大丈夫日記 札幌・「ハコ」の日?~・20080921-27
20080927 永久「開業中」状態
* [働くということ - グローバル化と労働の新しい意味] ロナルド・ドーア
インターネットでモノを売る こちらの都合に関わらず注文がくる 昨日のように一日通常作業が止まるとその翌日の作業量は二倍 本日のように 今現在の受注量なら問題ない もっと数多く(そうでなきゃ困るが)売れるようになったらどうする 仕入・在庫管理・受注発送・渉外、古書部門の日常業務だけで一日忙殺だ 休暇とか就労時間とか最低賃金とかいう言葉は遠い世界のもの そんな諸条件を云々するのは雇われて働く人たち それも正しい選択 こちらはそれをしなかった その手の「諸条件」が人生の肝要な部分だとは思えてないんだろう 「ねこや食堂」恵庭空知さんの「ねこや食堂開業日記」(途中で更新が止まっているのが、いかにも自営業者的)を読みながらそんなこと思った 自分にしかなしえない形に事業なり会社なりを作り上げていくそのことこそがこの手の人たち(含む自分)の「人生の肝要」なんだろう 誰にも止められない(自分で止めたいと思ってもね…、笑&プチ怖)
20080926 浦河・静内行き
10:17 支笏湖畔 運転中の写真撮影は危険ですから止めましょう
11:01 苫小牧市内
12:47 新ひだか町(旧 静内町)・ねこや食堂さん内にて
16:20 新ひだか町(旧 静内町 あるいは 旧 三石町)・浦河町からの帰路 雨天での運転中の写真撮影は危険ですから止めましょう
日高の浦河町へ向かう 午前九時過ぎ札幌発 支笏湖畔・苫小牧経由で高速日高道から国道235 途中、旧静内町の「ねこや食堂」さんに寄り角煮うどんで昼食 恵庭空知さんと久々歓談 Oさんの待つ浦河へ 午後二時前到着 Oさんの亡くなられたご尊父のご蔵書を古書店として引き取るため ありがたい 刀剣関係書籍が充実 四時までOさんご自宅で歓談 Oさんの存在が、浦河町でのタルバガン公演の多くを実現させた お互いの行く末を語り、Oさんの札幌ライブ時は田原が助っ人で参加する約束を 帰路ふたたび「ねこや食堂」 きつねうどん 本の話 持参の田原手製本を見てもらう 早速恵庭空知さんから製本の依頼が! 「シカ星 -アメリカ・インディアンはうたう-」という本、もともとあったケースを失ったため、保護用に専用箱を一つ、と ありがたい 車、本満載でバックミラーでは後ろが見えないまま走る 午後九時前自宅帰着 愛車「白ゴリ号」よく走った ジムニーはいい
* [シカ星 -アメリカ・インディアンはうたう-] メアリー・オースティン ミヤギ ユカリ:アートワーク
20080925 失うことで失われない自分の失ってはいけないもの
* [現代語訳 樋口一葉「闇桜・ゆく雲他」] 井辻朱美・多和田葉子・角田光代・山本昌代 訳
午前 「外伝」巡回:ICC(札幌市デジタル創造プラザ インタークロス・クリエイティブ・センター)入居時(2001年4月から2004年3月)の日記を読んでいるとどうしてもそこにいることで受けた影響の良し悪しについて考えてしまう それがどうであれ、もちろんICCの責任ではなく自分自身の問題なんだけど 自分を失っている時期にあっても誰も自分がないとは感じない、その不思議 自分自身であることを見出したときに自分がない感覚を知る、その不思議 発送作業/午後1 南郵便局(振替払出も) 古書登録/午後2 古書登録継続 「賢者の言葉 多和田葉子 『エクソフォニー 母語の外へ出る旅』」入力 ふーむ山本昌代と多和田葉子は同じ1960年生まれなのか、勝手になるほど感 「たった一つを残して、残りの能力を取り敢えず全部破壊していく」ってすごい/いろんなモノをなくして初めて真の自分が際立ってくる、のか? 詰まらないモノが詰まっている自分は、自分がない、のか?
20080924 利尻山初冠雪 藻岩山は南区
めっきり涼しくなる 利尻山・旭岳・暑寒別岳・羊蹄山等、初冠雪 平地の初雪まであとひと月ほどか/午前 「外伝」巡回 今日は発送なし/午後1 古書登録 手製本「文庫本ハードカバー化」 『注文の多い料理店』 宮沢賢治(新潮文庫 1990)・市販の古布(縞模様)・見返しは某写真集を潰して 前回の初体験・高難易「夫婦箱」に比して容易い 適正価格で売れれば金銭的にもマイナスにならないかも/午後2 手製本の糊の乾きを待って外出(買出し)/南区散策路友の会(略称:南散友 なんさんゆう)の会長さんから携帯メール 今までのやりとりで、南郵便局往復だけじゃねといわれ、藻岩山登山を考えてますと返した、その返信 「藻岩山山頂は南区ではありません これだから初心者は!」とのこと 唖然・呆然 急ぎ地図で確認、藻岩山山頂はやはり南区だった 唖然・呆然ふたたび 移住して半年の「南区」初心者は確かだが、それ以上に地図も確かだろう 返信に悩む
20080923 遊牧の人・虚業の人
午前 FMアップル「田原書店ノマド」出演 この二年半毎週、番組でお相手の福津京子さんに会っていた 心身ともに健康で過不足なく賢い人 彼女の存在にどれほど救われたことか 実は諸般の事情により番組は来週で終了 ノマド=遊牧民ゆえ、また別の場所で別の形で開店するはず そんな話も来週の放送でできれば/午後1 「外伝」巡回・注文品発送作業・南郵便局/午後2 古書登録中、某君よりがっかり(我が身の未熟さを突きつけられる面もある)電話 急ぎ関係者Iさんへ電話、がっがり事実を聞く 何年か前ある人に「あなたのは虚業だ」と決めつけられ、その時は反発したが今は先方が正しかったと思っている 実力以上のことをしでかしその成果に無責任・放縦に乗っかっていたという意味で そのマイナス面がまた露呈した形 やっと実業の端緒につけたと心安らかに仕事に励もうと思っているのに 虚業の事後処理をきちんと果たし、某君とはこれを機に絶交したい
20080922 父と甥っ子が総理大臣
(続き)書くことにする 「死ななきゃ治らない」バカはどこに住んで何をしてどう書いても一生モノ 一方でバカも加齢分バカなりにバカ制御術を習得したのかもとも思う 人様にはどうでもいいことだが(多分当人にとっても) 新旧の大きな違いは、新版は「公開前提」ということ(旧の方も人様に読んで欲しげで実に情けないが) ならやはり人様に毎日アクセスいただけるような面白楽しモノにしなくては 限界を知らない明日の真正バカを目指して/午前 「外伝」更新巡回・古書注文分梱包発送通知作業 大阪のKさんに利尻昆布の件で電話/午後1 南郵便局 古書登録/午後2 外伝080916投稿 利尻島の母親にKさん昆布の件で電話 翌日の「田原書店ノマド」の準備/吉田健一と麻生太郎氏はどっかで会ったりしているのだろうか それぞれ1912年生・1940生 麻生氏のマンガの話には興味はないが、健一氏の著作を読んだか、その人物をどう思うか、は聞いてみたい気がする
20080921 「ハコ」の日?
朝、某所より寄稿依頼メール 原稿料も出る! 受諾の方向で/午前 「新日曜美術館」:「20世紀美術の異端 不思議な箱のコーネル」 「外伝」の更新巡回・古書注文分の梱包+発送通知作業 妻子は街中に外出 映画「パコと魔法の絵本」観る由/午後1 ついつい「はねるのトびら」再放送を お前は「開運! なんでも鑑定団」だろう、と思いながら 札幌南郵便局へ徒歩で 藻岩山観光道路・五輪大橋+小橋・真駒内公園内自転車道・R453横断、で往復 バッタの季節 帰宅後、手製本作り 山崎曜「もっと自由に!手で作る本と箱」を参考に 「夫婦箱」(フウフに非ずメオト也) 中に入れる本「ギャシュリークラムのちびっ子たち」(エドワード・ゴーリー 柴田元幸訳 河出書房新社 2000)が変形サイズ版ということもあり苦労したが/午後2 完成 第一作夫婦箱としては及第点の出来 参考書にない工夫も加えた/京都在住時代の「大丈夫日記」をブログ化してたら、また始めたくなったので、札幌版を(続く)
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