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大丈夫日記 札幌・Brut=うぶ~自分は何も考えていないということを考える・20101024-1018

20101024 Brut=うぶ
  
   『ミンガリング・マイクの妄想レコードの世界 アウトサイダーソウルアート』 ドリ・ハダー 鈴木望(ノアルイズ・マーロンタイツ)訳 ブルース・インターアクションズ


午前 外伝 NHK「日曜美術館」「夢のブリューゲル 傑作10選」 ブ氏は織田信長と同時代人 近世の幕開けを告げるか 真駒内P徒歩・地下鉄真駒内-西18丁目・M19書庫/午後 手製本作業 三時、近所の北翔大学北方圏学術情報センター[ポルト]へ 「北海道アウトサイダー・アート・フォーラム2010」作品展示を見に KT氏に遭遇 どの作品も素晴しく衝撃的 フランス語「Art Brut」がなぜ英語「outsider art」と訳されたのかは、よくわからない 「Brut=うぶ」と考えれば、「Art Brut」の方が正確な気がする 普通の芸術は、「インサイダー・アート」なのか 「インサイダー」と言えば「取引」と来るでしょう、なら「アウトサイダー・アート」とは「取引することのない(芸術家による)芸術」ということか 四時、書庫に戻り作業続行 文庫本HC化も、四五冊なら趣味の手作りの領域だが、千冊並べば 「Art Brut」的になるな、てなこと考えながら 一月個展出品予定の [verandscape]折帖本もね



20101023 阿檀暢気
  
   『アダンの画帖 田中一村伝』 南日本新聞社


午前 データ作業 外伝 真駒内P徒歩・地下鉄真駒内-大通・大丸藤井Cで和紙購入 手製本カバー・見返し用計三枚 種類名称を記録せねばと思いながらつい忘れる/午後 西18丁目駅・M19書庫 手製本作業 文庫本HC化四冊手掛け、和紙表紙の二冊完成/夜 帰路、大通駅で、事故でダイヤ乱れの南北線に乗車、今度は故障で全線不通とのこと ヲイヲイ 徒歩帰宅を決意し外へ出たら電車通りの南一条通り、急遽「アダノンキ」でビールを一杯飲んで開通を待つことに(途中KCさんにばったり、この方とは大通駅近辺でよく会う) 「古本とビール アダノンキ」 オーナー石山さんから依頼事、こちらも来年一月のBB田原書店個展@ソクラテスのカフェでのギャラリートーク(1月23日・日曜日夜予定)への出演依頼 快諾いただく ビール一本でほろ酔い、開通なった地下鉄で大通-真駒内 P徒歩 真央ち低調・佳菜ち3位デビュー 中日ドラゴンズ日本S出場決定 落合クール



20101022 物心ついて40年
  
   中和田ミナミ 『EXPO’70』 ダイヤモンド社


午前 データ作業 外伝 発送作業 真駒内公園徒歩・南〒/午後 登録作業/夜 家族から誕生日祝い WR氏M 感謝 山鼻某所・M19書庫・銀花創刊号/前夜より「季刊 銀花」読書開始 月初の特選市で、創刊号から休刊(終刊)161号までの揃いを入手 通読は良い勉強になるかと その発刊期間は1970年から2010年までの40年 1970年は大阪万博開催年、万博世代の田原は12歳在利尻小六 2010年「21世紀中年」田原は52歳在札幌零細企業経営者 「「季刊 銀花」通読・詳解に基づく自叙伝記述の試み」なんてのもありだなと、南〒帰路の真駒内公園(こちらも公園としてアラフォー)徒歩で思いつく 一種浮世離れした雑誌の上に、時代を読む作業を続けるというのも、面白いかもしれない 近年は、誕生日を迎えるたびもう、そんな遠い話ではない自分の死を前提にして、何を残して消え去るか今一度考えることになる この一年できちっと形にして残(す態勢に)したい



20101021 「うつろな愛」の時代
  
   * カーリー・サイモン 『ノー・シークレッツ』


午前 データ作業 外伝 登録作業 筋トレ/午後 登録・発送作業/夜 南〒・M19書庫・季刊銀花/夕刻、帰宅した長女に、やはり受験生としての緊張感がなさすぎるように見えたので、ちょっと真面目に一言 その後こちらは、翌22日52歳の誕生日ということもあって、高校受験を控えていた頃の自分自身をいろいろ振り返り・思い返すこととなった 実は今の長女より、自分のほうがよっぽどノンキだったかもしれない 父親は戦前の初等教育をうけてすぐ漁師の家の長男として家業を継ぎ受験のなんたるかを想像もできてなかったのだろう、長男の高校受験に直接的にはなんの忠告・助言もしないで終わった 母はただ自分が母親であることのアリバイづくり(全世界の母親に共通する傾向なので我が家が特別ということもないが)をするかのように「勉強しなさい」と繰り返していた そのころから家の中にあっては本と音楽を求める自分があった 外にあっては山と海と生き物たちに驚異を感じて 文化的辺境の離島・僻地にあって、さらに今ほど情報ツールが多様・高度ではなかった時代、島外の文化的なるものに対する憧れは強烈で、機会があれば島を出たいと強く願っていた たまたまある程度はリテラシーが高かったので、いい加減な勉強量でも、島の高校よりは学力レベルの高い札幌の高校へ出てこれるようになったわけだけど/受験生当時、AMラジオ文化放送の深夜放送リスナーになっていた 特に平日夜十二時半からの音楽トップテンチャートコーナーを聴きたいがために、帰宅後早めに寝て深夜起き出すという生活を始めた  親には、TVの音とかがうるさいので夜中みんな寝てから起きて勉強すると、嘘の口実を作って言って 「うつろな愛」の時代 それが何日か続いた後、そのとき一度だけ、父親に言われたものだった 人間の体にはやはり生活するうえでのリズムがあってそれに従わないのはどうしても、いかに若くて元気だとはいえ、体によくないというような内容 父には、小学生のころは結構叩かれもした(こちらは愚図だったし、父も父親であることと一家の大黒柱であることにまだ慣れてなくて、ときどき感情を爆発させてしまったのだろう)が、勉強のことに関してはほとんど何も言わなかった まして受験についてなど、自分が経験していない以上「なんだかわかんない」が正直な思いであり、それをちょっとした言い訳にして子供の教育に関しては、母親にすべてまかせていたということもあるだろう 自分の仕事も厳しかったろう こちらは、父のその、受験生にしてみれば、風変わりな助言を素直に受け入れ、それ以降生活サイクルをもとに戻したと記憶している 不思議なものでそんなたわいないといえばたわいない助言をいまだに覚えている それも自分が受験生の親として、長女に一言言っておいたほうがよいと思った理由の一つだと思う 伝えるべきと思うときにちゃんと伝えておけば、それは伝える側にとっても受け取る側にとっても、一生モノの伝えるべきことになるかもしれないのだ もう何も言わない 繰り返すたび、印象は薄れていく そして本人を生きるのは、結局その本人だけだから/フォークの人たちに憧れてギターを手にし、いまだ触れぬ女体と性行為を妄想し、深夜同級生と冬道を徘徊し、入手できる本は限られているのでその本を何度も熟読し、ただ都会に出ることだけに憧れている、自分はそんな程度の田舎の厨房だった 十五歳で実家を離れ早三十七年ほど 変わったのか変わってないのか 自分のもって生れたリテラシーを頼りにやってきたのは間違いない その限界に突き当たったのが四十代で、その現実を読み解いて五十代に入った感もある 経験を積み成熟もしたが、本質的にはコアの部分では中学時代の自分と何も変わっていない気もする それが良いのか悪いのかわからないし、考えてもしょうがないし、どっちでもよい 長女は、一言言われた時点では涙を浮かべていたのだけれど(これも遺伝か、自分も泣虫だった)、その後はなんだか拍子抜けするくらいあっけらかんとしている(これもノンキの遺伝か) なにも耳に入っていなかったらバカだが、それほど酷くもないだろう 彼女の本質・コアにあるものは、もう親にはわからない 彼女はそれを展開してこれから自分で生きて行くしかない 親はそれを見守るしかないし、よっぽどのときに一言言う以外にない 早くそんな必要もなくなればいいとも思うが、どうなんだろう 十五歳で親元を離れ旅立って行った息子を、両親はどんな思いで見ていたのか そのままノンキ者で五十二歳に至るとはね(ヲイヲイ&トホホ、略してヲイトホ)



20101020 今は漕ぎ出でな
  
   * 川村ゆうこ 『こんなに空が青くては』 フォーライフミュージックエンタテインメント


午前 データ作業 外伝 登録作業 川村ゆうこ@フォーライフ/午後 登録・発送作業/夜 南〒・M19書庫/平坦平凡平穏な一日のはずが、長女の試験成績が落ちたことが判明 ぎくしゃく 明確な目標・志望と、それに向かう機会も能力も環境もありながら、努力しないのが悪い ここは一つ親として適切な助言をすべきか 最終的には本人の自覚にまかすしかないが もうすぐ親離れ子離れの時期だし 目標を立てるだけでそこまで辿り着けるならほとんど全員成功する そんなことはありえないがみんなそんな気になりがち イチローを目指しイチロー以上に素振りをしてもプチイチローになれるかどうか ただその大方無駄な努力の過程で学んだものはその人のものになるのは間違いない まったくの無駄ではない 実はそれこそが勉強をするということ 自分にあった努力の仕方を見つけられれば、それは一生の宝 それを手にした人間はその人自身を生きる 学校の成績に関係なく



20101019 あなたはわたしの素敵な反面教師
  
   * 清水直 『反面教師 人のフリ見て我がフリ直せ』 文化出版局


午前 データ作業 古書組合会計業務・坂下銀行・電話応対 外伝/午後 登録作業 夕食準備/夜 発送作業・南〒・M19書庫/「○○業界の人」になるのを極力避けて50年近く生きてきたが、一昨年縁あって古書籍商組合員とあいなった 間違いなく「業界の人」 とはいえ、れっきとした全国規模の業界団体ながら、割と緩い繋がりなので、気は楽 一口で古書籍商と言っても、ネット通販が主流の今、形態は多様、老舗・新興に黒字の店・赤字の店、人も色々で、人間観察する機会が多くてそれはそれで面白い 新米で勉強中の身ゆえ対人関係には気を遣うが、それ以上に学ばせてもらうことの方が多いという感じ そして気付くのだが、大抵の人は「反面教師」として優れている まあこれは、古書業界の人々に限らず、どんな社会集団に属していても、の話だけど 自分を律するにあたっての心掛けの一つに、自分は他人にとっての反面教師にならない、という一項目を加えたいところ



20101018 自分は何も考えていないということを考える
  
   * クロード・レヴィ・ストロース 大橋保夫訳 『野生の思考』 みすず書房


午前 データ作業 外伝 古書籍商組合会計業務連絡メール届く 筋トレ/午後 会計業務継続・坂下銀行 登録作業 夕食準備/夜 発送作業・南〒・M19書庫/思考停止する能力というものがあってもよい 考える能力・実力が足りなくて思考停止に陥るのではなくて、考えなくてもいいことを考えなくてもいいと判断し考えないようにできる能力 その能力がなければどんな些事にあたっても必要以上に過敏になるしかなく、当然その能力がある人間が重大事に鈍感でいられるはずもない まずはすでに今現在自分は思考停止に陥っていると仮定・認識することか なにかの暗黙の了解や規定の規則に従わず思考・行動することは稀なわけで、その思考・行動が繰り返されれば当然どこかで考えない=思考停止のまま動くことになる 自分は何も考えていないということを考える と何を考えるべきかも見えてくる と思考停止して対処してしかるべきものの姿も見えてくる 無意識の思考停止が一番危険ということか


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