/
 ◇ ブックスボックス 田原書店  URL: http://www.booxbox.com/tahara/
   [本を愛する人の総合サイトスーパー源氏] にも出店 : http://sgenji.jp/

 ◇ ブックカフェ [ブックスボックス 香聡庵]
    URL: http://www2.snowman.ne.jp/~kasouan/
    札幌市南区真駒内165-201 電話: 011-584-2767
    営業時間 : 12:00-18:00 (季節により変動あり) 定休 : 木・金・土曜日
 ◇ 出張書棚 : ブックカフェ [ソクラテスのカフェ]@久住書房
     URL: http://www.kusumishobou.jp/
    札幌市西区琴似2条7-2-5
    地下鉄琴似駅下車徒歩5分 JRバス・バス停 西区役所前 下車徒歩1分

 ◇ ブログ [田原書店外伝]
     URL: http://booxbox.cocolog-nifty.com/tahara/

 ◇ コミュニティFM番組 [田原書店ノマド]
    毎週 火曜 朝10:30から FMアップル : http://www.765fm.com/
    札幌周辺 受信周波数FM76.5MHz
    全世界の皆様 インターネット放送
      : http://www.channel-apple2.com/streaming_apple.html

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20070807 田原書店ノマド・有人島の一枚・9日、利尻島へ

 毎週火曜日・午前十時半は、ブックスボックス 田原ヒロアキの、FMアップル「田原書店ノマド」の始まる時間。

 2007年8月7日の放送は、利尻島帰郷渡航直前放送(私事で恐縮)、「無人島の一枚」ならぬ「有人島の一枚」を選んでお送りします(全然、一枚じゃないんだけど・・・)。

 どうぞお聴きください!

 FMアップル:http://www.765fm.com/ *



オンエア予定曲:

1. シュガー・ベイブ 「雨は手のひらにいっぱい」 (CD 『SONGS 30th Anniversary Edition』 より)

*


2. Taki Jinnouchi 「何年たっても」 (CD 『北の国へゆこう』 より)

20050908 無人島の一枚・「北の国へゆこう」・みらいへはしる


3. 吉田美奈子 「DREAMING」 (CD 『BELLS Special Edition』 より)

*



 FMアップル:http://www.765fm.com/ *

 「田原書店ノマド」は、ブックスボックス/田原書店の田原ヒロアキ * が担当する、音と言葉の情報番組。
 毎週火曜日午前十時半から。

 インターネットで聞けます(見られます):
  http://www.channel-apple2.com/streaming_apple.html *

 出演:田原ヒロアキ@ブックスボックス
  福津京子さん:http://www.fukutsu.net/ *

 どうぞお楽しみください!

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20070806 「民芸手帖」目次・231号から240号・昭和52-53年

  
 民芸手帖 231号 [名古屋紀行] 東京民芸協会 1977/08月号
 表紙:芹沢銈介作 型紙「風」 芹沢銈介パリー展後援会記念品
 [青葉流マタキの開祖男猿三右衛門の話 2]只野淳/[名古屋紀行]露木昶/[けん玉の世界]藤原一生/[再び台湾に旅して 3]丸山太郎/[会津の民家 8 大内宿―本郷窯―此花酒造博物館]小林昌人/

  
 民芸手帖 232号 [ハッダの遺跡] 東京民芸協会 1977/09月号
 表紙:籐製布団叩き・インドネシア
 [ハッダの遺跡]黒川豊/[原始的いざり機による絣織物 1]関英行/[韓国古寺の旅]佐藤隆司/[聖水と聖糸]野間吉夫/[青葉流マタキの開祖男猿三右衛門の話 3]只野淳/

  
 民芸手帖 233号 [タイ蒟醤塗りの名称] 東京民芸協会 1977/10月号
 表紙:えび篭・熊本県八代市日奈久温泉
 [仙台地方木地屋の話 1]只野淳/[タイ蒟醤塗りの名称]白崎俊次/[韓国古寺の旅 2]佐藤隆司/[原始的いざり機による絣織物 2]関英行/[対馬好武さんの長逝を悼む]村岡景夫/[対馬さんの死を悼む]藤田信勝/[対馬さんの想い出]白崎俊次/

  
 民芸手帖 234号 [民芸にであうこと] 東京民芸協会 1977/11月号
 表紙:型染トランプ絵・小島悳次郎作
 [民芸にであうこと 1]田川赫/[椀・加飾シンポジューム]明漆会/[仙台地方木地屋の話 2]只野淳/[韓国古寺の旅 3]佐藤隆二/[マレーシア首相夫人芹澤邸型染見学]/

  
 民芸手帖 235号 [インドネシア特集] 東京民芸協会 1977/12月号
 表紙:イカット・スンバ島
 [ジャワの旅から]船江豊三郎/[ジャワ・バリ吟行]小林正一/[三十二年振りのジャワ]佐藤志津/[ジャカルタの買物]畑中栄/[インドネシアの買物]田中康雄/[ソロの夜店]千葉惣次/[ジャワ食味考]西垣光温/[インドネシアの旅雑感]田口テル/[気になったトイレ]小泉徹子/[対馬好武君のこと]吉田小五郎/[和紙のはがきについて]
.



 柳宗悦(やなぎ・むねよし 1889年3月21日 - 1961年5月3日)。民芸運動を起こした思想家、美術評論家(@ wiki)。
 この人の著作 * との出会いがなければ、今の自分もなかったのではないか、と常々思っています。
当ブログ「ようこそ、ようこそ」 * 記事に備え付けのgoogleで、項目「柳宗悦」で田原書店外伝内 を検索していただければ、その関連記事の多さに驚かれることでしょう。

 ブックスボックス 田原書店 * を始めるにあたって、柳宗悦さんの著作物・民芸や手仕事・さらに広く民俗学や民族学に関係する書籍は、在庫書籍ラインナップの中核にしていきたいと考えました。
 そんな思いが通じたのでしょうか、昨年8月、縁あって、古書店「ブックスボックス 田原書店」としての初めての買取に伺った、ある愛書家の方から、「民藝」と「民芸手帖」の大コレクションをもらいうけることになったのです。
 驚くとともに狂喜乱舞しました。正直のところ。

 さらに、2006年12月に「ブックスボックス 香聡庵」 * もオープンし、お客様には、実際に手にとって、「民藝」や「民芸手帖」をご覧いただく機会・場所にも恵まれました。
 ここは一つ、今一度その内容(コンテンツ)を、自分自身の手で自分自身のためにも、確認し、総数800冊近くに及ぶ両誌の展示方法を検討し、その文献的価値を広く世の中に伝えていきたいと考えています。(もちろん、「商品」でもありますので、ご自分でご活用・ご購入されたいという方には、喜んで販売いたします)
 
 そんなわけで、毎週月曜日、まずは「民芸手帖」の発刊の古い号から、「ブックスボックス 田原書店」のWEB上に、商品棚出し兼内容検索のための「目次」項目のアップをし、このBLOG上で、その進行状況のご報告と田原が気になった記事のご紹介をしていきたいと思います。

 お付き合いほど、どうぞよろしくお願いいたします。



  
 民芸手帖 236号 [インドネシア点描] 東京民芸協会 1978/01月号
 表紙:ワヤン・影絵芝居の人形・水牛皮細工インドネシア
 [インドネシア点描 1]野間吉夫/[仙台地方木地屋の話 3]只野淳/[韓国古寺の旅 4]佐藤隆司/

  
 民芸手帖 237号 [衣川念仏剣舞の古面] 東京民芸協会 1978/02月号
 表紙:ボルネオ・ダヤク族の育児用アバット(背負具)
 [民芸にであうこと 2]田川赫/[エチオピア・タンザニアの旅 1]岡村吉右衛門/[衣川念仏剣舞の古面]只野淳/[インドネシア点描]野間吉夫/[韓国古寺の旅 4]佐藤隆司/[東京国立近代美術館工芸館開館]/

  
 民芸手帖 238号 [特集 浜田庄司追悼号] 東京民芸協会 1978/03月号
 表紙:浜田庄司作 指描鉢
 [「即今」を生きぬいた巨匠]/[浜田庄司氏の人とその足跡を偲ぶ 1]村岡景夫/[浜田庄司さん]藤田信勝/[浜田庄司の仕事]石丸重治/[工芸等閑日記](抜粋) 青山二郎/[富本憲吉・河井寛次郎・浜田庄司三人展]/[土器を作った浜田先生]白崎俊次/[民芸の宝庫 アフガニスタンを旅して 1]三石武古三郎/[エチオピア・タンザニアの旅 2]岡村吉右衛門/[釜ノ神]只野淳/

  
 民芸手帖 239号 [知られざる国ビルマ] 東京民芸協会 1978/04月号
 表紙:染絵 水注・シリア砂漠 小島直次郎作
 [パキスタン里帰り記 1]滝田項一/[知られざる国ビルマ]関根吉郎/[民芸の宝庫 アフガニスタンを旅して 1]三石武古三郎/[韓国古寺の旅 6]佐藤隆司/[「即今」を生きぬいた巨匠 浜田庄司氏の人とその足跡を偲ぶ 2]村岡景夫/[盗作ばあさん物語]白崎俊次/

  
 民芸手帖 240号 [創刊二十年記念号] 東京民芸協会 1978/05月号
 表紙:芹澤銈介作 李朝の函文紬帯地
 [「民芸手帖」創刊二十年に思う]村岡景夫/座談会[柳宗理氏を囲んで]柳宗理・福村豊・伊藤清忠・志賀直那他/[パキスタン里帰り 2]滝田項一/[パキスタン民芸の旅案内]



20070730 「民芸手帖」目次・221号から230号・昭和52-53年

20070723 「民芸手帖」目次・211号から220号・昭和51-52年

20070716 「民芸手帖」目次・201号から210号・昭和50年

20070709 「民芸手帖」目次・191号から200号・昭和49-50年

20070702 「民芸手帖」目次・181号から190号・昭和48-49年

20070625 「民芸手帖」目次・171号から180号・昭和47-48年

20070618 「民芸手帖」目次・161号から170号・昭和46-47年

20070611 「民芸手帖」目次・151号から160号・昭和45-46年

20070604 「民芸手帖」目次・141号から150号・昭和45年

20070528 「民芸手帖」目次・131号から140号・昭和44-45年

20070521 「民芸手帖」目次・121号から130号・昭和43-44年

20070514 「民芸手帖」目次・111号から120号・昭和42-43年

20070507 「民芸手帖」目次・101号から110号・昭和41-42年

20070430 「民芸手帖」目次・91号から100号・昭和40-41年

20070423 「民芸手帖」目次・81号から90号・昭和40年

20070416 「民芸手帖」目次・71号から80号・昭和39-40年

20070409 「民芸手帖」目次・61号から70号・昭和38-39年

20070402 「民芸手帖」目次・51号から60号・昭和37-38年

20070326 「民芸手帖」目次・41号から50号・昭和36-37年

20070319 「民芸手帖」目次・31号から40号・昭和35-36年

20070312 「民芸手帖」目次・21号から30号・昭和35年

20070305 「民芸手帖」目次・14号から20号・昭和34年から35年

20070226 「民芸手帖」目次・2号から13号・昭和33年から34年

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20070805 賢者の言葉・照屋林助『てるりん自伝』・「裏がなくなれば、表も消えること」

 『てるりん自伝』照屋林助(北中正和編 みすず書房 1998) より、「21 裏がなくなれば、表も消えること」の一部。

  *



「 自分で言うのも何ですが、手先が器用なほうだから、いろんなことに手を出すのかもしれません。
 戦争が終わって十年ぐらい後のことですが、壊れた車を集めて動く車を作ることが流行しました。そのころは米軍が捨てた車が道ばたにいっぱいあって、壊れたのを数台集めれば、その部品でまともな車が一台作れたんです。自動車要員養成所の修理部で鍛えられてますから、わたしはその仕事をずいぶん手伝いました。
「お前、器用だな。ちょっと来て、やってみたら」
 と、誰かに声をかけられたら、喜び勇んで出かけていくのがわたしの性格で、できるねえと認めてもらうのが嬉しくて、阿呆みたいに何でもやったものです。十台くらい作りましたかな。でも、いくら働いても、謝礼は、おいしいごちそうを食べて、酒をたらふく飲んで、それで終わり。だから器用貧乏とはこういうことかと、真剣に悩んだりもしましたが、まあ、そんなもんですよ。
 タダ働きではありましたが、人に認められるというのは、すごいことだなと思いました。
「お前はうまいな」と言われると、すぐやる気が出てくるんですからね。人を使う人はそれが巧みです。何もくれるわけじゃないのに、
「今度、国頭へ連れて行ってやるよ」
 と言われると、それだけで有頂天です。連れて行ってくれるというから、お大尽みたいに連れて行ってくれるのかと思ったら、そうじゃなくて、「お前の車を持って来い」と車も運転もぼくにやらせるのですから、ほんとは、「連れて行ってくれよなあ」でなければならないはずです。それでも山原に行って、
「これはぼくが可愛いがっている弟子である」
 と紹介されると、有頂天になるんです。こういう性格が損か得か。帰ってきてから非常にむなしい思いがして、西の海に夕日が沈むころは静かに考えたりするんですが、いくら考えても、答えは出てきません。
 でも、いまになって思えば、それでずいぶん得したこともあるんですよ。知らない土地で、知らない人と出会うだけでも、たいへんな得です。二十年、三十年後に、まざまざとそれを実感しました。各地を巡り歩いて、歌の採集をするときに、見ず知らずの人に、いきなり、
「歌を聞かせてください」と頼んでも、
「はい。じゃあ、うたいますよ」
 とうたってくれるわけじゃありません。ところが、
「わたしは若いときにこっちに来たことがあります」
 というふうにもちかけると、それだけで打ち解けて、話が早いんです。他の連中がもたもたして一曲も採集しないうちに、わたしはもうすっかり仕事を終えて、帰り支度をしているくらい、天と地の差があります。だが、当座はわからないですよね。損しているのか得しているのかが。
 作品を作りはじめたのは一九五〇年ごろからで、ワタブーショーの旗を上げたのが一九五七年ですから、かなり悠長にやっているように見えますが、実際は、親父の稼ぎで食べさせてもらっているので、大きな顔ができず、それで家を抜け出しては、自動車組立の仕事を手伝ったりしていたのです。ところが、お金はたまりません。かといって、人に指揮したり、采配を振るったりできる性格でもありません。

 わたしは子供のことからチヤホヤされて、据膳で飯を食ってきて、お金も欲しいときは、だだをこねて貰って、自分で苦労して貯めた金を使うということがありませんでした。親父に知名度があって、世間ではその息子だということで通るから、自分で金を払って飯を食った経験がないんです。食堂へ行っても、一緒に来てる誰かが払ってくれる。試みに、「今日は、ぼくが払う」と言うてみたこともあるんですうが、いつも、「やめとけ。お父さんに叱られる」と言われて、結局、できませんでした。遊びも仕事もいつもそんなふうでした。
 これをウーティクェーと言います。追って食う、人を追いかけて食わせてもらう、というわけで、けっして褒め言葉じゃなく、いやしい者に言う陰口です。不思議なことに、わたしの人格はどうできているのか、そんな悪口を言われても、「わたしはウーティクェーでございます」と自分からはっきり名乗ったりするそういうタイプなの。それを武器にして、よその家にも、「ウーティクェーが参りました」と言って入っていく。すると、「あれあれ、またウーティクェーが来た。はい、もう一人前追加」と大きな声で振る舞われるのです。どこでもあたりまえのようにして、それでずっとやって来たという歴史があるのです
「林助、林助」と言ってわたしを可愛いがってくれる人は、みんな十も二十も年上の大人ばっかりです。わたしを連れて歩くだけで、特にわたしがラジオに出たりするようになってからは、この人たちもまたいい思いをするんです。沖縄にはたいこもちという職業はありませんが、まあ、それに近いものですね。あちこちのえらい重役や社長が、「林助来い」と呼びつけると、「はい」と言って出て行きます。ウーティクーワ(後ろを追いかけて来いよ)ということで、あのクラブに行ったり、この料亭に行ったりして、自分は払わずに毎日遊び歩いていました。そこで「何かやれ」と言われたら、「はい」と言って何かやるわけです。
 でも、これはウーティクェー礼賛ではないことも断わっておかなければなりません。自分の恥ずかしいところを恥じてずっと隠しているよりは、自ら暴露してしまうことを実行してみせているつもりなんです。わたしにとっては、これはいわゆる影の部分の話ですが、それを下手に隠そうとしないことが肝心なんです。
 まあ、こういうことをずっとやってきたものですから、印刷屋のように、自分の力で何かをやるなど、とてもじゃないが、できるタイプじゃないんです。やる前からすでに失敗しているんです。それが復帰後、仕事がないので淋しくなりまして、いつまでもウーティクェーじゃいけない、自分でなんとかやらなきゃならないと思ったのが、そもそものまちがいで、頭を抱えることになるわけです。お笑いだけを職業にしておけばよかったのに、人に笑われないようにしようと思ってはじめたことで、結局、笑われていたことになるんですなあ。

 国際大学に入ったことは前にお話しましたが、大学で学んだことをなかなか役に立てきれませんでした。新屋敷幸繁先生が素晴らしいのは、「真実は一行しかない」という学説を持っておられたことです。
「一行の真実があったら、それを十行に膨らまして解釈しなさい。一行の真実だけを唱えてばかりいると、バカのひとつ覚えにしかならない。それをみんなによく理解させるにはその一行を自分を磨く材料にすること。そしてそれを膨らませて発表する技術を身につけなさい。ワタブー君にはそれが向いている。」
 と言われて、わたしはその気になちゃって、諺や方言や民謡やわらべ唄を採集しはじめたわけです。珍しい材料がいっぱい手に入ってきたのは、そういうわけです。
 一般の人が知らない、珍しいものを地方に行って集めると、それを他の地方で聞いた話と合体させて、膨らませて、ひとつの物語にするのがわたしのやり方になりました。ところが最初のうちは、正義感が強すぎて、自分が正しいと思ったことは、みんなにどんどん押しつけてしまいますので、相手の反論を受け入れる度量に欠け、ひとりよがりになりがちで、思い出して赤面するようなことも多々ありました。正しいものの反対はまた正しいんだということに気がついてなかったんですね。
 いまなら、相手が何かを言い出せば、「ああ。そう。そうも言うね。それもまた一理だね」と認めておいて、「それに、こういうのもあるんだよね」と追加して、裏と表でひとつの完全な丸をつくるようにします。
 ここに一枚の紙が存在するのは、表があり、裏があるからです。コザ独立国という遊びも、その相対性理論とでも言いますか、裏がいやだからといって、消してしまうのではなく、裏も残しておかなければ、表も消えてしまうから、両方とも残しておこうよという気持ちが、そのまま遊び心を支えています。
 相手がわたしの話に反論を唱えるのは、まさにその反対側の面を指摘しているわけで、なるほど、それも取り入れなければと、重ね合わせることにより、完全なものになって、もっともっと喜ばれるということなんです。
 若いことはそれに気づかずに、十分に役立てられなかったわけです。ラジオでわらべ唄の番組もやりましたが、はじめのうちは、解釈が一方的で、かなり高飛車に物を言っていたのが、だんだんと柔らかくなって、生活感から得た言葉をある程度は言えるようになってきたのでした。」



20070729 賢者の言葉・お葬式を語る・伊丹十三

20070722 賢者の言葉・バルトーク話・伊東信宏+小倉朗

20070715 賢者の言葉・立花隆『脳を鍛える』・覚えておくと便利な一言

20070708 賢者の言葉・風丸良彦『村上春樹短篇再読』・ブラジャーをはずす女「蜂蜜パイ」

20070701 賢者の言葉・谷川俊太郎「手紙のことなど」・『吉田健一集成』別巻「吉田健一・人と文学」より

20070624 賢者の言葉・都築響一『夜露死苦現代詩』・「肉体言語としてのラップ・ミュージック あるいは渋谷の街の即興詩人」

20070617 賢者の言葉・『宮本常一 写真・日記集成』・について、荒木経惟+森山大道が語る

20070610 賢者の言葉・巨星墜つ・城山三郎+平岩外四×吉村昭『間宮林蔵』

20070603 賢者の言葉・佐倉統『現代思想としての環境問題』・「環境の誕生」

20070527 賢者の言葉・ハイゼンベルク『部分と全体』・言葉についての討論

20070520 賢者の言葉・加賀野井秀一・それでも日本語は進化する

20070513 賢者の言葉・永沢光雄・投稿写真

20070506 賢者の言葉・宮本常一・「利尻島見聞」その3

20070429 賢者の言葉・宮本常一・「利尻島見聞」その2

20070422 賢者の言葉・宮本常一・「利尻島見聞」その1

20070415 賢者の言葉・片岡義男・とおりすぎるはずだった小さな町

20070408 賢者の言葉・椹木野衣・岡崎京子論 その2

20070401 賢者の言葉・椹木野衣・岡崎京子論

20070325 賢者の言葉・村上龍・対談二つ

20070318 賢者の言葉・玉村豊男・文明人の生活作法

20070311 賢者の言葉・大貫妙子・トランクに荷物を

20070304 賢者の言葉・ユング・追想

20070225 賢者の言葉・中村庸夫・なぜ船は彼女と呼ばれるのか

20070218 賢者の言葉・杉浦日向子・対談二つ

20070211 賢者の言葉・高田博厚訳・「マチスの言葉」より

20070204 賢者の言葉・米沢富美子・「真理への旅人たち 物理学の20世紀」より

20070128 賢者の言葉・関川夏央・「水面に映る風景 洲之内徹の東京」より

20070121 賢者の言葉・鶴見俊輔・記念講演「思想史上から見た柳宗悦」より

20070113 賢者の言葉・小泉文夫・記念講演「音楽の根源・生活と音楽」より

20070112 賢者の言葉・宮本常一・記念講演「民衆と文化」より

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20070804 ブックスボックス 香聡庵・今週の棚出し・お買上

 ブックスボックス 香聡庵 * 、今週(7月26日から8月1日)、書棚に登場した本・お買上いただいた本を紹介します。

 ご来店、お待ちしてます!

 本に関するご注文・ご予約・お問合せは:田原 yoro■booxbox.com (■=@) まで、どうぞご遠慮なく。

20070726

  

□ AC7527 ArT RANDOM 34  Jae-Eun Choi / Seiko Mikami 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 1500円
□ AC7528 ArT RANDOM 35  Peter Grass 都築響一 編集 初版 1991 京都書院 2500円
□ AC7529 ArT RANDOM 37  Ross Bleckner 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 5000円
□ AC7530 ArT RANDOM 38  Manuel Mendive 都築響一 編集 初版 1989 京都書院 2500円
□ AC7531 ArT RANDOM 40  Louis Darocha 都築響一 編集 初版 1989 京都書院 1200円

□ AC7532 ArT RANDOM 41  Jean-Charles Blais 都築響一 編集 初版 1989 京都書院 1200円

 

20070727



□ AC7533 ArT RANDOM 42  Gerard Garouste 都築響一 編集 初版 1989 京都書院 3000円
□ AC7534 ArT RANDOM 43  David Austen 都築響一 編集 初版 1989 京都書院 1200円
□ AC7535 ArT RANDOM 44  Stephen Buckley 都築響一 編集 初版 1989 京都書院 1200円
□ AC7536 ArT RANDOM 45  Jake Tilson 都築響一 編集 初版 1989 京都書院 1200円
□ AC7537 ArT RANDOM 46  Brithish Figurative Painters of the '80s I 都築響一 編集 初版 1989 京都書院 2000円

□ AC7538 ArT RANDOM 48  Brithish Object Sculptors of the '80s I 都築響一 編集 初版 1989 京都書院 1200円

  
 

20070728

  

□ AC7539 ArT RANDOM 49  Brithish Object Sculptors of the '80s II 都築響一 編集 初版 1989 京都書院 3500円
□ AC7540 ArT RANDOM 51  Remi Blanchard 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 1200円
□ AC7541 ArT RANDOM 52  Berner Venet 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 1200円
□ AC7542 ArT RANDOM 54  Robert Combas 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 1500円
□ AC7543 ArT RANDOM 55  Patrick Ireland [Rope Drawings 1980-90] 都築響一 編集 初版 1991 京都書院 2500円

□ AC7544 ArT RANDOM 56  Corrado Levi 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 1500円

  
 

20070729

  

□ AC7545 ArT RANDOM 58  Francois Boisrond 1987-89 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 2500円
□ AC7546 ArT RANDOM 59  Isaac Pomie [Le Petit Claude] 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 5000円
□ AC7547 ArT RANDOM 60  Philippe Cognee 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 5000円
□ AC7548 ArT RANDOM 61  Eugene Leroy [Oil Paintings] 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 2000円
□ AC7549 ArT RANDOM 62  Joaquim Rodrigo 都築響一 編集 初版 1991 京都書院 1200円

□ AC7550 ArT RANDOM 63  Paula Rego 都築響一 編集 初版 1991 京都書院 1200円

20070730

  

□ AC7568 ArT RANDOM 64  Leon Golub [Heads and portraits] 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 3000円
□ AC7569 ArT RANDOM 67  Zaha Hadid / Nigel Coates [New British Interiors] 都築響一 編集 初版 1991 京都書院 2000円
□ AC7570 ArT RANDOM 68  Peter Cook [Conversations] 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 2500円
□ AC7571 ArT RANDOM 69  Herve Di Rosa 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 1200円
□ AC7572 ArT RANDOM 70  Georges Rousse 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 1200円

□ AC7573 ArT RANDOM 71  Robert Longo 都築響一 編集 初版 1991 京都書院 8000円

20070731

  

□ AC7574 ArT RANDOM 72  Mimmo Paladino 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 1500円
□ AC7575 ArT RANDOM 73  Ian Walton / Russell Mills 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 3500円
□ AC7576 ArT RANDOM 74  David Mach 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 2500円
□ AC7577 ArT RANDOM 75  Outsider Art II [Visionary Environments] 都築響一 編集 初版 1991 京都書院 2500円
□ AC7578 ArT RANDOM 76  Adam Lowe 都築響一 編集 初版 1991 京都書院 5000円

□ AC7579 ArT RANDOM 77  石川九楊 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 2000円

20070801

  

□ AC7580 ArT RANDOM 78  Martin Disler 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 1200円
□ AC7581 ArT RANDOM 79  ARMAN 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 1200円
□ AC7582 ArT RANDOM 82  Brian Clarke 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 1200円
□ AC7583 ArT RANDOM 83  Ceramic Art : 7 Individuals 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 1200円
□ AC7584 ArT RANDOM 84  Chema Cobo 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 1200円

□ AC7585 ArT RANDOM 87  Yoshihiko Ueda 上田義彦 都築響一 編集 初版 1990 京都書院 1200円

 お買上いただきました。

■ 太陽と戦慄 キング・クリムゾン 音楽CD PCCY-00665 1994
■ ネオ・ファウスト 手塚治虫 初版 1992 朝日文庫
■ 衣服の民族誌 比較服装史序説 井上泰男 1984 文化出版局
■ 月刊 たくさんのふしぎ 手でたべる? 森枝卓士 初版 1985 岩波ジュニア新書
■ 沈黙の春 レイチェル・カーソン 青樹簗一訳 2000 新潮社

■ 針が飛ぶ 吉田篤弘 初版 2003 新潮社
■ パリと娼婦たち 1830-1930 ロール・アドレル 高頭麻子訳 初版 1992 河出書房新社
■ 自然へのまなざし ナチュラリストたちの大地 岸由二 初版 1996 紀伊国屋書店
■ 料理歳時記 辰巳浜子 1994 中公文庫
■ ちいさい旅 みーつけた 俵万智 写真・平地勲 初版 2003 集英社be文庫

■ 北の手仕事 北海道新聞社 編 初版 1985 北海道新聞社
■ アイヌ語入門 とくに地名研究者のために 知里真志保 復刻4版 1993 北海道出版企画センター
■ 貝のうた 沢村貞子 初版 1978 暮しの手帖社
■ 名曲決定版(上・下) あらえびす 2000 中公文庫
■ 「お葬式」日記 伊丹十三 1985 文藝春秋

■ ご冗談でしょう、ファインマンさんⅠ ノーベル賞物理学者の自伝 R・P・ファインマン 大貫昌子 訳 重版 カバー背褪色・内部クリップ痕 1991 岩波書店
■ 日本美 縄文の系譜 宗左近 1991 新潮選書
■ ザ・マン・アンド・ヒズ・ミュージック サム・クック 音楽CD R32p-1041
■ 桜の園 吉田秋生 1993 白泉社
■ カンバセイション・ピース 保坂和志 2003 新潮社

■ 深呼吸の必要 長田弘 初版 1993 晶文社
■ 俺、南進して。 荒木経惟・町田康 初版 1999 新潮社
■ 徒然草の変貌 島内裕子 初版 1992 ぺりかん社
■ ナビィの恋 オリジナル・サウンドトラック  音楽CD BVCF-31044 1999
■ サンディーズ・ハワイ サンディー 音楽CD SUSHI 02

■ 「在外」日本人 柳原和子 5版 1994 晶文社
■ 海潮音 上田敏訳詩集 上田敏 1983 新潮文庫
■ THE BOOM THE BOOM 音楽CD SRCL-2471


  ブックスボックス 田原書店へのアクセス方法です。お待ち申し上げます。 

 ◇ ブックスボックス URL: http://www.booxbox.com/
 ◇ ブックスボックス 田原書店  URL: http://www.booxbox.com/tahara/
   [本を愛する人の総合サイトスーパー源氏] にも出店 : http://sgenji.jp/

 ◇ ブックカフェ [ブックスボックス 香聡庵]
    URL: http://www2.snowman.ne.jp/~kasouan/
    札幌市南区真駒内165-201 電話: 011-584-2767
    営業時間 : 12:00-18:00 (季節により変動あり) 定休 : 木・金・土曜日
 ◇ 出張書棚 : ブックカフェ [ソクラテスのカフェ]@久住書房
     URL: http://www.kusumishobou.jp/
    札幌市西区琴似2条7-2-5
    地下鉄琴似駅下車徒歩5分 JRバス・バス停 西区役所前 下車徒歩1分

 ◇ ブログ [田原書店外伝]
     URL: http://booxbox.cocolog-nifty.com/tahara/

 ◇ コミュニティFM番組 [田原書店ノマド]
    毎週 火曜 朝10:30から FMアップル : http://www.765fm.com/
    札幌周辺 受信周波数FM76.5MHz
    全世界の皆様 インターネット放送
      : http://www.channel-apple2.com/streaming_apple.html

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20070802 長根あきさんより・神話の森の再生のために・アラスカ先住民族ボブ・サムからのメッセージ

長根あきさんより、興味深いイベントのお知らせが届きましたので、転載します。
長根さんご自身も、「星野道夫著「森へ」ムックリ演奏・朗読」で、イベントに出演されます。

長根あき「Mon-o-lah モノラー」 http://www.booxbox.com/works_b101.htm


      神話の森の再生のために
~アラスカ先住民族ボブ・サムからのメッセージ~

 来る8月、写真家星野道夫の友人でアラスカ先住民族クリンギットに伝わる神話の語り部ボブ・サムが来日します。これまで何度も来日している彼は、天河辨財天社との繋がりをきっかけに大峯の山々を第二の故郷と感じるまでになったといいます。遠くアラスカの神話には、古事記にも伝えられる八咫烏の神話と同じモチーフが残されており、自分たちの祖先はきっと日本から来たとボム・サムは考えています。

 紀伊半島中央部の大峯の山々は、太古の神話を感じるような森がある一方、急速な環境悪化に耐えきれず多くの木々が立ち枯れ、崩落が進んでいます。

 今回は、ボブ・サムが語る太古の神話に耳をかたむけながら、共に私たちの大切な山と森を考える時間をもちたいと思います。

 みなさんのご参加をお待ちしております。

■日 時 8月8日(水)18:30~20:30
  8月9日(木)早朝より午後3時頃

■場 所 天川村村立資料館(天川村洞川の龍泉寺隣)
          天川村役場
           〒638-0392 奈良県吉野郡天川村大字沢谷60番地
            tel: 0747-63-0321 / fax: 0747-63-0329
            chiikiseisaku@vill.tenkawa.nara.jp

■参加費 3000円(天川村内の方は2000円、小学生以下無料)
        *一日のみの参加も可、但し参加費は一律となります。

■問合せ先  トーテムポール・プロジェクト大阪事務局(担当:赤阪)
            tel&fax: 06-6452-0479
            e-mail  tomoaki_akasaka@hotmail.co.jp

【プログラム内容】

8月8日   ・アラスカのスライド上映(赤阪友昭)
        ・星野道夫著「森へ」ムックリ演奏・朗読(長根あき)
        ・座学:天川弥山の森のこと
        ・アラスカ神話のストーリーテリング(ボブ・サム)
         イベント後、交流会(場所未定)

8月9日   ・弥山山頂へのトレッキング 雨天決行
        大峯奥駈道の一部であり、天河辨財天社奥の宮が鎮座する弥山山頂を目指します。
        ボブ・サムと共に山を歩くことで、森と山を体感していただき、次の世代へ伝えるべきメッセージを考えたいと思います。
         下山後、解散

  《弥山参加者の持ち物》
  帽子、雨具(しっかりした上下別になったもの)、トレッキングシューズ又はハイキングシューズ、長そで長ズボン、タオル、軍手、水筒(ペットボトル可)、弁当(宿泊先の民宿で用意してもらってください。)

 【ボブ・サム プロフィール】
 アラスカ州シトカ生まれ。アラスカ先住民族クリンギットの語り部として伝統的神話の継承を古老たちから託される。アラスカはもとより欧米各地でストーリーテリングを行う。自然を敬い共存するという先住民の文化、伝統を次世代に伝える精神的指導者である。

 このイベントは来年、アラスカで立つ星野道夫さんのトーテムポール建立を支援する「トーテムポール・プロジェクト」の一環として実施するものです。

 ☆トーテムポールプロジェクトのウェブサイト
 http://www.switch-pub.co.jp/totempole/ttpp/00/index.html

 ☆星野道夫のウェブサイト
 http://www.michio-hoshino.com/

 ■宿泊案内
 http://www.dorogawaonsen.jp/guide.html
 施設ガイドの宿泊施設・キャンプ場をご覧ください。

 ■ 交通案内
 1)天川村役場 観光案内のページの交通案内をご覧ください。
 http://www.dorogawaonsen.jp/kanko.html

 2)奈良交通(近鉄下市口駅~洞川温泉)
 http://jikoku.narakotsu.co.jp/form/asp/ejhr0060.asp?fromcd=1854&dia=1&daykind=1

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20070731 田原書店ノマド・ゲストはオーストラリアのジャズ音楽家・翌日杉吉貢さんと

 毎週火曜日・午前十時半は、ブックスボックス 田原ヒロアキの、FMアップル「田原書店ノマド」の始まる時間。

 2007年7月31日の放送は、サッポロシティジャズ2007にご出演の、オーストラリアの音楽家、DiDi さんと David Goodman さんをお迎えしました。

 翌日8月1日は、同じ時間帯に、絵師の杉吉貢さんとともに、ゲスト出演。

サッポロシティジャズ 2007 : http://www.sapporo-cityjazz.com/

絵師 杉吉貢公式サイト : http://www.sugiyoshi.com/



オンエア曲:

8月1日
こまっちゃクレズマ+おおたか静流 CD [すっぽんぽん] より二曲

*



 FMアップル:http://www.765fm.com/ *

 「田原書店ノマド」は、ブックスボックス/田原書店の田原ヒロアキ * が担当する、音と言葉の情報番組。
 毎週火曜日午前十時半から。

 インターネットで聞けます(見られます):
  http://www.channel-apple2.com/streaming_apple.html *

 出演:田原ヒロアキ@ブックスボックス
  福津京子さん:http://www.fukutsu.net/ *

 どうぞお楽しみください!

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