20080502 (制作)業務日誌・花の狭き門・不審な小さな白い影
○月×日
江別の法務局へ。
会社所在地と役員の住所が変わったので、会社登記変更届けを出すため。
まあ、早い話が、ブックスボックスの会社所在地はイコールたった一人の役員の田原の住所で、その役員さんが江別から札幌へ引越したので、会社も自動的に(?)引越したということ。
こちらが用意した書類はやはり手直しが必要で、でも出直して再提出が必要なほどでもなく、無記入書類に現場で追記するなどして、無事、提出を終える。
はあ、やっと札幌の会社になる。
いままでは、札幌市のインキュベート施設にお世話になって起業した、江別市の企業だったからな。
現状ではわずかなものであろうが、今期から札幌市に税金を落とすことになるわけで、札幌市民の皆様起業の際はお世話になりました、札幌の会社になった今、これからもよろしく、といったところ。
ところで、書類受付の担当者は、前回(3月?)訪れたときと同じ人。
一見無愛想かつ不遜にも見える人なのだが、話し込んでいくとなんだかざっくばらんでいい感じ、かつ必要事項はちゃんと落ち着いて伝えてくれる。
その彼が、当社の業務内容を見るうち、突然、「古本は扱ってないの?」という質問。
「ネットで古書も売ってますよ」というと、先方さんは、実はある漫画家のコレクターで、ネットでいろいろ買い集めているのだという。
アマゾンの功罪を語り合い(印鑑の押し間違えをしないよう気をつけながら)、こちらは「「ブックスボックス」で検索してみてください」と告げ、提出書類が完成し、退出。
見てくれてるかなあ。
お世話になりました。
田原書店もどうぞよろしく。
○月×日
先月来(先々月来?)の交渉の結論がほぼ出る。
田原の選択が正しかったのかどうか。
結局、すべて一人で決めてしまった。
まあ、いつものことなんだけど。
「ブックスボックス香聡庵」の相方であるSM嬢(本当にSMなんだからしょうがない。ちなみに性的嗜好については知らない。精神的な面においてSM嗜好があるような気は大いにしないでもない)が、嬢のブログ(の4月5日分「プー横丁の家」)で
自分では「レイドバックした人生」を目指してるのにと書いてあって、思わず笑ってしまったんだけど、いや、実は自分もそうだよな、と今さらながら、思い返し・思い至ったり。
何故か、どんどん「狭き門」へと突入してしまうのだ。。。
「狭き門より入れ、滅にいたる門は大きく、その路は廣く、之より入る者おほし。」って、結局、狭き門に入るもののほうが幸せってことなのか?
○月×日
肝臓の精密検査で、近所のG病院へ。
田原はB型肝炎ウィルスのキャリアで、毎年冬、肝癌の検診を受けている。
肝臓に、肝嚢胞(かんのうほう)というものがあることは承知していたし、毎年超音波エコーで探しだしてもらうたび、ああ消えないものなんだなあ、と思っていたのだけれど、今年はさらになにやら不審な小さな白い影が二つ発見された。
で、精密検査要ということで、肝癌検診団の先生が、紹介状を書いてくれたのだが、その時点で江別から札幌(おそらくは南区)に引っ越すんですと言ったところ、宛先として指定したのがG病院。
そして、引っ越してみたら、なんと家の窓からG病院が見えるではないか、しかもまん前に。
行かねばなるまい。
前の週、紹介状を持って消化器内科を訪ね、待合室でアホな回文を作ったのだった、もとい、この日の精密検査が決まったのだった。
超音波エコーとCTスキャン。
検査結果の結論から言えば、癌にはなっていない、今すぐ治療が必要ということはない、定期的に検査をしたほうがよい、というもの。
不審な小さな白い影が存在することは間違いない。
いつそのプチ影くんが登場したのかもわからない。
一昨年の肝癌検診では、嚢胞ちゃんだけだったのだが、この間の医療機器の進歩で、「見えなかったものも見えてしまう」ようにもなっているのだという。
なにしろ、私は生きる、私の肝臓と私の肝臓の中の嚢胞ちゃんとプチ影くんと。
ていうか、私の血液の中には、その細胞の一つ一つの中には、B型肝炎ウィルス野郎が延々と生息を続けているんだよなあ。
ウィルスって、すごいな。
私は生きる、私の肝臓と私の肝臓の中の嚢胞ちゃんとプチ影くんと、そして何より血液細胞の数ほど多いB型肝炎ウィルス野郎と。
○月×日
全然、「制作業務日誌」にはなっていないな。
5月に入って、いよいよ、いろいろ、こしらえていく予定。
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