大丈夫日記 札幌・この栗はいつか見た栗~別な「聲」があった!・20100919-0913
20100919 この栗はいつか見た栗
* 栗コーダーカルテット 『遠くの友達』
午前 「日曜美術館」円空再放送 発送作業 外伝/午後 M19書庫 手製本作業『木下順二戯曲選』Ⅲ完成 四時、S・I氏方目指し札幌ウォーク 北1西19から札幌駅北口、直線距離で2キロ、西北西に進路を取る 二浪生時代、今から32年前、北6西9に住んでいて、久々その辺りも歩く 北5西8 I家邸宅北西詰道路脇に栗の木 これは1978年当時もあった 今や相当の老木に違いない 目前のJR線路は高架化なり踏切も無く、景色はそれなり変わった 一年間暮らしたアパートも早くに改装されて跡形なし 清華亭前の銭湯通いに歩いた道を過ぎ、北8条通に出てS・I氏方 用を足し談話も早々に解散 地下鉄札幌駅-真駒内駅/夜 相馬黒光 『黙移』 読了 夫・愛蔵についてほとんど触れられていないのが、逆にその存在の大きさ・かけがえの無さを物語るかのよう 神田小川町「流逸荘」から「新宿中村屋」、札幌を歩きながら、大正モダニズム期の東京に思いをはせる一日だった
20100918 商人の商法

午前 データ作業 外伝 発送作業 真駒内公園徒歩・南郵便局・地下鉄真駒内駅-西18丁目駅/午後 昼食は中庭うどん店 店内に近年札幌に越されたINさんによく似た方 もしご本人(近辺にお住まいとの噂もある)なら、世界を旅する氏が札幌で讃岐うどんをすするの図、素敵だ M19書庫 横長60cm書棚設置 壁の隙間にぴたちはまる 東面の壁がすべて本で埋まり、壮観、と一人悦に入る 手製本作業 岩波文庫 『木下順二戯曲選』Ⅱ完成・Ⅲ途中 地下鉄/夜 川沿某店経由で帰宅 相馬黒光 『黙移』読書 新宿中村屋創始者にして、文化的パトロンであった黒光 副題は「明治・大正文学史回想」、なるほど国木田独歩・島崎藤村・北村透谷、極々身近におられたわけだ 相馬夫妻がなぜ「士族の商法」化せず成功したのか 夫婦相思相愛、共に聡明誠実勤勉にして志高くプライド低く、の「商人の商法」だからうまく行ったものか 見習うべし 三方得ってそう簡単じゃない
20100917 変転する楽天か

午前 データ・発送作業 南郵便局・ホーマック西岡店・M19書庫/午後 登録作業 夕食準備/夜 外伝 組合会計/菅改造内閣発足 菅・小沢ともに学習能力が高いのかと思う それぞれ左派市民運動家・自民党の実力者であり続けても問題なかったわけだから しかし初期状態の中で生き続けることを二人とも選ばなかった ていうか、学習能力が高い人間は、どこで何をしていても、なにごとかを学ばずにはいられない 学ぶ人間は変転し続ける 当然一部からオポチュニスト(日和見主義者)呼ばわりされることにもなる それはしかし、初期状態の中でしか生きられない人間の、負け惜しみやっかみ言いがかりだろう お二方の学習能力に期待したい 小沢氏が留まっても出て行っても状況は変わる その変化に菅氏も対応するだろう てなこと言う自分はオポチュニストならぬオプティミストか そういえば昔大阪心斎橋アメリカ村三角公園近くに楽天食堂ってあった 変転する楽天か
20100916 「流逸荘と仲省吾」

午前 データ作業 外伝 筋トレ/午後 横須賀雪枝さん論文「流逸荘と仲省吾 大正時代の初期画廊をめぐって」、ご本人からの封書で到着 早速一読 C.W.ニコル「バーナード・リーチの日時計」に心動かされた人は、こちらの論文も読むべき その作品の印象がさらに奥行きの深いものになるに違いない ニコル氏の人を見る目の確かさと、表現する言葉の精妙さにも改めて気付く 「日時計」執筆当時のニコル氏は、仲氏の経歴を、当然今の横須賀さんより知らなかったはず にも関わらず、横須賀論文を読んでなお、仲省吾という人間の全人格的なあり方は「日時計」に余すところなく書かれていたと感じる それは取りも直さず、自分に他者に時代に環境に、誠実に真摯に生きた仲氏の人格が、年老いてなおあるいは年老いてこそ、ブレることのないものだった証左なんだろうけど 「日時計」はその後、『誇り高き日本人でいたい』という本に再録されたらしい その題名を聞く限り、しかるべき場所に収まった感 関東大震災と第二次大戦という避けがたい災厄に翻弄されつつ、自分を見失うことなくご自身を生き切ったのだろうから というようなことも、すべて、横須賀論文を読んで、敬愛すべき仲氏の人となりをより深く知った今、だからこそ言えるわけで 横須賀さんに感謝、その仕事に拍手(パチパチ from 北海道) 「テンポラリースペース」中森敏夫氏より同報メール、谷口顕一郎展「凹みスタデイ♯19」のお知らせ 行かねば/夜 発送作業 南郵便局 登録作業
20100915 感性は確実に年々

午前 札幌古書籍商組合月例交換会(セリ市)@北海道神宮頓宮 担当の会計事務でバタバタするものの、自分の入札結果は満足行くものに 芹沢銈介カレンダー1982年と1984年・藤城清治影絵画集・椛島勝一画集
・佐伯俊男『淫剣花』
等々/午後 M19書庫・帰宅 データ・登録・発送作業 夕食準備/近頃は、音楽もめっきり聴かなくなった 昔は、無音(の中にいるの)が怖いかのよう、だったのに 感性は確実に年々衰える 刺激に対しても鈍感になる その結果、感性だけを頼りにモノに接していた頃より、じっくりとモノの本質に触れることができるようになる ぼーっとしたオヂサンが実際ぼーっとしてても、世界は勝手に美しいものでいてくれる よって退屈することもない 覚醒のための刺激は必要ない こんないいことはない たまに聴く音楽は恐ろしいほど美しい 無残な無音が覆っていると思い込んでいた世界は、実は美しい音楽に満ちている 感性は確実に年々磨かれる 世界はさらに美しいモノになる
20100914 かておざわかなわんかかんわなかわざおてか

午前 データ作業 外伝 古書組合交換会準備 会計担当につき/午後 登録・発送作業 南郵便局 M19書庫 セリ出品分準備/民主党代表選菅氏大差で再選 「リーダーシップ」ってなんなんだ 日本語化されないまま使われるのが気持ち悪い 日本語なら「指導力」が一番近いのかな、そうか「統率力」「影響力」もそうか その強いのを求める、って人は、強権発動されてそれに従って動いていきたいんだろうか もっぱらその手の人達を吸い寄せる「リーダーシップ」だとしたら、それはちょっと困るよな 「リーダーシップ」発揮しないまま、物事をまとめ、うまく回していくリーダーが理想なんではないか 「リーダーシップ」を存分に発揮してもらうには、独裁者になってもらうのが一番なわけだから そもそも選挙って独裁者を生まないための仕組みだよね 投票機会があれば、欠かさず投票しよう 「リーダーシップ」の必要ない、ヘタレだけどちゃんと働くリーダーを、自分で作っていければ
かておざわかなわんかかんわなかわざおてか
勝て小沢! かなわんか菅! 罠か?技? お手か…。
20100913 別な「聲」があった!

午前 データ作業 外伝 「YUZURIHA ゆずりは」雪枝さんよりメール、「『声』はカトリックの月間誌で「声社」というところが出しています」とのこと やっぱり、別な「聲」があった! 急ぎお礼メール返信/午後 登録作業 夕食準備 発送作業/夜 南郵便局 M19書庫 YUZURIHA雪枝さんよりメール、ご自身が編集者として関わっていた時代の「民藝」の話など 多謝 当時、リーチの日時計はまだ清瀬にあったそう 今はどうなのだろう 次は、リーチ日時計探索清瀬ツアー?/日高敏隆 『帰ってきたファーブル』読書、面白い 分子生物学者渡辺格本
の次に、行動生物学者日高敏隆本を読む、節操の無さ のみならず・さらには、両方面白が(れ)る、節操の無さ 特に日高本の面白さは圧倒的 濫読できる幸福 地球上の生物全て、DNA情報プログラムベースで生きているのは間違いないが、その働き方働かせ方は、種によって多種多様千差万別 いいも悪いも、進んでいるもいないも、ない、らしい 素晴しい
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