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大丈夫日記 札幌・地球を守る折り図集・20110425-0501

2011年4月25日(月) 札幌
夕刻、豆本「豆つぶ」本文レイアウト。手持ちの蘭繁之氏の豆本(のサイズ)も参考に。今は、「ワード」で本文を作るしかなくて、ちょっと不便な気もするが、まあ仕方ない。結局、一ページあたり、葉書半分大に。蘭さんの豆本より、一回り大きい。なんという名前のサイズなのか・名前などないのか。二ページ分を、ワードでレイアウトして、それを印刷。すべて半分に切って後、製本する。菅・小沢の「回文」ツイートまでを第一冊目とし、それまでの分をコピペ。なんか週末には一冊できて、そのまま「ブックスボックス 田原書店 展」@くすみ書房に展示、ということになるかも。▼受注。『地球を守る グリーンピース・ジャパン たたかいの記録』桐生広人編著(山と渓谷社)・『一週間』井上ひさし(新潮社)・『「花鳥画の煌き 東洋の精華」展 図録』(名古屋ボストン美術館)・『世界短篇文学全集 1 イギリス文学 19・20世紀』中野好夫編(集英社)。▼ツイート、「【あくまで回文です】 菅VS小沢 「かんしじにんにじしんか=菅氏辞任に自信か」 「かいましおざわしのしわざおしまいか=買い増し小沢氏の仕業お仕舞か」 田原書店外伝の回文ページ http://booxbox.cocolog-nifty.com/tahara/cat20249742/」▼も一つ、「スーちゃんの生前の録音、震災被災者へのお見舞いの言葉。菩薩の声だ。一方で、対照的に、おのれの我欲を棚にあげ、他人の我欲をあげつらう人間の、耳障りな声。美しく善き人は、早く逝き、そうでない人間が、居残り居座る。合掌。」。▼作業。午前、データ・筋トレ。午後、「日記癖」・夕食準備(麻婆豆腐)。夜、発送・M19書庫。PCのデフラグ。ついつい、デフラグ作業の経過表示画面に見入ってしまうのは、自分だけなのだろうか?



2011年4月26日(火) 札幌
西沢立衛氏の名前を初めて知る。▼すっかり「日常」になって大きく報道されることはないけど、汚染水は海に放出され続けているんだよね。人それぞれ、その人なりの「日常」があって、さらにそれぞれ自分の「日常」こそが、どっかで薄っすらと、正式な「日常」だと思って生きている。だからあるとき、その「日常」が、他人にとっては「非日常」であったり、突発事に自分の「日常」が脅かされると、びっくりしてしまう。▼東京電力の人たちの「日常」、政府首脳の「日常」、一般人の「日常」、あまりに違い過ぎる。もっと露骨な「非日常」、はっきりとした被害者の死、を見ないと、次に進めない気配。全く困ったことだ。▼受注。『嵐が丘 上下2巻揃』エミリ・ブロンテ 阿部知二訳(岩波文庫)・『季刊 民族学 37 聖山アトスの復活祭/アジアの市場 フルーツバスケットの島 他』国立民族学博物館 監修(財団法人 千里文化財団)。▼ツイート、「こちら札幌。備忘録。いつも渡る五輪大橋、欄干の野外彫刻、作者は、西詰が山内壮夫、東詰が本郷新。五輪小橋は、西が本田明二、東が佐藤忠良。大橋小橋間 の五輪通りから、南側に、五輪記念モニュメント・本郷新「雪華の像」。北に、田上義也設計「豊平川サケ科学館」。札幌冬季五輪は1972年開催。」▼も一つ、「小学生になって初めて読んだ本は、宮沢賢治「どんぐりと山猫」。最近は政局系政治家さんたちが、その童話の中のどんぐりさんに見えて仕方がない。みんな自 分が一番、人より頭が良くて偉くて多能で正しくてかっこいい、って思ってるんじゃないか。こんな時に。まだどんぐりさんの方が聞き分けいいよね。」。▼作業、午前、データ・筋トレ。午後、銀行。支出に収入が全然追いつかない。


2011年4月27日(水) 札幌
ドナルド・キーン氏は、本当に日本に帰化し、日本で暮らすらしい。京都で、『百代の過客 日記にみる日本人』を読まなければ、こんなことをしてなかった、かも。「癖」はなかなか矯正できない、とすでにどこかに書いた記憶もある。やはり矯正できそうにないね。▼受注。『和楽 2007年9月号 特集 狩野派再発見!』(小学館)・『「はかなさ」と日本人 「無常」の日本精神史』竹内整一(平凡社新書)・『スイングジャーナル 1969年12月号』『スイングジャーナル 1970年6月号』『スイングジャーナル 1970年7月号』『スイングジャーナル 1970年9月号』(スイング・ジャーナル社)・『絵画を読む イコノロジー入門 NHKブックス』若桑みどり(日本放送出版協会)・『ジャン・アンリ・ファーブルのきのこ 221点の水彩画と解説』日本語版監修者 本郷次雄(同朋舎出版)・『墨 119号 特集 「調和体」大研究 / 特別企画 和紙の楽しみ』(芸術新聞社)・『責任の意味と制度 負担から応答へ』瀧川裕英(勁草書房)。▼ツイート、「こちら札幌。タイヤ交換(冬→夏)の時期。まだ換えてない。駐車場の人様の車を見ても、冬夏半々。ゴールデンウィーク中にもう一降りあるような気もする。ので、例年通り、連休明けにやります。」▼も一つ、「20世紀、人は、戦争は止しとこう、と学んだ。21世紀、人それぞれ人権がある、と学びつつある。原発は結局てこに合わない、とも。何かを学びとるまで に、人は、随分な犠牲を必要とする。今後、犠牲者を出さない・犠牲を無駄にしないためには、どうすればいいのか。まず、加害者にはなるまいと誓う。」▼作業。午前、久々ホームページのメンテナンス。午後、銀行、組合事業部会計として、各所に振込。


2011年4月28日(木) 札幌
ツイッター上で、くすみ書房さんでの「ブックスボックス 田原書店 展」に関しての呟き発見。札幌の出版社「柏艪舎」さんのつぶやきと現場写真を、なんと豊崎社長こと豊崎由美さんがリツイート下さったものを、田原がフォローしている千野帽子さんがさらにリツイートしたものを発見。こうやって繋がっていくのか、と実感。▼豊崎社長さんといえば、当代随一の書評家ということになろうか。「ブックスボックス 香聡庵」実営業時代のある日、相棒のM女史が、社長来札&「ソクラテスのカフェ」(byくすみ書房)でトークイベントということで、いそいそ出掛けていったことを思い出した。▼受注。『必読書150』柄谷行人・岡崎乾二郎・島田雅彦・渡部直己・浅田彰・奥泉光 他(太田出版)・『応為担担録 河出文庫 BUNGEI Collection』山本昌代(河出文庫)・『北海道文学史 大正・昭和篇』木原直彦(北海道新聞社)・『愛書異聞』西岡武良(沖積舎)・『ku:nel クウネル 2005年5月号 vol.13 風にのって。』(マガジンハウス)。▼ツイート、「うわあ、ありがとうございます! 全国の皆さん、ぜひ! RT @toyozakishatyou 札幌の方、ぜひ! RT @hakurosya くすみ書房さんで「田原書店の手製本と古書展」やってます。文庫本をハードカバーに!すごく可愛いです。 http://t.co/wmvVE5a」▼も一つ、「ありがとうございます。全部一人で手製です。手を動かしながら考え事していることが多いかも。最初は山崎曜著『手で作る本』が教科書で、今は自分のスタイルを模索中です。RT @hakurosya @booxbox すごく素敵でした。全部お手製なんですよね? 文庫本をハードカバーにしちゃう」▼作業、午前、データ。午後、発送・南〒・月末の引落対策。金欠。


2011年4月29日(金) 札幌
昭和の日。たまたまNHK番組「三代友達~大地の祈り 黒川能の絆~」をみて感動。「山形県の米どころ庄内平野、月山の麓に'奇跡のムラ'と呼ばれる集落がある。室町時代から続く神事「黒川能」で知られる、黒川である。1600haを超える田圃には耕作放棄地がほとんど見られない。他の農村で見られる生活保護世帯もない。娘だけの家は今も婿を迎え、一度村を出た人のUターンも毎年のようにある。三世代同居率は日本一を誇る。その黒川に、世代を越えて人々が支え合う“三代友達”という独特の言葉がある。三世代の絆が家族だけでなく、地域全体にも張り巡らされ、その結びつきが黒川能を受け継ぎ、ムラの暮らしさえも守ってきた。番組では、ムラ最大の神事「王祇祭」で黒川能が行われる2月までを1年間追い、“無縁社会”が叫ばれる現在も絆を維持する、東北の農村・黒川の底力と知恵を見つめる。」▼受注。『幻覚芸術 LSD サイケデリック ラブ・イン』蟻二郎(晶文社)。▼ツイート、「NHK番組「三代友達~大地の祈り 黒川能の絆~」、よかった。 http://www.nhk.or.jp/yamagata/program2/005/index.html 「室町時代から続く神事「黒川能」」「耕作放棄地ほとんどなし」「三世代同居率は日本一」。日本社会の多様性たるや!」▼も一つ、「いい布に出会うとドキリとします。「民芸(運動)」が古書集書テーマの一つなので、古布を手に勉強がてらの手作りです。また見て下さいね!RT @hakurosya @booxbox 布えらびとかすごく楽しそうですね~♪ 時間がなくてゆっくり見られなかったので、また改めて楽しんできます。」。▼作業、朝、M19書庫。午後、データ・発送・南〒。『ジャン・アンリ・ファーブルのきのこ』、でかい。苦労して梱包。


2011年4月30日(土) 札幌
午前、妻に真駒内駅まで車で送ってもらう。長女も同行。Mチカ・大丸藤井セントラル。それぞれ買物を終え、田原は単身、地下鉄大谷地駅へ。「ブックスボックス 田原書店 展」@くすみ書房。売上3。ほっとする。新琴似のK氏ご来場下さったらしい。地下鉄西十八丁目駅・うどん「おか田」。屋外席(ビルの谷間の小スペース)、今日から開放。春が来た感。手製本「豆つぶ」完成。本当に豆(今作は落花生殻ごと)をつけてしまった。今後も、表紙に各種豆をつけて、たくさん作らねばなるまい。▼受注。『瞿子冶画竹冊 コロタイプ精印』廣瀬保吉(清雅堂)・『趙次閑画石冊 コロタイプ精印』廣瀬保吉(清雅堂)・『北海道の山々 マウンテンガイドブックシリーズ 39』札幌山岳クラブ(朋文堂)・『橋と日本人』上田篤(岩波新書)・『明治メディア考』加藤秀俊・前田愛(中公文庫)・『金の輪 名著複刻 日本児童文学館 第二集 11』小川未明(ほるぷ)・『日本の美術 185 行道面と獅子頭 1981年10月号』田辺三郎助編(至文堂)。▼ツイート、「こちら札幌。快晴。藻岩山登山、連休を避け5月11日にしよう。スキー場コースを、自宅玄関から歩きで。藻岩山海抜531m、高尾山599m、。札幌駅の 位置に新宿駅を置けば、三軒茶屋辺りに位置。北東斜面の原始林は天然記念物。札幌の人口190万。こんな自然に恵まれた大都市、そうないよねえ。」▼も一つ、「試作品「豆つぶ」。「豆」は豆本の豆、「つぶ」はつぶやき=twitterのつぶ。手製本作りを初めて数年、初めて豆本を作りました。twitterを初 めて一ヵ月、自分のつぶやきをまとめて一冊にしました。北海道節分の豆の残り、落花生装着(マヂかよ W)。くすみ書房さんで、明日夜から展示。」。


2011年5月1日(日) 札幌
NHK「日曜美術館」特集「平面と立体の境を飛び越えて ~福田繁雄 「見ること」への情熱~」ゲスト 日比野克彦氏・梅佳代氏(写真家)。梅佳代ちゃんのキャラが立ちすぎて、落ち着いて見れなかった(笑)。天然なのか、計算ずくなのか。福田さんの仕事は「端正」。イメージを形にする際の処理の仕方が。▼ツイッターで紹介されていた「YouTube」上の「National Geographic Witness Disaster in Japan」画像(全編45分の三分割)を見る。これにさらに原発事故が重なったわけで、やはり暗澹たる気持ちになる。▼午後、車でM19書庫。「豆つぶ」展示のため、大谷地・くすみ書房へ。なんと偶然、会場にお出で下さった、H先生とばったり。手製本を三冊お買上いただく。有難い。喫茶店で歓談。▼受注。『責任という虚構』小坂井敏晶(東京大学出版会)・『現代の美術 art now 第10巻 記号とイメージ』編著 針生一郎(講談社)・『世界の果てでダンス ル・グウィン評論集』アーシュラ・K.・ル=グウィン 篠目清美訳(白水社)・『地中海の煌めき モザイクガラス 図録』(古代オリエント博物館)・『別冊太陽 小池邦夫 絵手紙は人生の応援歌 日本のこころ110』(平凡社)・『ヨーロッパ封建都市 中世自由都市の成立と発展』鯖田豊之(講談社学術文庫)・『折り図集 VOL.1 季刊 をる 別冊』(双樹舎)。▼ツイート、「五月蝿い!」▼も一つ、「阪神淡路大震災の時(吹田市民でした)は、地下鉄サリン事件が起きて以降、関東の人たちの関心はそっちへ行って、以後関西に帰って来なくなった感じがあっ た。不幸なことだった。今ほどのネット環境(ハードソフトとも)もなかったし。目・耳を離さず、普通に生活したい。非被災地の、一般市民の義務。」。


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