大丈夫日記 札幌・せりせいりしょり(競り整理処理)~・20081116-22
20081122 せりせいりしょり 7、Check or Ticket
午前 外伝巡回 筋トレ/午後 発送・南郵便局・買出し K子嬢手製本、裏打ち(後日制作過程写真掲載)/夜 某君対策処理 JASRAC関係/WR嬢から18日分の「チッキ」記事に関して教示&追懐メール 「広辞苑によれば、チェック(check)の訛で、旅客が旅行に必要な荷物として乗車券を呈示して託送する手荷物、とあり、旧国鉄時代の86年に廃止されたようです」とのこと 彼女の最初のインタビューの仕事(劇作家の山崎哲さん)でも「チッキ」が一つのキーワードになったのだという ちなみに wikipedia では、「チッキとは鉄道による手荷物輸送、またはその手荷物のことである。手荷物の預り証を示す英語の check(チェック・チェッキ)からチッキと呼ぶ。同様の意味をもつ ticket が訛ってチッキと呼ばれた、という説もある。」「鉄道荷物輸送が広く行われていた当時、一般の用語法として必ずしも「手荷物」と「小荷物」を厳格に区別せず、比較的あいまいに「手小荷物ま (続く)
20081121 せりせいりしょり 6、不発弾処理
* [地雷と人間―一人ひとりにできること] 地雷廃絶日本キャンペーン 編
午前 外伝巡回/午後 某君対策処理 JASRAC関係/夜 ロフト補充準備 グラシン紙カバー付け、上達/北海道に帰ってきてからの十年、随分無茶・無理・無謀・無頼・無策をした で現状の無残・無常・無体がある しでかした事の代償は大きい そのツケ(の一部)を今払っている 無用に傷つけた人がいる 義理を欠いてしまった人がいる その人たちに償わなければならない ある人にはお金で ある人には言葉で ある人にはこれからの仕事で 時は戻ってこない 失ってしまった人間関係(死んでしまった人だっているし)も元には戻らない そして自分はもちろんもうこれから若くなっていくことはない 間に合うだろうか 間に合わせるために、今日の午後の対策処理あたりは、不発弾処理の様な気分で事にあたっている ていうか、自分で設置した地雷を自ら処理しているわけだけど こんなことはしてられない だからこそ細心の注意でそのことを乗り越えやり過ごす 死を想う
20081120 せりせいりしょり 5、避雷針のあがる日
1977年刊「遊」「野尻抱影 稲垣足穂 追悼臨時増刊号 われらはいま、宇宙の散歩に出かけたところだ」成約 多謝/雪積り気温下る/午前 妻を車で職場へ送り、南郵便局・GSで給油&灯油 外伝巡回 雪の中、九階建てマンションの避雷針交換工事 仕事部屋の窓の外、横になった長大避雷針がクレーンで吊り上げられる風景/午後 古書補充準備 30分午睡 夕食のカレー作り 五時、車で札幌ロフトへ SS嬢と待合せ 補充と売上票確認を終え、連れ立って「しおりのしおり~本展は本展と栞展」会場へ サッポロファクトリー北側の岩佐ビル 出色の展覧会/SS嬢とは単なる仕事上の顔見知りだったのが、田原の古書店転身後、偶然ネット販売で客と売り手の関係に 以来メールのやりとりが続き、この日久々再会 不思議なご縁 なんとSS嬢はあの「南散友」会長さんの縁者でもある 南区散策事情など語らう/帰宅後、カレー(笑) 「風のガーデン」いよいよ目が離せない
20081119 せりせいりしょり 4、セリ当日
* [亀倉雄策のデザイン] 亀倉雄策 小川正隆・永井一正・田中一光編
久々うまく眠れないままでの目覚め 古書交換会(セリ)当日/午前 九時過ぎ会場着 出品作業と品定め 寝不足で体調万全な感じなく、それを自らの「言い訳」に、気合の入った高値札を入れられず 預り出品物への入札ばかりが気になり(これも言い訳) ガイ物に『亀倉雄策のデザイン』、今日はこれ一冊だなと早くから観念 案の定全敗 出品は自分で組んだ文芸雑誌116冊以外は値がつく ほっとした/午後 売上精算を追え退出 1時自宅帰着 外伝巡回 出る本戻る本売る本処理する本、その混沌を解消すべく小整理 その間ちょこちょこと眠りに落ちる/夜 発送作業/深夜 眠いまま W杯アジア最終予選、対カタールをTV観戦 まったく危なげのない試合 敵地で実力差をみせつける 中村俊輔は本当に素晴らしい選手になった 今ならあのトルシエが監督でも選から外すことはないだろう W杯出場が決まれば、本戦は、湯浅健二さんのいう「中村・遠藤・中村」三角形かと
20081118 せりせいりしょり 3、あるいはチッキ
午前 K子嬢からメール(午前三時送信って…) 26日来札とのこと 手製本夫婦箱締切近し 外伝巡回 筋トレ/午後 一時札幌ロフト 紀伊国屋書店店長さんと「古書の街」参加者で初会合 田原いきなり遅刻 陳謝 売行好調、補充怠りなくとの事 終了後一條さんより教わった紙の店へ よく車で前を通ったあの店だった 手製本布裏打ち用の紙・古書包装用のグラシン紙・書籍『はじめての和装本』府川次男(文化出版局 2003)・端紙格安葉書ゲット/夜 夕食後、ホーマック西岡店 競り出し品につける荷札(何個口何番目明示目的)購入 昔、在利尻時代、親達が荷物を島外に送るような際、よく「チッキを出す」と言っていたのを思い出す チケット=ticket の訛りだろう 年輩の店員さんに「チッキはどこ?」と訊くと「ああ荷札ですね」の返事 いまどき誰もチッキなんて言わないよな 通じたけど/深夜 某君よりメール 処理案件 身辺整理の案件でもある 色々考えて寝付き悪く
20081117 せりせいりしょり 2
* [図説 主夫の「なんちゃって」料理術] 藤岡良・水野あきら
昨日の仕事尽し続き そういえば平日は夕食作り担当なので、何分の一かは職業「主夫」かもしれない/午前 外伝巡回 発送作業/午後 20日競りの準備 一昨日のT様預かり分297冊を三山にわけ、さらにそれを手頃な冊数にわけ、その一塊を荷造り用のポリプロピレン紐で結束 一山ごとに出品封筒を用意し、その表に明細と出品記号(これでどこの書店の出品かを判断する)と通し番号を記入 競り当日にはこの封筒の中に買い手の札が入れられる 夏にH氏からいただいた文芸雑誌116冊も自分自身の出品として用意 四山(文芸書群二つ・啄木全集と日本詩人全集バラ他文庫・文芸雑誌群)・二十数本縛り終えると外は暗くなりかけている さて「主夫」の時間だ(笑)/当面、古書在庫は自宅内に置いておくことになるので、物理的・機能的に整理しつつ、選択・選別を重ね内容的にも整理していかねばならない と書いて、結局自分自身を「整理していく」のと同じだと気付く
20081116 せりせいりしょり(競り整理処理)
前日十五日午後 「札幌ロフト古書の街」補充作業後豊平区T様宅 19日の交換会(セリ)用に出品分を預かるため 一部をその場で買取 三時半開始六時半まで 預り分は文芸書297冊 買手がついて欲しい/十六日 終日「古書の街」で店番 西武優勝セールは前々日終了/様々な土地に住み、職業・仕事・労働も様々やった 小学生で家の昆布干しの手伝い・中学時代は父親に連れられカレイ網漁もイカ釣り漁もした チリ紙交換・皿洗い・本屋の店員・新聞配達・荷分け作業のバイト 大卒での就職先は眼鏡店(かつて新宿アルタ内にあった)で、検眼までしたこともある その後「プー」生活を経て関西へ 今度は文学部出身の電子機器技術者に 39歳でJターンし個人事業主から会社取締役、電子本制作者やら音楽プロデューサから古本屋のオヤヂへ そしてロフトの店頭に立つ まだ転身がありそな気もする 結局唯一継続できたのは、日記を書くこと、だけだったしりて…
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